念願の社会人デビューを果たし、社員として働いてきたものの、
と自問自答を繰り返している方は少なくないでしょう。
新卒の就職活動時は、働きたい職場を明確にイメージすることができず、たまたま内定をもらった企業で働いていることに不満を感じている人も多いはずです。
「本当に自分が働きたい職場を探すために、第二新卒として転職活動を行うことを決意した人が取るべき行動とは、どのようなものでしょうか?」
第二新卒が転職する理由は、より良い環境で働くことのはずです。
しかし、第二新卒で転職した人の中には「転職したものの、結局満足できていない」という方や「なぜこの企業に転職したのか分からない」と感じている人も多いものです。
内定を獲得して、転職を果たしたものの「成功」とは言えない結果になってしまうのは誰でも避けたいものですよね?
そこで、今回は第二新卒の転職成功に関して、
- そもそも第二新卒とは
- 第二新卒の転職市場の現状
- 転職することによるメリット・デメリット
- 転職活動でありがちな失敗談
- 転職成功者の特徴と体験談
- 転職活動時の意思ずべきポイント
などをまとめて紹介します。
第二新卒として転職活動を成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒とは
まず「第二新卒」とは、どんな社会人のことを指すのか説明します。
一般的にというのは、第二新卒には明確な定義がないからです。社会的な一般常識の中では1年から3年ほどとされています。
例えば、
- 高等学校を卒業して就職した20歳の社会人
- 大学を卒業してから就職した25歳の社会人
が転職活動を行った場合、年齢は違えどどちらも第二新卒と呼ばれます。
という質問がありますが、就職経験があり、転職活動をしている20歳の場合、第二新卒に分類されます。
転職サイトで「第二新卒歓迎」などの記載がある場合、転職活動をしている20代は応募することができます。
そのため、書類選考の段階で落とされてしまう可能性が高いです。
早期退職の方でも第二新卒として分類されるため、選考自体は受けることができます。
早期退職者は年齢が若いこともあり、求人企業によっては歓迎される場合もあります。そのため「1ヶ月で退職しちゃった自分には応募できないよな」と肩を落とす必要はありません。
第二新卒として転職活動をしようと考えている方は、
- 第二新卒には明確な定義がない
- 早期退職でも落ち込むことはない
ということを覚えておきましょう。
第二新卒のニーズは多い
第二新卒で転職を考えている人が心配になるのは、
という点はないでしょうか。結論から言うと「第二新卒のニーズは多い」と言えます。
厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況(平成30年1月分)について」では、平成30年1月時点で1.59倍まで上がっています。
転職市場では、一般的に30代で高いスキルを持った人材が優遇される傾向にあります。社会人経験も豊富な30代は、能力が高い人材も多いため即戦力として雇用したい企業も多いです。
しかし、30代の優秀な人材は取り合いになることも少なくありません。そこで資金に余裕のある企業は第二新卒を採用するようになってきました。
企業が第二新卒を採用する意味とは
30代の社会人とは異なり、スキルも経験も少ない第二新卒を企業が採用するのは、
- 社会人マナーをわきまえている
- ある程度のスキルがある
- 企業の色に染まっていない
などの理由があります。
1つ目の「社会人マナーをわきまえている」というのは、新卒と比べて社会人経験のある第二新卒なら、企業として即戦力にはならないものの、一から教育する手間を省ける特徴があります。
企業は毎年新卒の人材教育に対して大きな予算を投下しています。
歳もそこまで変わらず社会人経験のある第二新卒なら、初期の人材教育を飛ばして具体的な業務を教えることができます。
2つ目の「ある程度のスキルがある」というのは、社会人経験が少なからずある第二新卒なら、エクセルでのデータ入力やワードでの資料作成など、基本的なスキルを身につけている人材であることを指します。
新卒の社会人は全ての業務を一から教える必要がありますが、第二新卒ならよりスムーズに業務を遂行させることができるでしょう。この点も企業からするとメリットになります。
3つ目の「企業の色に染まっていない」は、30代以上の転職志望者の場合、1つの企業で長く働いていた人材が多いため、前職の働き方の枠にハマっていることも少なくありません。
