転職サイトのWEB履歴書と紙の履歴書の使い分けが転職成功のカギを握る!受かるWEB履歴書のポイント5つを解説。

転職サイトから応募する際に欠かせないのがWEBの履歴書。最近では転職サイトから応募した場合、紙の履歴書ではなく、WEB履歴書でそのまま書類選考を行うのが主流となっています。

そこで今回は、受かるWEB履歴書のポイントをご紹介します。WEB履歴書と紙の履歴書の違いや、使い分けの方法など、履歴書の書き方のポイントを徹底解説します。

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  • なかなか転職サイトの書類選考に通らない・・・

という方は本記事でWEB履歴書を書くときのポイントを学びましょう。

転職サイトのWEB履歴書と紙の履歴書の使い分けとは

転職活動を進めていく上で欠かせないのが履歴書。

以前は紙の履歴書が主流でしたが、転職サイト上のWEB履歴書で書類選考を行うところも増え、WEB履歴書の重要性が増してきました。

しかし、WEB履歴書と紙の履歴書ではそれぞれ形式が異なるため、

  • 書く内容は同じでいいの?
  • WEB履歴書を書くときの注意しておくべきポイントは?

など、WEB履歴書の書き方に悩む方も多いのではないでしょうか。

実は、紙の履歴書とWEB履歴書はそれぞれ特性や形式が異なるため、それぞれの特徴を活かして使い分けることが重要なのです。

そこで、まずは紙の履歴書とWEB履歴書の違いと、使い分けのポイントを解説します。

紙の履歴書とWEBの履歴書の違い

紙の履歴書とWEBの履歴書にはそれぞれ違いがあり、メリットやデメリットがあります。
特徴 メリット デメリット
紙の履歴書 ・形式が決まっている
・1枚(職務経歴書を合わせると2枚)で転職者の情報がまとめられる
・顔写真の貼り付けができる
・テンプレートが決まっているため、書きやすい
・太字や下線などで文章を強調することも可能
・記入できる欄が小さく、自分の魅力を最大限アピールできない可能性がある
・郵送や対面で採用担当者に渡す必要がある
WEB履歴書 ・転職サイトごとに形式が異なる
・スキルや職務経歴書など各項目ごとに詳しく記入できる
・顔写真の登録できるところとできないところがある
・職務経歴やスキル、自己PRなど、各項目ごとに自由に記入ができ、自分なりのアピールが可能
・WEBで応募から履歴書の提出が簡単に行える
・一度登録しておくと、複数の企業への応募が行える
・装飾などをつけることができず、見せ方を工夫する必要がある

紙の履歴書のメリットとしては、形式が決まっていて、1つ1つの項目が見やすく分かれているため、1枚の紙で転職者の情報をまとめて確認することができるという点が挙げられます。

逆にデメリットとしては、1つ1つの項目が小さく、記入する内容に制限があるということです。

自己PR文や志望動機、職務経歴など、自分の強みとなる部分をアピールしづらく、転職者の魅力を最大限引き出すことができない可能性があるのです。

対し、WEB履歴書は、転職サイトによって形式は異なっているものの、職務経歴や自己PR文などそれぞれの記入欄が広く、1つ1つの経歴ごとに詳しく記載できるという点がメリットと言えます。

スキルや資格が多い方でも、保有資格を簡単に追加しておくことができるため、便利です。

デメリットとしては、太字にしたり下線を引いたりなどの装飾をつけることができないという点です。文字しか入力できないため、見せ方を失敗してしまうと、見づらいWEB履歴書となってしまう可能性も否定できません。

そのため、それぞれの特徴を理解した上で、紙の履歴書とWEB履歴書を書く必要があるのです。

WEB履歴書だけで書類選考が行われることも

よく紙の履歴書の添削を転職エージェントなどに依頼する方もいますが、転職サイトからの応募の場合、ほとんどの企業がWEBの履歴書だけで書類選考を行います。

そのため、これまで以上にWEB履歴書の重要性が高まっていると言えます。

中には郵送で紙の履歴書の提出を求めた上で書類選考を行ったり、面接の際に紙の履歴書の持参を必須とする企業も多くありますが、まずWEB履歴書の書類選考に通過しなければ意味がないのです。

