転職サイトでは、求人の検索や応募が簡単にできるというメリットもありますが、メールの量が多い、求人数が多いことで求人を絞りにくいなどといったデメリットもあります。
そのため、転職サイトを使わないで転職活動を進めたいと考える方も中にはいるのではないでしょうか。
そこで今回は、転職サイトを使わないで転職活動をするメリット・デメリットと、転職活動を効率よく進める方法を解説します。
転職サイトを使わないで転職をすることにはデメリットもあります。そのため、転職サイトを上手く活用しつつ、転職サイトを使わない方法を模索することが重要なポイントです。
転職サイトを使わないで転職はできる?
転職サイトを使わないで転職はできるが基本的には使った方がよい
転職活動を始める際に、まず転職サイトから登録して転職活動を進める方が多くいます。
転職サイトを登録することで求人の検索や応募が簡単にできるため、転職サイトを使うことで効率よく転職活動を進めることができます。
そのため、
と考える転職者も中にはいます。
しかし、転職サイトを使った転職活動が主流のため、
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
転職サイトを使わなくても、転職活動を行う方法はいくつかあります。そのため、無理に転職サイトを登録しなければいけないというわけではなく、転職活動の仕方は自由と言えます。
人によっては転職サイトを使わずに自分で転職活動を進めてしまうことで、転職活動が上手くいかない方もいます。
転職サイトを使わないで転職する方法
1.企業のHPから直接応募する
ほとんどの企業では、企業のHPから新卒や中途採用などの採用情報を見ることができ、お問い合わせや応募フォームなどから、直接質問したり応募したりすることが可能です。
転職サイトを利用することにも採用報酬や求人掲載費などの利用料がかかります。なるべく少ないコストで採用活動を行うために、転職サイトや転職エージェントに求人をあえて出さない中小企業も多くあります。
2.ハローワークを利用する
ハローワークでは、地域に特化した求人を多く扱っており、無料で求人を掲載できることから
- 地域に密着した企業の求人
- 中小企業の求人
などを見れるというところがメリットと言えます。
3.SNSなどを通じて企業にコンタクトをとる
ただし、SNSを利用する場合、採用担当者からも転職者の日常的な投稿などが見られる可能性があるということに注意が必要です。
4.知人などから紹介を受ける
企業にとっては
- 人間性がつかみやすい
- 能力などをはかりやすい
などのメリットがあります。
転職者にとっても、
- 職場環境を把握しやすい
- 仕事内容などを詳しく質問することができる
などのメリットがあるなど、知人からの紹介は転職活動につながりやすいため、おすすめの方法と言えます。
ただし、知人からの紹介された手前、
- 辞退がしづらい
- 給与や待遇などの交渉がしづらい
などのデメリットがあることも。
転職サイトを使わないメリット
転職サイトを使わない方法を4つ紹介しましたが、転職サイトを使わずに転職活動を行うことにはメリットもデメリットも当然あります。
1.ピンポイントで企業を受けられる
転職サイトにはさまざまな企業の求人が掲載されています。
2.応募条件に合わなくても応募できるチャンスがある
いくらやる気があっても、応募条件に合っていなければ、採用担当者の目に留まることがないのです。
企業に直接応募する方法であれば、企業への質問や応募を自由に行うことができるため、
という思いを伝えることができます。
3.企業に直接質問したりPRできる
企業のHPやSNSなどから応募を行う場合、転職サイト経由で行うのとは異なり、自分で直接企業とやり取りを行うことになります。
また、転職サイト経由ではなく、企業に直接応募するにいたった理由を伝えることで、企業への高い関心を伝えることも可能です。
転職サイトよりも直接応募の方が内定率が高いというわけではありませんが、
- 直接応募で採用担当者の印象に残りたい
- 他の転職者とは違ったアプローチをしたい
という場合には、転職サイトを使わずに直接企業に問い合わせることをおすすめします。
転職サイトを使わないデメリット
転職サイトを使わない転職方法には、メリットだけではなくデメリットも当然あります。デメリットを3つ解説します。
