英語が世界共通言語となる今、英語のスキルの有無が転職にも大きく関係しています。
転職サイトでも英語のスキルを入力する項目があるなど、英語のスキルは必須と言えます。
そこで、今回は、英語のスキルが求められる職種や業種の特徴と、英語を活かした仕事への転職を成功へと導く5つの極意を解説します。
転職サイトからの転職で英語は活かせる
転職で「英語」は重要なスキル
職種や業種によって、求められるスキルや資格はさまざまです。
出典:エン転職
実際にdodaが行ったグローバル採用の実態調査のデータでも、TOEICテストを受けた人と受けてない人の転職成功率の割合を見てみると、受けていない人を1とすると、受けている人は1.23倍という結果に。
出典:doda
もちろん、TOEICの結果だけで判断されるわけではありませんが、TOEICを受けている人の方が転職成功へとつながりやすいと言えるでしょう。
また、募集要項などに
- TOEIC700点以上必須
- 英語スキルに自信がある方
など、英語のスキルが募集条件に盛り込まれている求人も中にはあります。
英語が活かせる職種や業種とは
英語が活かせる職種や業種はさまざまです。
具体的には、
- 翻訳・通訳
- 秘書
- 人事などの事務
- 貿易会社の事務
- 飲食や販売などのサービス業
- 観光関連会社
- IT関連職種
などの職種や業種が挙げられます。
海外企業との営業や商品やサービスの取引などを行っている企業はもちろん、IT系やベンチャーなどでも、高い専門スキルを持つ外国人を積極的に採用しているため、採用や入社の手続き、入社後のフォローなどを人事や事務が行う場合があります。
また、飲食や販売などのサービス業でも、外国人旅行者が多い地域や店舗では英語力が必須となることも。英語や中国語など得意な分野を分けて、対応する人を決めている企業もあるほどです。
出典:ユニクロHP
- 入社にあたって英語力が判断基準になることはない
としていますが、英語力を1つの武器として選考でアピールすることもできるため、英語は身につけておいて損はないと言えるでしょう。
外資系企業では高い英語のレベルが求められる
- TOEIC850点以上
- ビジネス会話レベル以上
など、条件をつけている求人も多くあります。
出典:キャリアクロス
- ビジネス英語レベル
- 日常会話レベル
- 基礎会話レベル
など英語レベルを段階分けしていますが、「ビジネス会話レベル」の求人が最多。
また、ビジネス英語として使うからには、通常の英語力を伸ばすだけでなく、自分が希望する職種や業種にあわせた専門用語などの英語も覚えていることが重要です。
英語のスキルを高めることが転職成功のカギ
入社段階での英語スキルは問わないという企業も多くありますが、一緒に働く外国人の同僚や英語を話す顧客などと円滑にコミュニケーションをとれる人材が高い評価を得ることも。
応募の必須条件や、選考の判断基準に英語のスキルが入っていない場合にも、英語力を身につけることで、選考で有利に働くこともあります。
- 英語を使う仕事につきたい
- 英語力を活かして転職活動を有利に進めたい
という方は、転職活動を始める前に、英語のスキルを高めておくことが大切と言えるでしょう。
外資系も目指せる!転職サイトで英語を活かした職種や業種への転職を成功させる5つの極意
英語のスキルだけでは転職は成功しない
外資系企業や海外向け営業など、英語のスキルが求められる職種や業種につきたいという方の多くは、
と思ってしまいがちです。
なぜなら、英語のスキルを必須条件としている企業には、それだけ英語の実力がある転職者が集まってくるということになります。
一般職やサービス業など、特に英語力を必須としていない企業の求人では英語のスキルがアドバンテージとして働き、選考の際にアピールすることができますが、外資系企業では英語のスキルがあることは前提として選考が行われます。
英語を活かした職種や業種への転職を成功に導く極意5つ
英語を活かした職種や業種への転職を成功に導く極意は5つあります。
1.企業が求める英語のレベルを知る
- TOEIC750点以上
- ビジネス英語レベル以上
など、ある程度の基準もありますが、企業によっても求めている英語のレベルは異なります。
- 英語での会話力
- 英文の読解力
- 英語での作文能力
など、職種や業種によって、何を求められるかは変わります。
たとえば、どんなに英語での履歴書が完璧にでき、英文の読み書きができていても、翻訳や海外顧客への営業、外国人の接客などでは、読み書きよりも、英語での会話力が求められることもあります。
2.英語を使ったビジネスの経験を積む
学生英語や、TOEICなどのペーパーでの試験では、英語力として認められないこともあります。
特に事務職や人事職などでは、電話での応対やメールのやり取り、資料作成などがスキルをとして求められます。
そのため、
- 前職で英語を使って接客を行っていました
などの経験をアピールすることが大切です。
アルバイトや異業種でも英語を使った経験があればOKなので、
- 学生時代、2年間飲食店で英語での接客を行っていました
- 現在の職場の外国人従業員と積極的に英語でコミュニケーションを行っていました
など、英語を使った実績をアピールするとよいでしょう。
- 学生時代に1年間アメリカに留学し、現地の学校に通っていました
- 大学卒業後、1年間バックパッカーとして世界中を渡り歩き、異文化を学ぶとともに、さまざまな言語の勉強を行いました
このように、具体的なエピソードで、英語のスキルや英語を学ぶ意欲を伝えましょう。
