転職活動が新型コロナの影響で変化!コロナが転職市場に与えている影響と今やっておくべき5つの転職準備とは

新型コロナウイルスの流行によって、自粛要請や休校などさまざまなところで影響が出ています。

中には、内定の取り消しや突然の解雇などで失業する方も多く、今失業をしていなくても長引く自粛要請で、先行きが不安だという方も多いのではないでしょうか。

転職したくても経済市場の悪化で、採用活動を縮小している企業も出始めているのが現状です。

そこで今回は、新型コロナが転職市場に与えている影響と、今しておくべき5つの転職準備についてご紹介します。

teacher
  • 新型コロナの影響で転職活動が上手くいかない
  • 現在の職場での問題が浮き彫りになり、転職を考え始めた

など、コロナ禍での転職活動に不安を感じている方は、今回の記事で、今やっておくべきポイントをおさえておきましょう。

新型コロナによる転職活動への影響と変化

新型コロナの影響で採用活動にも変化が

新型コロナの感染者数が増え、落ち着かない日々が続いている今、健康面や精神面での影響も気になるところですが、日本や世界の経済にも深刻な影響を与えています。

飲食業やサービス業など、休業を余儀なくされるところや、メーカーや工場などの生産がストップするところが出てくるなど、経済的にひっ迫した状況が続いています。

中には、従業員を解雇したり、最悪の場合、倒産してしまったりするところも。
そういった状況下で、雇用への影響や求人数などにも変化があらわれてきています。

出典:日本経済新聞

厚生労働省が4月28日に発表したデータによると、3月の有効求人倍率が1.39倍で、前月に比べて0.06ポイント減少しているという結果に。

有効求人倍率とは、仕事を探している人1人に対し、企業の求人数が何件あるかを示しています。

つまり、仕事を探している人に対して、求人数が上回っていればいるほど、有効求人倍率は高くなるため、現在では仕事を求めている人に対して求人数が減少しているということが分かります。

これは3月時点でのデータにすぎず、今後、新型コロナの感染が拡大したり、長期化したりすることによって、もっと景気が悪くなることも予想されます。

求人数が減り、働きたくても仕事に就けない求職者が増える可能性があるということなのです。
実際に、新型コロナの影響で、採用活動を縮小したり、雇用を見直す企業も増えています。

中には、転職の内定が決まっていたのに採用を取り消しとなったという方も。

しかし、一方で企業側も対応を決めかねているところも多くあります。

出典:学情

株式会社学情が4月に行った企業へのWEBアンケート調査によると、緊急事態宣言を受け、今後中途採用の採用計画数への影響に関して、「当初の計画通り」と回答したのが46.8%、「まだわからない・検討中」と回答した企業が47.6%とそれぞれ半数ずつという結果になっています。

企業の半数は新型コロナの影響を懸念しつつも採用活動を行おうとしているものの、約半数の企業は対応を決めかねているということが分かります。
そのため、今後の新型コロナの感染状況次第で、企業の対応にもさらに変化が出ることも予想されます。

業界や企業規模によっても明暗が分かれている

採用の取り消しや解雇などが問題とされている中で、新型コロナの影響を受けずに、採用活動を行っている企業も中にはあります。

出典:エン・ジャパン

これは、エン・ジャパン株式会社が運営している「ミドルの転職」で転職コンサルタント行った調査の結果です。

「現状でも継続して採用活動を行っている企業は全体の何割程度あるか」という質問に対し、「5割~7割」と回答した方が37%、「8割以上」と回答したのが48%と、85%の転職コンサルタントが「半数以上の企業が採用を継続している」と回答しています。

出典:エン・ジャパン

さらに注目すべきなのは、現状を好機ととらえて積極的に採用活動を行っている企業が全体の37%もあるということです。

内訳を見てみると、現状で採用を行っている企業のタイプは「ベンチャー企業」や「中小中堅企業」であり、職種では「IT・Web・通信などの技術系」や「営業系」が多いという結果に。
このことから、大手企業が採用の難しさや業績不振などから採用を縮小しているのに対し、大手企業が採用ができない今がチャンスととらえ、優秀な人材を獲得しようとベンチャーや中小企業が積極的に採用を行っているという背景がわかります。