採用側としては「この人は職場に馴染めないかも」という印象を持ちます。
その点、企業で働いた経験の少ない第二新卒なら、前職の色に染まっていることは少ないと考えられます。フレッシュである程度の社会人経験がある第二新卒は、求人企業から見てもコスパの良い投資になります。
このように、転職市場で企業が第二新卒を採用するメリットは意外にも多くあります。
と考える人もいると思いますが、現在では落ち込む必要なないと言えます。
第二新卒が転職することで得られるメリット
これから転職活動を行う第二新卒の方は、転職することによるメリットとデメリットも把握しておきましょう。
どんな利点があって、どんなリスクがあるのかを理解しておけば転職活動もよりスムーズに行うことができるでしょう。
第二新卒が転職することで得られるメリットは、
- 理想に近い企業で働くことができる
- 前職の経験を活かして新しいキャリアをスタートできる
などがあります。
理想に近い企業で働くことができる
新卒で就職活動を行った時は、周りがどんどん採用されていることに焦りを感じて第一志望ではない企業に入社してしまった方も少なくないでしょう。
社会人経験がない新卒者にとっては、理想の企業を見つけること自体が非常に難しいと言えます。
この点、社会人経験のある第二新卒なら過去の経験を参考にできるので、理想とする企業や働き方をイメージしやすくなります。
前職の経験を活かして新しいキャリアをスタートできる
少なからず社会人として働いていた経験のある第二新卒は、過去の経験を活かして転職活動をすることができます。
専門性の高い職場で働いていた人なら、転職活動でも有利に働くことでしょう。
前職とは全く異なる職種に転職を考えている方でも、社会人経験があること自体がメリットになります。過去の経験を基に、新しいキャリアをスタートできるのは第二新卒ならではです。
得意とすることがより明確になっていれば、転職活動でもアピールポイントになるはずです。
第二新卒が転職する際のデメリット
第二新卒としてメリットがあれば、本人や企業にとってデメリットに感じる部分もあります。
第二新卒が転職する際のデメリットには、
- すぐに辞める人材というイメージがつく
- 企業によっては馴染めないこともある
などがあります。
すぐに辞める人材というイメージがつく
勤続年数の短い第二新卒は、求人企業によっては「この人はすぐに辞めてしまわないだろうか」と疑いの目を持たれやすいです。
これは、第二新卒が転職活動を行う際の宿命とも言えるポイントです。実際に社会人経験が少ない第二新卒に対して採用側は、継続して働けるかを重点的に見極めます。
企業によっては馴染めないこともある
社会人経験が若干ある第二新卒を良く思わない企業も中にはあります。
新卒は可愛がられますが、第二新卒は「できて当たり前」というイメージを持っている人もいます。そのため、入社してから数年の間、職場に馴染めずに孤立してしまうこともあります。
中小企業で新卒とベテランに挟まれてしまった経験のある人もいます。
新卒からすると「絡みづらい」ベテランは「何を教えていいか分からない」というような歯がゆい状態になってしまうこともあるようです。
企業に馴染めないと居心地も悪いはずです。
こういった状況になる可能性があるのも、第二新卒のデメリットと言えるでしょう。
第二新卒の転職活動でありがちな失敗談
年齢の若く社会人経験がある第二新卒は、転職市場でのニーズも多いです。
しかし「ニーズはあるんだから大丈夫でしょ」という気持ちで転職活動を行ってしまうと、ミスマッチが生じてしまう可能性もあります。
転職成功とは内定をもらうのがゴールではありません。本当の意味での転職成功とは自分に合った職場で、仕事にやりがいを感じられるかどうかではないでしょうか。
転職活動を甘くみると後に同じことを繰り返すことになります。誰だって転職活動を失敗に終わらせたくないはずです。
ここでは第二新卒が転職活動で犯してしまいがちな失敗談を紹介します。
新卒の就職活動と同じ方法で転職活動をしている
第二新卒の中には、転職活動を就職活動と同じ方法で行ってしまう方もいます。
とにかく数多くの企業に応募して内定を取ろうという考え方は、新卒の就職活動と全く同じことを繰り返しているにすぎません。
すぐに入れる企業ばかり応募してしまう
人によっては、前職が気に入らなくて既に退職している方もいるでしょう。今いる状況が嫌で仕方なくて退職してから転職活動を行う第二新卒は少なくありません。