1.企業検索から応募、選考のやり取りを自分で行う必要がある
転職サイトでは求人の検索画面から求人を検索を行い、応募に使うフォーマットもある程度決まっているため、企業とのやり取りもしやすく、転職活動を進めやすいというメリットがあります。
2.転職での選択の幅を広げることができない
転職サイトでは求人を検索したり、希望に合った求人の通知がきたりと、さまざまな求人を見ることができるところが強みと言えます。
その点、転職サイトを使わないで転職活動を行うとなると、自分の興味のある職種や知っている企業へのアプローチが中心となります。
3.スカウトを利用できない
スカウト機能を利用することで、WEB履歴書やスキルなどを見て興味を持った企業からアプローチを受けることができます。
転職サイトと併用して転職活動を進めることが重要
しかし、転職サイトでは、多くの求人を閲覧したり、企業からのスカウトを受けたりすることで、多くの企業を比較したうえで、転職先を決めることができます。
転職サイトを使わない方法と転職サイトを併用する方法
転職活動を効率よく進める方法
ここからは、転職サイトを上手く活用しつつ、転職活動を自分で効率よく進める方法を解説します。
1.転職サイトで企業情報を集める
転職サイトでは、担当者が独自に得た企業の情報を得ることができます。また、1つの企業ではなく同職種・業種の多くの求人が掲載されているため、年収や業務内容、待遇などを比較することも可能です。
エン転職では、募集要項などの基本情報に加え、「取材から受けた会社の印象」や「この仕事のやりがい&厳しさ」など、実際に企業の取材を行った転職サイトの担当者のレビューをチェックすることができます。
また、現社員や元社員から得た企業のクチコミや評判を見ることも可能。
出典:エン転職
2.転職サイトのスカウト機能を利用する
転職サイトのスカウト機能を利用することで、自分で直接企業を探さなくても、企業の方からアプローチを受けることができます。
通常のスカウトだけでなく、書類選考がなく面接確約などの特典がついた特別なスカウトや、サイト上では公開されない非公開求人のスカウトが受けられることも。
出典:リクナビNEXT
という場合には、経験のある職種や業種にとらわれずに転職活動を行うことが大切と言えます。
3.転職サイトのツールを利用する
特に診断ツールを利用することで、自分の適性や強みなどを知ることができ、自己分析に役立てることができます。
たとえば、dodaでは、キャリアタイプ診断、「自己PR」発掘診断など、診断系のツールが充実しています。
キャリアタイプ診断では、簡単な設問に答えていくことで、強み・弱みや能力、自分に適した働き方などを知ることが可能です。
また、「自己PR」発掘診断では、たった16問の設問に答えるだけで、自分のアピールポイントを知ることができます。
特に直接応募などの場合、転職サポートを受けることができないため、自己PRや志望動機などを自分で作成することになります。
おすすめ転職サイト→https://xn--eck7a6c9546bjcp.xyz/tensyoku_ranking/site-osusume-ranking/
4.気になった企業には直接アプローチをかける
転職サイトを経由した方が選考がスムーズに進む場合もありますが、
- 応募条件を満たしていない
- 転職サイトに求人情報が載っていない
などの場合には、直接応募をすることをおすすめします。
また、担当者によっては、転職サイト経由での応募ではないことに興味を持ってもらえる場合もあります。
転職サイトに頼りすぎず自分の転職活動のスタイルにあわせて
転職サイトを使って求人の検索や応募することは便利ではあります。
転職サイトを情報収集や自己分析などのために活用し、実際の転職活動は転職サイトを使わずに行うことも可能です。
まとめ
転職サイトを使わないで転職活動を進めることはできますが、それぞれメリットとデメリットがあります。まずはメリットとデメリットを理解して、転職スタイルを定めることが大切です。
- 転職サイトで企業情報を集める
- 転職サイトのスカウト機能を利用する
- 転職サイトのツールを利用する
- 気になった企業には直接アプローチをかける
は今回の記事で転職サイトを使わないで転職するメリット・デメリットを知り、転職サイトを使わない方法と転職サイトを併用するコツを学びましょう。