また、ITやWeb・通信などが好調である理由として、

  • 採用活動の柔軟性
  • テレワークの導入

などが挙げられます。

多くのIT系ベンチャー企業では、選考方法を早くから対面ではなく、オンライン面接に切り替えるなどの柔軟な対応ができていたことが強みと言えます。

さらに、早くからテレワークを導入できたというところも最大のポイントです。
自宅のパソコンからネットワークを介して業務が行える場合が多く、コロナでなくてもリモートワークを推進してきたという点が、コロナの影響を受けずに業務を行い、採用活動に繋げられている秘訣であると言えます。

このことから、現在転職者の中の間でもIT・通信・インターネット業界に魅力を感じている方も増えてきています。

出典:学情

20代専門の転職サイト「Re就活」が行った調査によると、20代の転職希望者が魅力に感じている業界のトップがIT・通信・インターネット業界という結果が出ています。これは、2020年1月比で3.7倍に増えており、若手のIT業界への転職意欲が高まっているということを指しています。

業界によってはテレワークを行えないところもあることから、こういった感染症の流行にも影響を受けにくいIT・通信業界への関心が高まっているのです。

このように、業界や企業規模によっても転職活動の明暗が分かれており、今後の転職活動の進め方やキャリアチェンジにも大きな影響を与えていると言えます。

選考のやり方や業務内容にも見直しがされている

新型コロナの影響で、選考のやり方や業務内容にも変化がみられています。

一番は、対面での面接ではなく、オンライン面接の導入がされたことです。

現在採用活動を行っている企業の中には、オンライン上で映像を通してやり取りが行える、「Zoom」や「Skype」を使ったオンライン面接を導入しているところも増えてきています。

直接足を運ばず面談ができ、優秀な人材を採用することができるのです。

そして、採用が行えるだけでなく、ビデオ会議などにも利用することができるため、業務上の指示もスムーズに行うことができ、自宅にいながら業務を開始することも可能となっています。

このように、従来までの書類選考から面接、研修などの流れが大きく変わり、オンライン上で選考や業務を行えるような体制を整えられるよう、見直しがされてきています。

そのため、転職者側もオンライン面接やテレワークなどができるような準備をしていくことが求められていると言えます。

転職活動は今してもいい?やめるべき?

コロナ禍でも転職はしてもいい?

man
今の仕事をやめたい・・・転職活動は今しても大丈夫なの?
teacher
転職活動は基本的に「今はするべきではない」と言えます。

新型コロナの影響で失業してしまった方や、すでに退職をしてしまった方にとって、転職活動をすぐにでも始めたいもの。さらには、新型コロナの感染対策など企業によっても対応の差があったことで、現職に不安や不満を抱えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、現状、多くの企業が経済的に不安定な状態が続いています。

そのため、転職活動を続け、内定を取ったとしても、新型コロナの影響が長期化すれば、入社が延期になってしまったり、内定が取り消されてしまうこともないとは言えません。
基本的には現段階で転職活動を行うことは控えた方がいいでしょう。
また、企業側の問題だけでなく、転職サイトや転職エージェントの機能も一部使えなくなっていることも理由として挙げられます。

転職サイトでの履歴書添削サポートが受けられなくなっていたり、コンサルタントからの求人紹介が受けられなくなっていたりと、転職サイトや転職エージェントにも少なからず影響が出ています。転職フェアや個別面談が中止になっているところも。

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とりあえず就職しよう!

