転職活動をする際に一番注意したいのが、現在の会社にバレないこと。
なるべく現在の会社にバレることなく、スムーズに転職活動を行い、円満退職をしたいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、転職サイトに登録することで、会社にバレてしまうのでは?と転職活動を行うことを躊躇してしまうことも・・・。
そこで今回は、転職サイトの利用が会社にバレてしまう理由と、会社にバレない方法をご紹介します。
転職サイトの登録や利用が会社にバレる?
転職サイトに登録しても会社にバレることはない
転職サイトに登録する際には、名前や住所、勤務先、スキルなどさまざまな個人情報を入れます。
そのため、
と考え、転職サイトの利用を躊躇してしまう方も多くいます。
応募した企業には当然、履歴書や職務経歴書を送るため、個人情報を知らせることにはなりますが、転職サイトに登録し、求人を検索する分には、個人情報が漏れてしまうということはないのです。
そのため、
という場合には、登録した以外の別の原因がある可能性が高いと言えるでしょう。
転職活動をしていることが会社にバレる理由
転職サイトを利用し、転職活動をしていることが会社にバレる理由は、大きく分けて3つあります。
1.スカウト機能を使っている
スカウト機能とは、転職者が求人を検索して応募するのではなく、転職者のプロフィールを見た企業側からアプローチを受けられる機能のことを指しています。
スカウト機能の利用で公開される情報は主に、
- 年齢
- 性別
- 現住所(都道府県)
- 最終学歴
- 保有資格やスキル
- 経験社数
- 経験職種、年数
- 職務内容
- 希望条件
- 自己PR
などの項目です。
個人を特定する情報や社名などが公開されないため、
と思ってしまいがちですが、経験職種や業務内容、自己PRなどの内容によっては、個人が特定されてしまうことも。
特に同じ業界の人から見れば、会社の規模や職務内容などで会社名まで分かってしまうこともあるため、注意が必要です。
自分にとってはいつも何気なく使う言葉で、誰にでも通じると思って使ってしまいがちですが、その会社独自の用語だった、なんてこともあるのです。
2.会社内で転職サイトを閲覧している
現在の会社に勤めながらの転職活動となると、平日の日中に転職サイトで求人を検索したり、応募したり、メッセージを返したりすることが難しい場合もあります。
ですが、多くの企業の採用担当者は平日の日中にメールや選考などを行うため、応募やメールの返信などはできるだけ営業時間内に行うのがマナーとされていることも。
なぜなら、セキュリティ面や従業員管理、情報管理などの側面から、パソコンでの閲覧履歴やメールの送受信をチェックできるよう設定されている会社も多く、閲覧履歴から転職サイトの利用がバレてしまうからです。
と油断していると、閲覧履歴からではなく、たまたまパソコンの画面を見た上司や同僚にバレてしまう可能性も。
実際に、会社のパソコンから会社バレをしたという方もいます。
班長は、会社のパソコン💻で
しょっちゅう転職サイトみてますから、会社には既にバレバレです笑笑— K班長@夢ヲ止メナイデ (@Kazu16201) January 30, 2020
会社のパソコンで転職について調べたら、至る所に転職サイトのリスティング広告が出始めちゃって、色々とバレそう笑
— じ~に~・うぃる・しーゆー (@j_xtacy) May 4, 2018
3.周囲に転職をしていることを話してしまう
同僚や部下に何気なく転職についての話をしてしまうことで、会社の上司や管理職に転職がバレてしまうというケースも。
転職がバレるデメリット
と考える方もいます。
転職がバレるデメリットは2つあります。
1.円満退職が難しくなる
特に評価面談や昇給などで、
と勤め続ける意思表示をして、昇進や昇給など利益を得た場合には、会社の人からの印象が悪くなることも。
2.引きとめられる可能性がある
となってしまっては元も子もありません。
転職活動がバレるかどうかは自分の行動にかかっている
特に
- 転職サイトのスカウト機能を使用している
- 会社で転職サイトを閲覧したことがある
という場合には、履歴や登録情報を今一度確認しておくようにしましょう。
会社に内緒で転職できる!転職サイトの利用が会社にバレない方法
会社にバレない方法5つ
1.企業のブロック機能を利用する
スカウト機能を使うと、すべての企業に情報が公開されてしまうかというと、そういうわけではありません。
