【メール例文あり】転職エージェントにもお礼メールはした方がいい?転職エージェントに感謝を伝える方法とお礼メールの書き方

転職エージェントはいわば転職活動におけるパートナーとなる存在。

求人の紹介や面接日の調整など、転職活動をしていく上で転職エージェントにお世話になることも多いですが、転職エージェントへの感謝を伝え方に悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、転職エージェントに感謝を伝える方法とお礼メールの書き方を解説します。

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例文つきで分かりやすく解説するので、転職エージェントにお礼を伝えたい!と思っている方は本記事を参考にしてみてください。

転職エージェントにお礼メールは送る?送らない?

転職エージェントへのお礼は必須ではない

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転職活動を一人で進める自信がない・・・

という方にとって心強い存在となるのが転職エージェント。

転職のアドバイスや求人紹介、応募書類の添削、面接指導など、さまざまなシーンでその時に必要な転職支援を受けることができるため、多くの転職者が利用しています。

そんな転職活動においてさまざまなシーンでお世話になる転職エージェントへのお礼の伝え方に悩む方も多いのではないでしょうか。

man
転職エージェントは仕事としてやっているんだし、わざわざお礼をするのは逆に迷惑かな・・・?

と転職エージェントへお礼を伝えることに躊躇してしまう方もいます。

結論から言えば、転職エージェントへのお礼は必須ではありません

大手総合転職エージェントのリクルートエージェントでも「お礼は不要」と回答しています。

出典:リクルートエージェント

転職エージェントからしてみれば、転職者の転職をサポートするのが仕事。

転職が決まったり、転職活動自体を辞めてしまったりなど、どんな事情で転職エージェントのサービスの利用をやめたとしても、必ずお礼をしなければいけないというものではありません。

そのため、

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お礼を必ずしなきゃ!

と身構えすぎる必要はないのです。

転職エージェントに感謝を伝えるにはメールがベスト

転職エージェントへのお礼は必須ではないとしましたが、転職エージェントに限らず、誰でも感謝の気持ちを伝えられたら嬉しいもの。

特に仕事上でお世話になった人にお礼をするのと同様に、転職エージェントにもお礼をすることで、転職者自身の人柄を伝えることができます。

実際に、転職エージェントにお礼を行っている転職者も多く、感謝の気持ちを伝えたことで、転職エージェントから喜ばれたという声も多く見られます。

そのため、感謝の気持ちを伝えたいというのであれば、転職エージェントにお礼を伝えることも良いと言えるでしょう。

転職エージェントにお礼を伝える際には、基本的にメールでお礼をするのがベストです。
man
えっ!電話や対面じゃなくていいの?

と思う方も多いかもしれませんが、電話や対面だと、その分転職エージェントの時間を割いてもらう必要があり、担当者の都合によってはかえって迷惑になってしまう可能性もあります。

メールであれば、時間を気にせず送ることができ、転職エージェントが手が空いたタイミングで確認してもらえるため、メールの方が望ましいとされています。

転職エージェントへお礼メールを送るべき理由

転職エージェントへのお礼は任意ではありますが、お礼メールを送ることで転職者にとってメリットとなることもあります。

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転職エージェントへお礼メールを送るべき理由は3つあります。

1.転職エージェントのやる気を引き出すことができる

お礼を言われたら誰だって嬉しいもの。

お礼メールを送ることで、転職エージェントのモチベーションが上がり、信頼性を築くことにもつながります

お礼メール=内定後

と思っている方もいますが、転職エージェントのやる気を引き出すためにも、面談後などのタイミングでお礼をすることも重要です。

感謝の気持ちを都度伝えることで、転職エージェントからの評価を上げることができるため、お礼メールは積極的に送るべきと言えるでしょう。

2.転職者の意欲や人柄をアピールできる

お礼メールを送ることで、転職者の意欲や人柄をアピールできるという利点もあります。

通常の面談だけでは、転職者の人柄や意欲はなかなか分からないもの。

そのため、こまめに連絡を行ったり面談後に感謝の気持ちを送ることで、連絡のまめさや転職エージェントに真摯に向き合おうとする態度が伝わりやすくなります。

特にこれから選考を控えている場合、転職エージェントからの評価は、客観的な視点として重要。

転職エージェントからの評価が上がれば、企業側にも転職者のことを推してもらえることができるため、意欲や人柄を伝えるためにも、お礼メールは送って損はないでしょう。

3.入社後のフォローも期待できる

内定が決まれば即転職エージェントとの関わりが終了するわけではありません。

ほとんどの転職エージェントでは、入社後の転職者の悩みや相談などを受け付けています。

dodaを運営するパーソルキャリア株式会社の調査によると、転職に関するアンケートで転職直後のストレスを問う質問に対し、なんと80.7%が「ストレスがあった」と回答しています。

