【面接前に要確認】転職の面接マナーチェック。受付・入室・退室時の面接マナーマニュアル

転職活動の際、誰もが通過しなければいけないのが面接です。

転職の成功率を左右する面接選考では「失礼のないようにしなくちゃ」と考えるあまり、緊張して上手く対応できないことも少なくありません。

応募企業の採用担当は、面接選考から転職者の振る舞いに注目しているものです。社会人マナーに反する行動をしてしまうと、不採用に傾く原因になってしまいます。また面接本番だけでなく、入室や退出時の態度も判断基準の1つになっていることもあるのです。

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「面接でミスがないように予めマナーを把握しておきたいな」

そんなあなたのために、今回は転職面接でのマナーについて紹介します。面接でやってしまいがちなNG例もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

応募企業の採用担当が面接で重視しているポイント

応募企業の採用担当が面接で重視しているポイント

まずは採用担当が面接で転職者のどのような点に注目しているのかを見ていきましょう。下記データは、2014年に中途採用の面接に関わったことのある300名にアンケートを行った結果です。

グラフ:採用担当者が重視するポイントの円グラフ

このデータを見ると、面接で採用担当が重要視しているポイントは

  • 態度・仕草
  • 話し方
  • 表情
  • 挨拶

などがメインになっていることが分かります。

「この人には社会人マナーが備わっているか」というポイントは、採用担当に最も重要視されているのです。会話術や小手先のテクニックではなく、今までの経験からにじみ出るような振る舞いを判断しているとも言えるでしょう。

また、身だしなみや会話をする際の目線なども注目していることが分かります。面接では誰しもが緊張する場面です。そんな中で採用担当は、一人ひとりの転職者がどんな対応をするのかを見極めています。

新卒の就職活動とは異なり、中途採用の面接選考では最低限の社会人マナーに則った人材であることをアピールする必要があります。企業にとって価値のある人材という点を示す前に、社会人としての振る舞い方にも気を使うべきと言えるでしょう。

企業へ到着:受付〜控室でのマナー

企業へ到着:受付〜控室でのマナー

ここからは実際に面接で気をつけるべきマナーについて解説します。まずは面接を受ける企業に到着してから控室に入るまでのマナーです。

入り口でコートを脱ぎスマホの電源を着る

企業の入り口に到着したら、コートを脱いでおきましょう。受付時にコートを脱ぐのは社会人マナーのない印象になりかねません。

また、スマホの電源はオフにして面接中に着信音がなるリスクをなくしておいてください。企業の入り口に入ってから、面接が終了して企業を後にするまではスマホをみないようにするのもマナーの1つです。

応募企業には5分前に到着すること

面接日は予定時刻の5分前に企業へ到着するようにしてください。5分前までに到着することで、身だしなみの最終チェックなどを済ませることも可能です。予定時刻の1時間前など、予定よりも早く到着してしまった際は、近くの喫茶店などで時間が来るのを待ちましょう。

あまりに早く受付に向かうと、企業側も困惑してしまいます。「予定時刻を伝えておいたはずなんだけどなぁ」と不信感を抱かせてしまう原因にもなるでしょう。開始時刻の5分前であれば、相手に悪い印象を与えることはありません。

万が一遅刻する際は速やかに連絡する

転職面接の予定時刻に遅刻することは、高い確率で悪い印象を与えてしまいます。しかし、電車の遅延や交通状況によっては、仕方ないこともあるはずです。そんな状況になってしまった際は、迅速な連絡をするのが社会人マナーと言えます。

採用担当と電話が繋がった際は、氏名と面接予定時刻を明確に伝えてください。次にやむを得ず遅刻してしまう旨を伝え、深く謝罪しましょう。少しでも悪い印象を軽くするためには、早急な対応が吉となります。

受付での対応は細心の注意を払う

受付時の態度をチェックしている企業も少なくありません。転職者の中には面接本番以外で気を抜いてしまう人もいます。しかし、企業に一歩足を踏み入れたら、面接は始まっていると意識した方が良いでしょう。