紙の履歴書の書き方をおさえておくことも大切ではありますが、まず第一のステップとして、WEBの履歴書の書き方のポイントをつかんでおくことが何よりも重要だと言えます。

面接時に企業が紙の履歴書を求める理由

WEBの履歴書が重要だという話をしましたが、

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WEB履歴書を送っていれば紙の履歴書は提出しなくてもいいの?

と思ってしまいがちですが、面接の際に紙の履歴書の提出を求められることも多くあります。

履歴書の扱いは企業ごとに異なります。WEB履歴書とは別に履歴書の郵送が必要な場合には、採用担当者から連絡が来るので、応募確認メールの内容をよく確認しておきましょう。
選考フローなどに書かれているところもあるため、求人募集要項に記載されている応募後の流れも確認しておくと安心です。
man
WEB履歴書で書類選考を行ったのに面接で履歴書の提出が求められた・・・!これは提出すべき?

WEB履歴書で書類選考を行うことがほとんどですが、面接から採用までの間に改めて紙の履歴書や職務経歴書の提出が求められることもあります。

企業が紙の履歴書の提出を求めるのは、

応募書類を統一の書式で社内で保管するため

という理由が挙げられます。

企業によっては1つの転職サイトだけではなく、複数の転職サイトを利用して採用活動を行っている場合があります。

WEB履歴書だと各転職サイトによって形式や項目がバラバラなため、書類選考を行う場合には問題がなくても、今後入社する際の必要書類として扱う場合、管理がしづらく、必要な情報が分かりにくいという欠点があります。

そのため、入社後の書類として管理をしておくために、紙の履歴書の提出が求められているのです。

最近ではWEB履歴書を送るだけで、紙の履歴書が不要だという企業もありますが、大手企業などではまだ紙の履歴書の提出をするところも多いため、指示があったタイミングで提出するようにしましょう。

WEB履歴書と紙の履歴書の使い分けが重要

WEB履歴書と紙の履歴書では、それぞれ特徴も形式も異なり、使用する目的も異なります。

そのため、WEB履歴書と紙の履歴書の違いを理解した上で、見せ方と文章を工夫して、使い分ける必要があります。
man
紙の履歴書とWEB履歴書の内容は同じでいいの?

と悩む方もいますが、WEBの履歴書と紙の履歴書も

  • 名前や住所などの基本情報
  • 学歴や職務経歴
  • 免許や資格
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 本人希望欄(年収など)

など、書く項目自体は同じなため、大きく内容を変える必要はありませんが、文章量や各項目の内容の濃さには注意が必要です。

紙の履歴書では文字数や情報が制限されていますが、WEB履歴書は職務経験がある1社ごとに業務内容や実績を細かくかけたり、保有スキルをチェックリストの中から選んで簡単に追加できたりと、内容を充実させることができます。

そのため、紙の履歴書を意識してWEBの履歴書を作成してしまうと、WEB履歴書の項目に空白が目立ち、内容が薄く見えてしまう可能性があるのです。
特にWEB履歴書は書類選考通過のカギを握る重要な書類であるため、各項目ごとにしっかりと書くように心がけましょう。

受かるWEB履歴書のポイント

では、ここからは具体的にWEB履歴書の書き方のポイントを見ていきましょう。

転職サイトのWEB履歴書は各サイトごとにフォーマットが異なる

転職サイトのWEB履歴書は前述したように、各サイトごとにフォーマットが異なっています。

そのため、自分の利用している転職サイトのフォーマットを確認することがまず重要です。

ここでは、マイナビ転職とdodaのWEB履歴書を見ていきましょう。

出典:マイナビ転職

マイナビ転職では、自己PR文・志望動機がそれぞれ最大800文字ずつ記入できるようになっています。

出典:doda

一方、dodaでは自己PRの項目のみがあり、最大2,000文字記入できるようになっています。この自己PR欄に応募する企業への意気込みや自分の強みのPR、志望動機などを自由に記入することができます。