と焦って転職活動をしてしまうと、条件の悪い求人に採用が決まってしまう可能性もあります。

そのため、自力で転職活動を進めるのが不安・・・という方は、今は転職活動をしないという選択肢をとることも大切なのです。

転職活動をしてもいい人としない方がいい人にも分かれる

転職活動は基本的に今はするべきではないですが、

  • 今転職活動をしてもいい人
  • 今転職活動をしない方がいい人

にも分かれます。

特に今後、未経験から他業種・職種への転職が難しくなることも予想されます。

経済的に悪化することで、新人の教育費が割けないところも増え、即戦力を重視する企業が増えてくる可能性があるのです。
そのため、しっかりと自分のキャリアやスキルを見つめなおし、転職先を検討することも大切です。
転職活動をしてもいい人
  • キャリアやスキルに自信がある方
  • 現在と同じ職種や業種に転職する方
転職活動をしない方がいい人
  • 自分のキャリアやスキルに自信がない方
  • 未経験から他業種・職種に転職したい方
自分が希望する業界の採用状況や経済状況などをしっかりと確認した上で、転職活動を進めることが大切と言えます。

いますぐ仕事をやめるべきかどうかもポイント

man
現職をすぐにでもやめたい場合にはどうしたらいい?

基本的には、仕事に就いている場合には、現職を続けつつ、業界動向を探ることが大切です。

ですが、

man
どうしても今の仕事を辞めたい!

と思っている方も中にはいるのではないでしょうか。

現段階で仕事を辞め、転職をしたいという方は、「なぜ今転職をしたいのか」という理由を明確にする必要があります。

たとえば、

  • 新型コロナの影響で自宅待機・テレワークになり、先行きが不安で転職がしたい

という場合には、自分から現職を辞めるよりも、時期を待って転職をした方が、良い条件で転職できる可能性があります。

逆に、

  • 現職で心身的に支障をきたしている・・・

という場合には、転職先が決まっていなくても、仕事を辞めることを検討しましょう。

会社都合で失業した場合だけでなく、自己都合での退職でも雇用保険に加入していれば、次の仕事が見つかるまで失業保険が適用され、生活費としてお金をもらうことができます。
  • 新型コロナで自粛を求められているのに、会社に強制的に出社させられる・・・
  • 上司からひどい扱いを受けている・・・

など悩みを抱えている場合には、自分の体を守るためにも、休職や離職を検討することも大切です。

良いタイミングで転職活動ができるように備えることが大切

新型コロナの影響で転職しようとする方も多いと思いますが、日本全体が現在不安定な状況にある中で、転職活動を行うことはそれなりにリスクを負うことを理解しましょう。

その上で、良いタイミングで転職ができるよう、準備を進めることが今何よりも大切だと言えます。

コロナ禍だからこそやっておくべき5つの転職準備

今できることを見つけることが大切

man
新型コロナの影響で転職ができない・・・

という方は、時期を待って転職活動を行うことも大切です。

今後、感染の拡大や自粛要請がいつまで続くのか、不透明な状況にあります。

今焦って転職活動を行ってしまうよりも、万全の体制を整えることが、今何よりも優先すべきことです。

転職活動には、履歴書の作成や企業分析などやるべきことがたくさんあります。

そのため、今から転職活動が本格的にできる時期になるまで転職準備を進めておくことで、転職活動を成功できる確率が高くなります。
teacher
今できることを見つけ、万全の体制で転職活動ができるよう、備えておきましょう。