受付や案内を担当している社員に対して、適当な態度をとるのは絶対に避けるべきです。相手がどんな人であろうと、企業の人間であることには変わりありません。この点は最後まで意識しておくようにしてください。

控室では席について順番を待つ

企業の規模によっても異なりますが、面接の準備が整うまでの間、別室に通されることもあります。この際は、案内された控室に入り、席について待機してください。名前が呼ばれたら返事をして、面接へと向かう流れになります。

控室には面接を待つ他の転職者がいることもあります。この際、リラックスするために世間話をするのはマナー違反になるのでやめてください。静かに着席して自分の番が来るのを待つようにしてください。

企業に到着してから面接を迎えるまでの間は気を抜いてしまいがちです。しかし、面接選考は企業と転職者が初めて対面する貴重な場面になります。全てが面接であると捉えて気を引き締めるようにしてください。

面接本番:入室時のマナー

面接本番:入室時のマナー

ここでは、面接本番が始まる入室時のマナーについて紹介します。採用担当といよいよ顔を合わせる重要な場面ですので、ここで解説する最低限の面接マナーを守るようにしてください。

ノックを3回して「どうぞ」と言われたら入室する

面接する部屋に入室する際は、まずノックを3回します。ノックの回数に厳密な決まりはありませんが、社会人マナーとしては3回で留めるのがポイントです。ノックに対して採用担当が「どうぞ」と声をかけてきたら「失礼します」と言って入室します。

ノックをしても反応がない場合は、再度ノックをしてください。2度ノックをしたにも関わらず、反応がなかった場合は「失礼します」と言いながらドアを開けて確認します。入室する際はハッキリ「失礼します」と発言するように意識してください。

扉を閉める際はドアを向いて閉める

面接室に入室したら、ドアを閉めます。この際、面接官の方を向いたままドアを閉めるのはマナー上良くありません。ドアを閉める際は、必ずドアの方に体を向いて閉めるようにしてください。

ドアを閉める際の力加減にも気を配りましょう。力強くドアを閉めてしまうと、採用担当に悪い印象を与えてしまいます。なるべく音が絶たないように注意しながら扉を閉めるのがポイントです。

室内で待機する場合は下座席の横で

状況によっては採用担当よりも前に面接室に案内されることもあります。この際、特に指示がない場合は下座の席の横に立って、採用担当の到着を待ってください。下座の席とは出入り口側に当たる席のことを言います。

面接時の一般常識として、採用担当が上座、つまり出入り口から1番奥の席に座ります。案内係から「こちらでお待ちください」と席を指定されない場合は、下座の席で待機するようにしましょう。採用担当を待つ際は着席せずに待機するのもマナーの1つです。

氏名と挨拶をする

採用担当と初顔合わせをする際は「〇〇と申します。本日はよろしくお願いしたします。」と氏名と挨拶を合わせて行いましょう。挨拶が終わったら一礼します。礼をする際は必ず採用担当の正面を向いて行ってください。

状況によっては採用担当が遅れて入ってくることもあります。事前に案内係から「座ってお待ちください」と指示がある場合もあるでしょう。この際、採用担当が入室すると同時に席を立って、挨拶をするようにしてください。

着席時は荷物を足元に置く

面接室で着席する際、荷物は足元に置くようにしましょう。また、カバンは床に置いた際に自立するものを選んでください。直立しないカバンの場合、だらしない印象を与えてしまう可能性があるので避けましょう。

足元にカバンを置いておくことで、必要な書類をすぐに取り出すことができます。採用担当によっては、カバンの中が乱れていないかチェックしてることもあるので、事前に整理整頓しておくようにしてください。

採用担当にあなたの振る舞いを直接チェックされる重要なシーンです。緊張して硬くなりすぎると採用担当からネガティブな印象を持たれてしまいます。面接本番で自然に振る舞えるように事前にマナーについて確認しておくようにしてください。

面接中に気をつけるべきマナー

面接中に気をつけるべきマナー

ここでは面接中に注意するべきマナーのポイントを紹介します。採用担当と対面しながら会話を進める上で、最低限気をつけるべきポイントはどんなところにあるのでしょうか?