職務経歴欄も見てみると、

出典:マイナビ転職

  • 社名
  • 在籍期間
  • 業種
  • 資本金
  • 従業員
  • マネジメント
  • 最終ポジション
  • 職務内容

など項目が詳細に分かれており、職務内容も最大1,800文字記入できるようになっています。

出典:doda

dodaでも大まかな項目は同じですが、給与などが記入できるほか、業種・職種を細かく分類することができます。また、職務内容も最大2,000文字です。

このように、大手の転職サイトでも項目やフォーマット、文字数などが異なっていることが分かります。

同じ転職サイトから応募した転職者は当然同じフォーマットで記入を行うため、どの転職サイトを選んでも差別化がはかれるとは限りません

いかに自分が「決められたフォーマットの中で表現できるか」ということが大切になります。

自由に表現できる転職サイトを利用したい場合には、最大文字数が多いdodaを選んだ方がいいと言えますが、簡潔に分かりやすくまとめるという観点から見れば、マイナビ転職の方がまとめやすいという見方をすることもできます。

結局は自分が使いやすい転職サイトを選択することが大切だと言えます。

また、転職サイトごとにフォーマットが異なるため、複数の転職サイトを利用すればするほど、各転職サイトごとに基本情報や志望理由、自己PR文を入力する必要があります。

そのため、複数の転職サイトを使う場合には、メインで利用する転職サイトを決めておき、応募する際にはなるべく1つのサイトで行った方が良いでしょう。

→転職におすすめの転職サイトランキング記事はこちら

採用担当者が履歴書のどこを見ているのか?

WEB履歴書を作成する前に、採用担当者が履歴書を見るポイントをおさえておくことも重要です。

採用担当者が書類選考を行うのには理由があり、その理由によって、履歴書を見るポイントも異なります。

出典:エン ミドルの転職「採用担当者は応募書類のココを見る」

これはエン ミドルの転職が企業に対するアンケートの結果です。

なんと約40%の採用担当者が「書類選考では全くの対象外のみを見極めるため」と回答。

そのため、

  • 応募基準を満たしているかどうか
  • 基本項目が記入されているか

などをまずは見ているということがこの結果から分かります。

企業側は応募してもらったからには、ほとんどの転職者と面接を行い、選考を行いたいと考えています。

しかし、それでもすべての転職者と会うことは難しいため、面接しても採用する可能性があまりないと考えられる転職者を書類選考でふるいにかけているということなのです。

つまり、経歴やスキル、実績などももちろん大切ではありますが、採用担当者から会ってみたいと思ってもらえるようなWEB履歴書を作成することが大切だと言えます。

受かるWEB履歴書のポイント

採用担当者が履歴書を見るポイントを踏まえた上で、受かるWEB履歴書のポイントを5つご紹介します。

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ポイントは「採用担当者に会ってみたいと思われるような見やすい履歴書を意識すること」です。

1.志望動機と自己PR文は文章量と改行がポイント

まず、志望動機と自己PR文は文章量と改行がポイントです。

最大文字数が800文字となっている場合、

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たくさん書いた分だけやる気があると思ってもらえるはず!