今やっておくべき転職準備

今やっておくべき転職準備は全部で5つあります。しっかりと準備をしておきましょう。

1.オンライン面接の準備をしておく

新型コロナの影響で広まったオンライン面接ですが、今後、1つの採用方法として導入される可能性が高いため、オンライン面接ができるよう準備を整えておくことが大切です。

ZoomやSkypeなどのアプリを入れ、使い方に慣れておくようにしましょう。

また、オンライン面接を行える場所の確保も大切です。

採用担当者と面談の最中に余分なものが映ってしまわないよう、仕事や面談ができる環境を整えておくと、いざというときにも焦らずに行うことができます。

2.企業分析や自己分析を行う

志望動機や自己PR文など履歴書の作成や面接対策として、企業分析や自己分析を行うことも重要です。

特に企業分析や業界分析を行うことで、今後の自分のキャリアを見直すきっかけとなることもあります。

今回の新型コロナの感染で、今自分が勤めている業界や企業に疑問を感じている方も多くいます。

自分が今後、どういうキャリアに進むべきなのかを明確にすることで、次のステップが見えてくることもあるため、企業分析と自己分析を行う時間をとることも大切です。

3.情報収集をしておく

新型コロナ感染のニュースにばかり目がいってしまいがちですが、その中でも業界の市場動向や採用への取り組みに目を向けることも大切です。
転職サイトや口コミ情報サイトを活用して、常に最新の情報を得られるよう、心がけましょう。

また、人と話すことも大切です。

人と交流する機会が減ることで、自分の視野が狭まってしまったり、強みや長所が見つからず、落ち込みやすくなる方もいます。

友人や職場の人など話をする機会を持つことで、思わぬ情報を得られることもあります。

特に、同じ業界で働く人の口コミがきっかけで、求人の紹介を受けたり、自分の目指す業界とのつながりができることもあるため、SNSなどを活用することも大切です。
自宅にいる方も多い今の時期だからこそ、オンラインでさまざまな方と交流する機会が持てることもあるため、上手く情報収集を行いましょう。

4.履歴書の作成を行う

在職しながら転職活動を進めていると、履歴書の作成や企業分析などにあまり時間が割けないこともあります。

転職活動があまりできない今だからこそ、時間をかけて、履歴書のレジュメを作ったり、自己PR文の作成をすることができます。

受ける企業が分かっていない場合には、自己PR文や職務経歴書だけ先に作成をしておくのも良いでしょう。

5.現在の仕事で実績を作る

転職したいと考えると、現在の仕事がおろそかになってしまいがちですが、転職活動を少しでも有利に進めるためにも、今の仕事で実績を作ることも大切です。

たとえば、新型コロナの影響で業務などが縮小されているところも多いですが、

  • 販売を通販に切り替え、売り上げ達成に貢献しました
  • 業務効率を見直し、個々の業務内容をオンライン上で管理することで残業や個々の業務負担を減らすことができました

など、逆境を乗り越えて実績を作ることで、採用活動にもプラスに働きます。

転職にばかり目を向けるのではなく、先を見据えた上で、自己PRにつながりそうな実績作りをすることも大切だと言えるでしょう。

冷静に準備をしておくことでコロナ後の転職を乗り切れる

新型コロナの影響で転職活動にも不安を感じている方も多いですが、すぐに転職をするのではなく、今できることを見つけ、冷静に準備を行うことで、コロナ終息後の転職活動にもプラスに働きます。

知識を蓄えたり、しっかりと備えることは転職活動だけではなく、今後のキャリアにも大きな影響を与えるため、今はその準備期間として捉えておくと良いでしょう。

今急いで転職して、前職よりも環境が悪化してしまったら意味がありません。
より良い条件で転職するためにも、情報を集めつつ、転職のタイミングを見極めることが大切なのです。

まとめ

新型コロナの影響で、転職市場にも大きな影響があり、中には内定の取り消しや採用の縮小を行っている企業も少なくありません。

ベンチャー企業やIT業界など、企業のタイプや業界によっては採用活動を積極的に行っているところもありますが、今後の経済状況も不透明であるため、転職活動を行うのにベストなタイミングとは言えません。
今はしっかりと転職準備を行うことが、転職活動成功の近道と言えます。
  • オンライン面接の準備をしておく
  • 企業分析や自己分析を行う
  • 情報収集をしておく
  • 履歴書の作成を行う
  • 現在の仕事で実績を作る
teacher
この5つのポイントをおさえ、万全な状態で転職活動に臨めるよう、準備を進めておきましょう。

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