出典:doda(パーソルキャリア)

環境が変わることでストレスとなりやすく、社内での相談相手もまだいないことが多いことから、ストレスをため込んでしまい、早期退職につながってしまうことも。

そんな時にも転職エージェントに相談することができれば、仕事の悩みを一人で抱え込まずに済みます。

転職エージェント側も転職者が早期に離職してしまうことで企業側に採用報酬を一部返金しなくてはならなくなるため、なるべく転職者に退職してほしくないと考えています。

転職エージェントに内定後も最後まで誠意をもって接することで、信頼関係を築くことができ、何か入社後トラブルになった際にも対応してもらいやすくなるというメリットがあります。

入社後のことを考え、すぐに転職エージェントを切ってしまうのではなく、信頼関係を築くよう心がけましょう。

転職エージェントへのお礼メールの書き方

お礼メールを送るべきタイミングは3つ

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転職エージェントにお礼メールを送るのは採用が決まったときだけ!

と思っている方も多いですが、

転職エージェントにお礼を送るべきタイミングは大きく分けて3つあります。
  1. 転職エージェントとの初回面談の後
  2. 企業との面接の後
  3. 企業の内定をもらった後

の3つです。

それ以外でもお礼メールを送っても問題はありませんが、基本的にはこの3つのシーンで感謝の気持ちを伝えておくと良いでしょう。

1.転職エージェントとの初回面談の後

1つ目は転職エージェントとの初回面談の後です。

転職エージェントを利用する際にはこの初回面談が顔合わせのような役割を持っており、面談の内容次第でこの後の転職活動の進め方が決まってきます。

そのため、初回面談の際にはできるだけ転職エージェントからの印象を良くすることが大切となります。

面談での態度ももちろん大切ですが、初回面談の後にお礼メールを送っておくと、より印象アップにもつながり、

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誠実な人だし、転職も上手くいってもらいたい

とコンサルタントから思ってもらうことができ、良い求人を優先して紹介してもらえたり、手厚いサポートが受けられる可能性がアップします。

初回面談後にはなるべく当日中にお礼メールを送るようにしましょう。
初回面談後のお礼メール例文

件名:面談のお礼/〇〇 〇〇(転職者の名前)

〇〇様

お世話になっております。
本日面談に伺いました〇〇 〇〇(転職者の名前)です。

本日はお忙しいところ、貴重なお時間を割いて面談を行っていただき、誠にありがとうございました。

〇〇様との面談を通して、転職にあたって不安な点などを解消することができ、転職活動についてより前向きに取り組もうという気持ちがわきました。

今回、ご指摘いただきました「志望動機が甘い」という点につきましては、しっかりと自分なりに考えをまとめた上で来週中にはご連絡させていただければと思います。

初めての転職活動のためご迷惑をおかけする点もあるかと思いますが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

署名

このように、

  • 面談へのお礼
  • 面談を通して考えたこと

を簡単にまとめて伝えることで、今回の面談が有意義なものであったこと、そして今後の転職活動への前向きな姿勢を示すことができます。

担当のコンサルタントと今後良い関係を築くためにも、初回面談の後には必ず送るようにしておくと良いでしょう。

2.企業との面接の後

転職サイトからの応募や直接応募の場合、企業に直接お礼のメールやメッセージを送るのが一般的です。

しかし、転職エージェント経由で企業に応募した場合には、企業とのやり取りは転職エージェントに任せていることが多いため、企業に直接ではなく、コンサルタントを通して行うようにしましょう。

こちらも初回面談と同様、なるべく面接日当日中に送るのがベターです。

ただし、面接時間によっては転職エージェントがすぐに見れるとは限らないため、当日中に企業に伝わるとは限らないということに注意しておきましょう。
面接後のお礼メール

件名:面接のお礼のお願い/〇〇 〇〇(転職者の名前)

〇〇様

お世話になっております。〇〇 〇〇(転職者の名前)です。

本日、〇〇様にご紹介いただいた〇〇株式会社の面接に行ってまいりました。

面接にてお話を伺う中で、〇〇の商品に対するこだわりや、社員一丸となりより良い商品を届けようという姿勢などを改めて実感し、〇〇株式会社で仕事をしたいという気持ちがより一層強くなりました。

つきましては、〇〇株式会社の採用ご担当者様に本日の面接のお礼をお伝えいただくことは可能でしょうか。

お忙しいところお手数をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

署名

このように、

  • どこの会社の面接に行ったのか
  • 面接で感じたこと
  • 採用担当者にお礼を伝えてほしいということ

を伝えるようにしましょう。

長々と書きすぎてしまっても、転職エージェント側が伝える手間が増えてしまうため、あくまでも簡潔にポイントをおさえて伝えることが大切です。

3.企業の内定をもらった後

企業の内定をもらい、採用が決まった際には、これまで転職をサポートしてくれた転職エージェントの担当者にも、きちんとお礼を伝えましょう。
当然内定をもらい、承諾したことは知っていますので、転職活動の一区切りという意味を込めて、これまで転職サポートをしてもらったことに対して感謝の気持ちを伝えることが大切です。