しかし、無職になってしまえば当然ながら収入も途絶えてしまいます。第二新卒は社会人経験が少ないため、十分な貯金がなく焦りを感じてしまう可能性が高いです。
その結果「早く次の仕事を探さなきゃ」となり、すぐに働けそうな企業の面接を受けに行くことになります。
お金のために働くことは間違いではありません。
明確なビジョンを持たずに転職活動をしている
「どんな目的があって転職を決意したのか」や「次の企業ではどんなことがしたいのか」を明確にできていない人は転職をしても上手くいかないことが多いです。
転職活動では転職理由や志望動機を誰しも考えます。
しかし、面接官に好印象を持たせるために適当に作られた志望動機は、本来自分が望むビジョンとはかけ離れたものになってしまうでしょう。
今後の社会人としての人生を左右する場面で適当になるのは大きなリスクを抱えることに値します。
退職理由を周りのせいにしている
新卒の就職活動で前職を自ら志望したにも関わらず、退職理由をただただ周りのせいにしてしまう方は、転職活動をしても同じ結果になってしまうでしょう。
入社や退社は全て自分で決断したことを忘れてしまうと、社会人として責任のない人間になってしまいます。
面接で退職理由を企業や上司のせいにしていたら採用側は「この人を採用しても同じような理由で辞めていくんだろうな」と感じるでしょう。
ミスマッチな企業ばかり受けている
第二新卒の中には、自分が持っている能力や人柄を過信してしまいミスマッチな企業に応募している方もいます。
自己分析が十分にできていないことが原因で、企業が求める人材でないにも関わらず応募してしまうと時間の浪費に繋がります。
ニーズのない企業にばかり履歴書を送っても悲しい結果になってしまいます。
第二新卒の転職活動では、焦りや不安から理想とする企業とは異なる企業の内定に飛びついてしまう方も少なくありません。
しかし、前職と同じように不満を抱えて働きたくないなら、自分としっかり向き合う必要があります。
同じ過ちを繰り返さないためにも、ここで紹介した失敗談を覚えておいてください。
第二新卒で転職を成功させた人の特徴
第二新卒の転職活動の失敗談を紹介しました。適当な気持ちで転職活動を行うと、高い確率で失敗してしまうことをお伝えしました。
これから転職活動をしようと考えている方なら、転職成功のポイントを知りたいはずです。
そこで、ここでは第二新卒の転職を成功させた人の特徴を紹介します。どれも転職活動を行う上で非常に重要な要素になるので、ぜひ参考にしてみてください。
自己分析ができている
転職に成功している人は、自己分析ができているという特徴があります。
転職活動での自己分析とは、
- 自分の強み
- 得意分野
- 好きなこと
- 苦手なこと
- 将来の夢
など、自分と向き合って「本当にやりたい仕事」を見つける作業になります。
表面的な問題だけでなく、深層部にある悩みや不安を見つけ出すことは時に苦しいこともあります。
しかし、自己分析を完了すれば転職した後に問題が起こったとしても、自己を振り返って軌道修正することも可能になります。
自分にどんな強みがあるのか知りたい方は、リクナビNEXTが無料で提供する「グッドポイント診断」を活用してみてください。
転職理由と志望動機に一貫性がある
理想の企業へ転職を成功させた第二新卒の方は、転職理由と志望動機に一貫性があります。
- 前職の問題点を解決するために転職を決意したこと
- なぜこの企業を選んだのか
- 自分が企業に貢献できるポイントや熱意
などを1つのストーリーとして説明できる人は、採用側からも好印象を持たれるでしょう。
転職をするということは前職に何かしらの不満があり、その不満を解決できるような企業で働きたいという理由のはずです。
数ある企業の中から、自分にとって理想的と思える企業に応募したのはなぜでしょうか。
的を絞った企業に応募している
第二新卒が転職活動を行う際は、自分が希望する条件に絞って企業に応募することをおすすめします。
転職に成功している人に多いのが、自分の中で一定のルールを作ることです。
- どんな企業で働きたいのか
- 待遇面で譲れないポイント
- 勤務地
- 給料の下限
- 将来性
など、的を絞った中で求人企業を見つけるようにします。
これによって「この企業ならまぁいいか」という適当な判断をして、転職に失敗するリスクを最小限にすることができます。
そう思う人もいるでしょう。しかし、的を絞らずに面接を受けて内定を獲得しても、本当の意味で転職成功とは言えません。