と800文字ギリギリまで書いてしまう方がいますが、これは実はNG。

採用担当者は1日に何人もの転職者のWEB履歴書を見ています。

そのため、あまりにも長くなってしまうと、採用担当者から最後まで読んでもらえなくなったり、簡潔にまとめることができないと不名誉な評価を受けることもあります。
文字数は最大文字数の約7割から8割程度におさえるのがベストです。
また、適宜改行をして、見やすさを意識することも大切です。

文字が長々と羅列していると、それだけで読む気をなくしてしまうもの。

メリハリをつけ、適宜改行を行ったり、括弧をつけて分かりやすくするなどの工夫も大切です。

2.職務経歴書は企業ごとにきっちりと記入

職務経歴は紙の履歴書と違い、1社ごとに職務内容や企業規模をしっかりと記入できるところがWEB履歴書の強みと言えます。

そのため、職務経歴は実績やエピソードを入れつつ、1社ごとにきちんと記入しておきましょう。

特に直近の企業で

  • 何をやってきたか
  • どんな実績があるのか

は重要な選考ポイントになるため、直近の企業の職務経歴は志望動機や自己PRにもつなげられるよう意識して書くように心がけましょう。

3.顔写真の登録を忘れずに

転職サイトによって任意で顔写真の登録ができるところがあります。

任意とはなっている場合でも、顔写真はしっかりと登録しておくようにしましょう。

顔写真は採用担当者からの記憶にも残りやすく、印象を良く見せるポイントとなります。

他の経歴やスキルよりも顔写真の印象を重視して採用を行う企業もあるため、顔写真の登録ができる場合には登録しておくと良いでしょう。

4.正式名称を書く

基本的なことではありますが、企業名や資格名は正式名称で書くようにしましょう。
  • 〇〇株式会社
  • 株式会社〇〇

など、正式な書類には略称ではなく、正式な名称で書くことが社会人としてのマナーです。

些細なところではありますが、正式な書類をいい加減に書いてしまうことで、「仕事もいい加減にこなしてしまうのではないか」と企業側からマイナスイメージを持たれてしまうこともあります。
細かいところまで注意して書くことで、ふるいにかけられてしまう心配もなくなります。

5.最後に全体を見直して

最後に全体を見直すことが大切です。

紙の履歴書だと見開きで見直しがしやすく、全体を確認する方も多いと思いますが、WEB履歴書だと項目ごとに分かれているため、最後の見直しが甘くなる可能性もあります。

各項目を別々に記入する分、志望動機や自己PR、職務経歴がちぐはぐになってしまう可能性もあるため、すべてを記入し終えたら、

  • 内容に齟齬がないか?
  • 誤字脱字はないか?

など最終確認を行うことが大切です。

採用担当者が見やすいWEB履歴書を心がけて

WEB履歴書を作成する上で一番大切なポイントは、

採用担当者(読み手)を意識して作成されているか

という点です。

採用担当者が履歴書を確認する時間は限られています。じっくりと時間をかけて書類選考を行う企業もありますが、特に急募求人の場合には、なるべく早く面接などの選考に移りたいと考えています。

そのため、スキルや経歴に申し分なくても、WEB履歴書の内容が分かりづらかったり、文章が長々と書かれていると、採用担当者が読む気をなくしてしまい、書類選考で落とされてしまう可能性もあります。
WEB履歴書だと複数の企業に簡単に応募することができてしまうため、ついつい見直しが甘くなってしまいがちですが、応募する前に見直すクセをつけ、見やすい履歴書を心がけることが何よりも大切です。

まとめ

WEB履歴書と紙の履歴書には、形式や記入する項目など、それぞれに違いや特性があります。

まずはそれを理解した上で、それぞれの履歴書を作成することが大切です。

そのうち、転職サイトの応募にはWEB履歴書が使われることがほとんどです。WEB履歴書の内容で書類選考の結果が変わることもあるため、

  1. 志望動機と自己PR文は見やすさを意識
  2. 職務経歴書は企業ごとにきっちりと記入
  3. 顔写真の登録を忘れずに
  4. 正式名称を書く
  5. 最後に全体を見直して

この5つのポイントをおさえ、WEB履歴書を作成することが大切です。

teacher
採用担当者が見ることを意識した履歴書を作成して、書類選考を確実に突破しましょう。

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