ほとんどの転職サイトでは、
- 企業のブロック機能
- 非公開企業の設定
などといった設定から、特定の企業に対し、自分のプロフィール情報の閲覧を拒否し、スカウトを行えないよう設定することが可能です。
指定した企業は転職者のプロフィールを閲覧できないだけでなく、検索することもできません。
会社にバレる理由として一番多いのがスカウト機能の利用です。企業からアプローチを受けたいと安易に利用を始めてしまうことで、会社バレのリスクが高まってしまうのです。
出典:エン転職
エン転職の場合、スカウト・オファーサービスの公開設定から、非公開企業の設定ができます。
また、自分の勤めている企業だけでなく、
- グループ会社
- 関連会社
- 取引先企業
など、自分の勤めている企業だけでなく、自分の現在の勤め先と関連がある企業はすべてブロックしておくことも忘れないで行いましょう。
匿名とは言え、スキルや経験などから特定されてしまう危険性もあるため、関連会社もまとめてブロック設定をしておくと安心です。
細かい転職サイトの情報を知りたい方はこちら→『【2020年】おすすめ転職サイト!転職5回全て年収アップの転職のプロが「絶対」におすすめしたい転職サイト比較ランキング』の記事へ。
2.自由記入欄の情報はある程度ぼかす
前述したように、スカウト機能を利用する際のプロフィールやWEB履歴書は、公開される部分と公開されない部分があります。
- 年齢
- 性別
- 現住所(都道府県)
- 最終学歴
- 保有資格やスキル
- 経験社数
- 経験職種、年数
- 職務内容
- 希望条件
- 自己PR
公開される項目のうち、年齢や性別、現住所、最終学歴、経験社数などは偽りようがないため、そのまま書くしかありませんが、職務内容や自己PRなどの内容でバレてしまう危険性があります。
職務内容や自己PRで
- 専門用語を使ってしまっていないか?
- 部署の具体的な人数や取引先の情報を開示していないか?
- 保有しているのが限られているようなスキルを書いていないか?
など、個人が特定できるような細かい情報を書いていないかチェックしましょう。
ただし、細かい情報をぼかしてしまうことで、逆に転職を検討している企業からスキルや経験を低く見られ、正当な評価がもらえない可能性もあります。
3.転職エージェントをあわせて利用する
特別な経歴やスキルを持っている場合、会社バレをせずにスカウト機能を利用することが難しい場合もあります。
転職エージェントでは、通常専任のコンサルタントを通して、求人の紹介や応募することが可能です。
場合によっては、勤務中に何度も電話連絡がくることで、同僚や上司などに
と気づかれてしまう危険性もあります。
4.会社などでの閲覧は控える
会社のパソコンに閲覧履歴が残ってしまったり、たまたま画面が見えてしまったりと、会社バレするリスクが高くなります。
5.SNSの利用は避ける
と軽い気持ちで投稿してしまうと、仲の良い同僚などから会社に情報がバレてしまうこともあります。
内緒で転職活動を行う場合は慎重に行動を
という軽い気持ちでいると、思わぬところから情報が漏れてしまい、会社にバレてしまう可能性もあります。
また、周囲に話したり、SNSの投稿したりなど、誰かに話すことで会社バレを引き起こすことも十分考えられます。
転職サイトの利用に関わるQ&A
Q1.転職サイトの登録は実名ではなく偽名でもOK?
ですが、今後、転職活動を本格的に進め、応募するには実名で行う必要があるため、偽名での登録はあまり意味がないと言えるでしょう。
スカウト機能を使う場合にも名前は公開されないため、最初から実名での登録をしておいた方が、
というミスを防ぐことができます。
Q2.嘘の経歴を書いてもいい?
という場合には、職務内容やスキルをあえて書かないなどで対応し、くれぐれも事実を捻じ曲げないようにしましょう。
まとめ
と心配する方もいますが、登録したり求人検索に利用したりするだけでは、転職サイトの利用がバレることはありません。
転職サイトにバレてしまう原因として考えられる理由は
- スカウト機能を使っている
- 会社のPCで閲覧している
- 周囲に転職をしていることを話してしまう
の3つです。
また、会社にバレないようにする方法としては、以下の5つのポイントをおさえることが大切です。
- 企業のブロック機能を利用する
- 自由記入欄の情報はある程度ぼかす
- 転職エージェントをあわせて利用する
- 会社などでの閲覧は控える
- SNSの利用は避ける