面接官にも自分が本気で考えて応募したことが伝われば、良い印象を与えることができるはずです。
自分のアピールポイントがある
自分の中で、アピールできるポイントを理解している人は転職の成功率も高くなります。
第二新卒は社会人としての経験も浅いため、アピールできることがないと考える人も少なくありません。しかし、企業側からしても第二新卒に高いスキルを求めてはいません。
大事なのは、第二新卒のライバルといかに差別化できるかということです。
第二新卒は、前職をすぐに辞めてしまったというネガティブな側面があります。高いスキルを持っている人も少ないでしょう。
そんな状況の中でも、
- 小学生から約10年間野球をしていた
- エクセルで表を作成するのが得意
- 英語力が高い
など、仕事に直接関係のないことでも自分をアピールすることはできるはずです。
採用側からすると「野球を10年もやっていたのか。それなら継続する力はあるんだろうな」と採用に有利に働くこともあります。
転職活動のスケジュール管理ができている
現職を続けながら転職活動を行うのは、簡単なことではありません。
- 自己分析
- 転職先企業を見つける
- 書類作成
- 応募
- 面接
- 前職への退職届提出
- 仕事の引き継ぎ
など、多くの時間と労力を使います。
転職に成功している人は、転職活動を始める前に計画を立てます。予め時間がかかることを想定するなら、最大で6ヶ月ほどの計画を立てると良いでしょう。
余裕のあるスケジュールなら、転職活動で焦るリスクを減らすこともできます。常に冷静に決断を下せるようなスケジュールを組んでみてください。
計画的に転職活動を進めていくことも、転職を成功させる1つのポイントになります。
第二新卒で内定を獲得した転職成功者の体験談
ここでは、第二新卒で見事内定を獲得した転職成功者の体験談を紹介します。
第二新卒22歳男性Tさん:法人営業から個人営業に転職
18歳で法人向けの教材販売を行う企業に就職しました。
入社当初から新規顧客営業を任された私は「この職業で成り上がるぞ!」と意気込んでいました。先輩社員の中には大きな売上をコンスタントに上げている人も多く、憧れていました。
しかし、法人を相手に新規顧客の契約を取ることは想像以上に難しく結果を残せない日々が続いていました。
入社から半年たった頃、何も結果が残せていない私に対して上司は高いノルマを提示してきました。
疲労困憊していた私は、
と疑問を持つようになりました。それから2週間ほど考えた結果、私は転職することを決意しました。
私はまず自己分析を徹底的に行ってみました。その理由は前職を選んだのは自分にも関わらず、転職しようと思った自分を疑っていたからです。
こんな素朴な疑問から、自分のキャリアを振り返りました。
それでも辛抱強く自分と向き合っていると「自分は人とコミュニケーションを取ることが好き」ということが分かりました。
また「人の役に立てるような仕事に就きたい」と感じていることも分かりました。
社会人としてのスキルは皆無ですが、唯一のポイントとすれば「法人向けの新規顧客営業を経験している」ということです。
自分がやりたいことと、自分の経験を照らし合わせてみた時に私は、
ということが明確になりました。
もともと営業職には魅力を感じていましたが、法人という見えにくい存在に対して営業をするのが苦手だったことも分かりました。
この分析結果を参考に転職サイトで第二新卒向けの企業を探しました。私の希望するエリアでは幸いにも9社の企業を見つけることができました。
自己分析を徹底していたおかげで履歴書の作成もスムーズに完了し、応募した9社のうち5社で面接を受けることなったのです。
面接では前職での現状を素直に答えた上で、個人向けの営業を経験したいことを話しました。
社会人としての経験は7ヶ月ほどでしたが、本当にやりたいことが明確になった私は個人営業を志望する動機を熱意を持って説明しました。
結果、面接を受けた5社の中から2社の内定を獲得できたのです。
内定を頂いた2社は、どちらも理想的な企業でしたが、私はより顧客に対して親密に接することができると感じた保険会社を選びました。
扱う商材、給料面、待遇、ノルマなど理想に近い職場を見つけられたのは、自己分析から徹底して行った転職活動があったからと感じています。
私は何度も転職をすることを望んでいなかったので、今の企業に出会えて本当に良かったと感じています。
体験談から分かること
Tさんは現在、保険会社の新規顧客営業として、現場を飛びまわる日々を送っているそうです。