3.英語を使った履歴書・面接の準備を行う
外資系の企業の多くは、履歴書などの提出書類や面接なども英語で行われる場合があります。
キャリアクロスなどの転職サイトでは、英文の履歴書の書き方や面接でよく聞かれる質問など、外資系企業への転職に必要なノウハウなどの情報がまとめられています。
4.外資系企業の転職に強いエージェントを併用する
総合転職サイトなどでは、外資系企業の求人や英語を活かした求人が少ないことも考えられます。
ミドル・ハイクラス向けの転職エージェント「JACリクルートメント」では、国内9拠点、さらには海外10カ国に拠点を持っていることから、外資系企業や海外進出企業など、グローバルな転職のサポートに定評があります。
出典:JACリクルートメント
企業と転職者両方を1人のコンサルタントが担当するため、企業が求める人材や選考のポイントなど、詳しい企業情報を聞くことができます。
という方は、転職サイトだけでなく、転職エージェントの利用もおすすめです。
5.英語のスキル以外のアピールポイントを見つける
職種や業種によっても求められるスキルはさまざまですが、
- コミュニケーション能力
- パソコンスキル
などは、どこの企業でも求められるスキルと言えます。
英語を使う仕事の多くは、海外顧客や外国人従業員などとのやり取りなど、人と関わる仕事が多いのが特徴です。
また、IT関連業種や事務職などで英語を活かす仕事も多いため、パソコンスキルも必須と言えるでしょう。
海外にも通用する英語力でキャリアアップを目指して
と思っている方もいますが、世界の共通言語として英語がこれからも使われていくことが想定されます。
現在は日本だけでの業務でも、
- いずれは海外進出を目指したい
- 海外の顧客を獲得したい
など日本国内だけのサービスだけではなく、グローバルに展開していく企業も多くあります。
英語力を活かした転職におすすめの転職サイト
1位.キャリアクロス
運営会社 | 株式会社シー・シー・コンサルティング |
応募方法 | 自分で直接応募 |
専門分野 | 外資系・グローバル企業 |
登録ユーザー数 | 約25万人 |
求人更新頻度 | - |
公開求人数 | 4,863件 |
未公開求人数 | - |
新着求人数 | 2,819件 |
「転職」口コミ平均DATA
回答数 | 男性比率 | 正社員比率 | 転職前年収 | 転職後年収 | 年収上昇率 | 転職までの日数 | 満足度 |
英語力を活かした転職でおすすめする理由
- 英語レベル
- 日本語レベル
- 国名
など、外資系企業を目指す転職者向けの転職サイトだからこそのユニークな検索条件があるところがポイント。募集要項やスキル・資格、企業情報なども英語で書かれていることも多く、自分の英語力を試すことも可能です。
また、
- カバーレター
- 英文履歴書
- 英語面接
- 給与情報
など、外資系企業への転職を成功させる転職ノウハウも充実しているところも魅力です。
デメリットとしては、
- 求人が見づらい
- 職種によって求人数にばらつきがある
などが挙げられます。
2位.ビズリーチ
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
応募方法 | 自分で直接応募 |
専門分野 | 総合 |
登録ユーザー数 | 約96万人 |
求人更新頻度 | - |
公開求人数 | 56,717件 |
未公開求人数 | 0件 |
新着求人数 | - |
「転職」口コミ平均DATA
回答数 | 男性比率 | 正社員比率 | 転職前年収 | 転職後年収 | 年収上昇率 | 転職までの日数 | 満足度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11人 | 64% | 91% | 531万円 | 600万円 | 113% | 128日 | 7.5 |
英語力を活かした転職でおすすめする理由
企業やヘッドハンターと直接コンタクトをとって選考を進めることができるため、企業とのマッチング率も高く、転職活動を成功へと導くことができます。
ただし、
- 無料会員登録だと求人の検索や閲覧に制限がある
- 短期的な転職活動には向かず長期戦を覚悟する必要がある
- 面接対策や履歴書添削などの転職サポートを受けられない
などデメリットも。
3位.indeed
[site-indeed-sum-mini]英語力を活かした転職でおすすめする理由
インターネット上にある求人広告や求人情報を自動で集め、検索していることで、あらゆる職種や業種の求人が幅広く掲載されていることが最大のメリットと言えます。
求人検索に特化したサービスのため、転職サポートや転職ノウハウなどのサービスがないところが難点。
以上、3つご紹介しました。他にも転職サイトはたくさんあります。
転職のプロもおすすめする転職サイトはこちらからチェックできるので、自分に合った転職サイトを見つけましょう。
まとめ
また、英語を活かした仕事への転職を成功させるためには、
- 企業が求める英語のレベルを知る
- 英語を使ったビジネスの経験を積む
- 英語を使った履歴書・面接の準備を行う
- 外資系企業の転職に強いエージェントを併用する
- 英語のスキル以外のアピールポイントを見つける
の5つのポイントをおさえておくことが重要です。
特に英語が使えることは大前提としている企業も多く、英語のスキルだけではあまり評価されないこともあります。
おすすめの転職サイトもご紹介するので、
など、英語力を活かして転職をしたいという方は必見です。