名刺を受け取る際は名前を名乗る

転職面接の場では、しばしば採用担当から名刺を渡されることもあります。この際は、自分の氏名を名乗って、相手の名刺を丁寧に受け取るようにしてください。ただし、転職面接のため、あなたの名刺を渡す必要はありません。

採用担当から「どうぞ」「お座りください」など、着席を促された時点で席につくようにします。頂いた名刺は自分から向かって左に置くようにするのが、社会人マナーです。面接が終わった際は丁寧に名刺を閉まって退出するようにしてください。

面接中は正しい姿勢を維持する

面接中は、正しい姿勢をキープすることを心がけてください。猫背や首が前傾したような姿勢でいると、採用担当から悪い評価を受ける原因になります。採用担当は何人もの転職者を相手にしているものです。終始気を抜かないようにしてください。

正しい姿勢をキープするコツとしては、耳と肩の位置を垂直にするイメージにすると自然に良い姿勢になります。男性の場合は、両手は膝の上に置くようにしてください。女性の場合は、足をしっかり閉じて太もも付近に両手を置くようにすると良いでしょう。

面接中は採用担当からの質問に回答する中で、正しい姿勢をキープする必要があります。多くの人にとって、正しい姿勢を維持するのは疲れることでしょう。しかし、面接選考の場では転職者の振る舞い方が採用可否の評価に繋がることもあります。

面接中は気を抜かずに最後まで、正しい姿勢と発言を意識するようにしてください。

面接終了:退室時のマナー

面接終了:退室時のマナー

採用担当とのやり取りが終わり、面接室から退出する際も気を抜いてはいけません。ここでは面接終了から退出するまでに気をつけるべきマナーについて紹介します。

席を立ちお礼の言葉とお辞儀をする

面接が終わったら、起立して席の横に立ちます。この際「ありがとうございました」とお礼の言葉を口にすることも忘れないでください。次にドアの前まで移動して一礼します。ドアは静かに開け閉めするようにしましょう。

採用担当によってはフランクに話しかけてくれる人もいます。そのため自然とリラックスしてしまい「あざーした!」なんて挨拶をしてしまう人も中にはいます。面接官はあえてフランクに対応することで、あなたの本性を見抜こうとしていることもあるので言葉遣いには慎重になりましょう。

見送られる際のポイント

面接終了後に採用担当や案内係が見送りにくることもあります。エレベーターまで見送ってもらった場合は、お礼の言葉とお辞儀をするようにしましょう。ドアが閉まり切るまでお辞儀をしておくと好印象になるでしょう。

会社の出入り口まで見送りにきてもらった際は、出入り口でお礼とお辞儀をします。人によっては応募者が見えなくなるまで、見送ることもあるので最後まで気を抜かないようにしましょう。

面接終了後は安心感から気を抜いてしまいがちです。しかし、そんな時こそ採用担当は目を光らせています。見送られる際も応募企業の人から完全に見えなくなるまで、姿勢を崩さないようにしてください。最後の最後で悪い評価をもらわないように慎重な行動を心がけましょう。

転職面接で気をつけるべきNGパターン

転職面接で気をつけるべきNGパターン

ここでは転職面接で、ついついやってしまいがちなNGパターンについて解説します。面接の際、気がつかないうちにマナー違反をしてしまう可能性は誰にでもあるものです。事前にやってはいけないことを把握して、万全の対策をしておきましょう。

声が小さくて聞こえない

採用担当からの質問に対して小さな声で回答するのは印象が良くありません。採用担当も人間です。何度も聞き直さなければならないほど、小さな声で話されてしまうとイライラするでしょう。

緊張のあまり声が出にくくなってしまう人は少なくないはずです。静かな面接室では余計に声も小さくなってしまうでしょう。そのため、面接選考の際は声を張ってハッキリ喋るように意識してください。