新しい商材の知識をつけることは大変のようですが、個人の顧客の課題をダイレクトに解決できる自社の商材に魅力を感じているそうです。
- 自分が置かれている立場を理解
- 好きなことを明確にする
- 新しいキャリアに繋げる
という、第二新卒の転職活動として参考にするべき転職成功の体験談と言えるでしょう。
第二新卒の転職を成功させるために意識すべきポイント
転職を成功させるためには、自己分析からスケジュール管理まで押さえるべきことが多数あります。
上で紹介した転職成功者も、明確なビジョンを持って転職活動に挑んでいたことが分かります。
ここでは、第二新卒が転職活動を行う際に意識するべきポイントを説明します。履歴書や面接で役立つノウハウになっているので、ぜひ参考にしてください。
ネガティブな転職理由をポジティブに変換
ほとんどの転職理由は、現職に対しての不満から始まっているはずです。
転職理由には、
- 給料が低すぎた
- 残業が多い
- 上司と反りが合わない
- ノルマがキツい
- 職場の雰囲気が悪い
など、ネガティブな要素の強い理由が多いものです。
このような転職理由を履歴書や面接で発言してしまうと企業側に悪い印象を与えてしまいます。特に第二新卒は「すぐに辞めるのでは?」と思われがちなので、転職理由の説明の仕方に注意が必要です。
ネガティブな印象が強い転職理由は、ポジティブな理由に変換することが大切です。
- 給料が低すぎた:実力主義の会社に入りたかった
- 残業が多い:効率的な働き方をしたい
- 上司と反りが合わない:協調性のある人間と仕事がしたお
- ノルマがキツい:顧客とより親密な関係を構築したい
- 職場の雰囲気が悪い:団結力のある職場で働きたい
など、前向きなメッセージに変換することができれば、採用側にも良い印象を与えることができます。
面接官からしても「不満があったから転職を決意した」ことは分かっています。だからこそ、転職を少しでも前向きに捉えてもらえるような配慮が必要と言えます。
第二新卒は熱意を伝えることも大切
スキルや経験値の少ない第二新卒は、30代の転職志望者と比較して企業にアピールできるポイントも少ないものです。しかし、第二新卒だからこそ求められているポイントもあります。
それは企業に応募した熱意です。
企業は未知数ながら社会人経験が多少ある第二新卒に対して、「仕事に対する情熱」も採用の判断材料にしています。
自分としっかり向き合って企業に応募したのなら、転職志望者の熱意も並ならぬものになるはずです。
仕事に対するモチベーションはもちろん「どうしてもこの企業に入りたい」という情熱は面接官の心を少なからず動かします。
転職理由や志望動機を論理的に説明しながらも、情熱を持って仕事に取り組みたいことをアピールしてみてください。
若くて経験の少ない第二新卒だからこそ、採用側は熱意に注目しています。
ちょっとしたノウハウですが、とても重要な要素でもあるので忘れずに意識するようにしましょう。
まとめ
第二新卒は転職市場のニーズも多く、企業側からしても扱いやすい人材です。そのため業界によっては転職時の採用率も高く、容易に転職できる方もいるでしょう。
しかし、本当の意味で転職成功というためには内定を獲得することではなく、その先の長い社会人人生で満足できるかどうかが最も重要のはずです。
このような点に注意していないと、
- 新卒の就職活動と同じ方法で転職活動をしている
- すぐに入れる企業ばかり応募してしまう
- 明確なビジョンを持たずに転職活動をしている
- 退職理由を周りのせいにしている
- ミスマッチな企業ばかり受けている
など、転職に失敗してしまう可能性を高めてしまいます。
例え、転職できたとしても根本的な問題が解決できていなければ、また転職したくなってしまうことでしょう。
転職を成功させるためには、
- 自己分析
- 転職理由と志望動機に一貫性
- 的を絞って企業に応募
- 自分のアピールポイントを把握
- 転職活動のスケジュール管理の徹底
などがとても重要になってきます。
第二新卒は「辞めやすい」という負のイメージも抱かれやすいです。面接で転職理由を聞かれた際はネガティブな理由をポジティブに変換することも忘れないでください。
仕事に対する熱意をしっかりと伝えて、面接官に好印象を与えることも大切です。
第二新卒の転職活動は、これからの長い人生の満足度を左右するとても大きな行動です。
転職活動を成功させたい方は、今回紹介したことを参考に自分と向き合ってみてください。やりがいのある転職先を見つけて、より良い社会人ライフを送れるようになりましょう。