内定後のお礼

件名:転職支援へのお礼/〇〇 〇〇(転職者の名前)

お世話になっております。〇〇 〇〇です。

この度は、〇〇さまにお礼をお伝えしたく、メールさせていただきました。

これまで〇カ月の間、私の転職活動のサポートをしていただき、誠にありがとうございました。

初めての転職活動で右も左も分からない状態でしたが、〇〇様に丁寧にサポートしていただいたことで、希望していた〇〇株式会社に入社を決めることができました。心よりお礼申し上げます。

今後、またキャリアについて考える際には、ぜひ〇〇様にご相談させてください。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

署名

このように、

  • 転職サポートをしてもらったことへの感謝
  • 今後何かあればまた相談したいという旨

を伝えるようにしましょう、

内定後のお礼のメールに関しては、特に飾る必要はなく、感謝の気持ちをストレートに伝えると、より転職者自身の気持ちを伝えることができます。

転職エージェントへ感謝を伝えようという気持ちが一番大切

転職エージェントへのお礼メールのポイントや例文をご紹介しましたが、一番大切なことは、転職エージェントへ感謝を伝えようという気持ちです。

例文どおりに書いても問題はありませんが、丁寧な言葉でなくとも、転職者自身の言葉で書いた方が気持ちが伝わりやすい場合もあります。

特にお礼メールは必須ではないため、難しく考えすぎず、シンプルに感謝の気持ちを伝えるよう心がけましょう。

転職エージェントへのお礼メールに関するQ&A

Q1.内定後には転職エージェントに訪問してお礼を言ってもいい?

teacher
A.内定後に転職エージェントに訪問する際には、事前に確認をとってからにしましょう。
woman
やっぱりメールだけでなく直接お礼を伝えたい!

と思う方も多いでしょう。

もちろん対面でお礼を言うことでより感謝の気持ちが伝わりやすくなりますが、突然訪問してしまうと、かえって転職エージェント側の迷惑になってしまうこともあります。
基本的にはまずはメールでお礼を伝え、メール本文中に直接会ってお礼をしたい旨を伝え、スケジュールなどを聞くと良いでしょう。
お礼に伺う際、菓子折りを持っていく方ももいますが、基本的にはお菓子なども含めてお礼の品は不要です。
man
無料で相談に乗ってもらったからこれくらいしたい・・・

という方もいますが、採用が決まったことで転職エージェントは企業から報酬をもらえるため、実は採用が決まることが何よりも転職エージェントにとって利益となるのです。

そのため、採用が決まった時点で今までのお礼は済ませているようなもの。

高価なものや金品などを贈ると逆に困らせてしまう可能性もあるため、基本的には用意しなくてよいでしょう。

どうしても贈りたいという場合には、あまり高価なものではない菓子折りに手紙などを添えて渡すくらいに留めた方が無難です。

Q2.転職エージェントからのメールには返信すべき?

teacher
A.基本的にはこちらからのメールが最後になるように返すべきです。
転職エージェントにお礼のメールを送ったら返信があった場合、「返信不要」などの文言がない限りは返すべきだと言えます

転職エージェントに限らず、企業など目上の方へのメールは目下の方のメールが最後になるようにするのが基本です。

そのため、企業や転職エージェントからのメールはなるべくこちらの返信が最後になるように丁寧に返した方が良いでしょう。
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まとめ

お世話になった転職エージェントに感謝の気持ちを伝えたくなりますが、転職エージェントは転職者のサポートを行うのが仕事なため、転職エージェントにお礼を伝えることは必須ではありません

ですが、転職エージェントの担当コンサルタントにより気持ちよく仕事をしてもらうためには、感謝の気持ちを込めてお礼メールを送るべきと言えます。

基本的には電話+メールで感謝の気持ちを伝えましょう。

そして、お礼メールを送るべきタイミングは3つあります。

  1. 転職エージェントとの初回面談の後
  2. 企業との面接の後
  3. 企業の内定をもらった後

例文もあわせて紹介しましたが、お礼メールでは、転職エージェントへ感謝を伝えようという気持ちが何よりも大切です。

形式にこだわるよりも、転職者自身の言葉で伝えることで、より感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
teacher
内定後だけでなく、転職エージェントとの面談や企業との面接の後などにもお礼メールを送り、転職エージェントとしっかりコミュニケーションをとることが大切と言えるでしょう。

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