目を見て挨拶ができない

人見知りの転職者にありがちなNGパターンです。目をそらして挨拶をするのは社会人マナーに反しています。例えば営業職や販売員など、第三者と関わることの多い職種では不採用に直結する危険もあるのです。

面接当日は、常に相手の目を見て挨拶をするように心がけてください。どんなに魅力的な人材であっても、最低限のコミュニケーションができない人は評価が低くなってしまいます。相手の目を見て話すということは、仕事においても非常に重要と言えるでしょう。

異臭を発している

面接前にニンニクたっぷりのラーメンを食べてしまったり、タバコの匂いがついたスーツで入室するのは社会人としてあるまじき行為です。採用担当も「この人は何も考えていないんだな」と低い評価をすることでしょう。

企業によっても異なりますが、面接室は密室で小さな部屋というシチュエーションも少なくありません。面接前に駅の喫煙所でタバコを吸ったり、匂いのキツイ食べ物を口にするのは避けるようにしてください。

挙動不審で落ち着きがない

採用担当からの質問に「あっはっはい・・・えっと・・・」など挙動不審な態度をすると、不信感を抱かれてしまいます。落ち着きのない振る舞いをすると「この人を採用しても良いことはないだろう」と判断されるかもしれません。

ついつい焦ってしまいがちな人は、深い呼吸を意識してみてください。深呼吸をすることで自然に落ち着いて対応できるようになります。また、一度回答に詰まってしまったからと言って焦る必要はありません。ミスはミスとして認めて、繰り返さないように努めましょう。

前のめりで話してくる

採用担当の話が終わる前に、食い気味で回答をするのは社会人マナーとして良くありません。「この人は人の話が聞けないんだな」と思われてしまうと、不採用に傾いてしまうでしょう。

話上手は聞き上手という言葉があるように、人とコミュニケーションを取る際は相手の話に集中することが大切です。話をしっかり理解した上で返答すると、相手に良い印象を与えることができます。

敬語が軽い・言葉遣いがなっていない

単純なミスですが、意外に多くの転職者が犯しがちなのが言葉遣いです。フランクな採用担当との会話では気をつけていないと、自然と砕けた口調になってしまいます。どんなに会話が弾んでも応募者である以上、適切な敬語を心がけましょう。

また、面接の場でプライベートな話題を持ち出すのも良くありません。会話が途絶えてしまうことが心配で言葉遣いや話の内容にミスマッチが生まれないように注意してください。採用担当は細かい点まで見ているものと自覚しておきましょう。

服装がだらしない

ボサボサの髪型、シワのあるシャツなどで面接に挑むのは避けてください。社会人たるもの、面接の場では服装にも注意を払うべきです。身だしなみのできていない人に対して、採用担当は厳しい評価を下すことになります。

面接に挑む際は、肩にフケがついていないか、靴が汚れていないかなどを今一度確認してください。綺麗な服装で面接に向かうのは最低限のマナーになります。採用担当に目を着けられないためにも、十分気をつけましょう。

面接選考は、採用担当に対して最後まで礼儀正しくいることを意識しておきましょう。採用担当によっては、わざとイライラさせたり、焦らせたり、フランクを装ったりしてあなたの出方を見ていることもあります。どんな状況でも対応を崩さないことが大切です。

まとめ

転職活動で企業の人間と初めて顔を合わせる面接選考では、あなたの振る舞い方に注目が集まります。採用担当はもちろん受付や案内係など、企業の人間と接する機会は意外に多いものです。

社会人としてできて当然の礼儀作法ですが、いざ面接になると緊張から「どんな振る舞い方をすれば良いんだっけ」と焦ってしまうことも珍しくありません。

採用担当は緊張する場面でも、しっかりした対応ができるかどうかを判断しています。数多くの応募者を見ている採用担当からすると、ここ一番でブレない人間に好印象を抱くものです。

採用を左右する大事な面接選考を突破するためにも、社会人マナーをしっかり身につけてミスのないように心がけていきましょう。

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