転職エージェントとの面談で転職成功率が変わる!?転職成功率を上げる面談術と転職エージェントとの面談でやりがちなNG行動

転職エージェントを利用するためには、まずコンサルタント(キャリアアドバイザー)との面談が必須となります。

そして一見、選考とは関係がないようにも思われますが、この面談の内容によっては転職成功率が大きく変わる可能性もあります。

そのため、コンサルタントの面談に向けてもしっかりと準備を行う必要があるのです。

今回は、転職成功率を上げる面談術面談でやりがちなNG行動を解説します。

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転職エージェントを初めて利用する方は本記事を読んで、転職エージェントとの最初の面談をクリアしましょう!

転職エージェントとの面談で転職成功率が変わる?

転職エージェントの最初の面談が実は重要?

求人の紹介や履歴書の添削、面談日の調整など、転職エージェントを利用することでさまざまな転職支援を受けることができます。

基本的に転職者は無料で利用することができるため、転職サイトだけでなく転職エージェントの利用を検討する方も多いのではないでしょうか。

転職エージェントを利用するためには

  1. サービス申込
  2. サービス利用開始の連絡
  3. コンサルタント(キャリアアドバイザー)と面談

という手順を踏む必要があります。

転職サイトではインターネットを介して自宅から簡単に登録することができますが、転職エージェントでは求人の紹介や転職サポートを受けるためにまず、コンサルタントとの顔合わせを行い、経歴やスキル、希望条件などの確認を行います。

中には面談場所が遠く、電話面談だけで登録が済む場合もありますが、ほとんどの場合、転職エージェントまで足を運び、利用の手続きとなる面談を済ませる必要があります。
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コンサルタントとの面談は選考とは関係ないし、適当に済ませていいのでは?

と思う方もいると思いますが、実はこの最初の面談が重要。

面談での評価によっては、転職成功率が変わる可能性もあるのです。
teacher
まずは転職エージェントの面談の内容や目的などを知ることが大切です。

転職エージェントの面談の基礎知識

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「何を持っていけばいいんだろう?」

「どんな服装でいけばいいのかな?」

など、転職エージェントの利用が初めてという場合、面談の具体的な内容や持ち物、服装などが分からないという方も多いのではないでしょうか。

転職エージェントとの面談は、実際の企業との選考とは違うとは言え、コンサルタントも人間です。

最初の印象によって今後の対応に差が生じることもあるため、きちんと準備した上で面談に臨むことも必要となります。
teacher
まずは、転職エージェントとの面談の基礎知識をしっかりと学んでおきましょう。

1.持ち物

転職エージェントの面談では、

  • 筆記用具
  • 履歴書
  • 職務経歴書

が必須となります。

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選考じゃないのになぜ履歴書や職務経歴書が必要なの?

と思う方も多いと思いますが、コンサルタントが転職者と会うのは面談が初めてとなります。

そのため、まずは転職者自身の経歴やスキルについて知る必要があるのです。

履歴書と職務経歴書を見ることで、実際にどんな企業に勤め、どんなスキルや実績があるのかを知ることができます。

その経歴を踏まえた上で、転職先の希望や転職の悩みなどをヒアリングすることで、具体的な解決策を提示したりや求人の紹介をしたりすることができるかどうかが決まってくるのです。
履歴書・職務経歴書がないと転職者自身の能力をはかることができず、求人の紹介や転職アドバイスを受けられない可能性もあるため、注意しておきましょう。
ただし、履歴書や職務経歴書は完璧でなくてもOK。

そもそも最初から自己PRや志望動機、職務経歴などの内容が書けている方は少ないため、完璧に仕上がっていないと面談が受けられないということはありません。

  • どんな経歴があるのか
  • スキルや資格はあるのか
  • 仕事への取組み方や実績があるのか
  • 自分のことをどう捉えているのか

などを知るための必要最低限の情報を伝えることが重要です。

書類をもとに転職者自身の情報をあらかじめ提供することで、今後の求人の紹介や履歴書の書き方のアドバイスをスムーズに受けることができます。

下書きでも問題ないので、とにかく履歴書と職務経歴書の項目を埋めることを意識しましょう。

2.服装

面接とは異なり、転職エージェントとの面談では基本的に服装は自由とされています。

そのため、仕事帰りに面談を行う場合など、仕事着からわざわざスーツを着る必要はありません。

ただし、転職エージェントとの面談であっても、面接同様、最初の印象が非常に重要です。
あまりにもジーパンにTシャツなどといったラフな服装や、パンクスタイルのような奇抜な服装で面談に行ってしまうと、コンサルタントからの評価を大きく落としてしまう可能性もあります。

コンサルタントに

  • 求人を紹介したい
  • 力になりたい

と思ってもらえることが大切なポイント。

そのため、なるべく清潔感のある服装がおすすめ。襟付きのシャツやジャケットなどオフィスカジュアルが好ましいです。
また、スーツをわざわざ着用する必要はありませんが、実際の面接での印象を意識するためにスーツで面談に臨むのも良いでしょう。

いずれにしても、たとえコンサルタントとの面談であっても、第一印象を意識することが重要です。

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なるべく好感を持たれるよう、服装にも気を配って面談に臨みましょう。

3.面談日

在職中の方にとって気になるのが面談日についてです。

企業との面接と同様、通常は平日の日中に面談が行われる場合が多いですが、転職エージェントによっては平日の夜や土曜・日曜・祝日にも面談日を設定できるところもあります。

たとえば、type転職エージェントでは、毎週月~土曜日の10時~19時半スタートまで面談日を設定することができますが、日曜や祝日などは面談を行っていません。

出典:typeエージェント

転職エージェントによって対応が異なるため、利用したい転職エージェントに問い合わせてみることをおすすめします。

また、転職エージェントによっては、電話面談やSkypeなどで対応してくれるところもあります。

出典:マイナビエージェント

  • 在職中で時間がない
  • 遠方に住んでいて面談場所まで行けない

など面談になかなか行けないという方は電話面談を行ってくれる転職エージェントを利用するのも1つの手段であると言えるでしょう。

4.面談の内容

面談は、

  1. 自己紹介(サービス利用の流れ)
  2. これまでの経歴や職務内容などの確認
  3. 転職理由や目指す職種・業種などのキャリアの確認
  4. 希望条件の確認
  5. 求人の紹介

という流れで行われます。

面談の目的は、ずばり

転職者のキャリアを確認し、希望条件など細かい要望をヒアリングすること

にあります。

転職エージェントでは通常、転職者は無料で利用でき、求人を出している企業からの採用報酬が支払われることで成り立っています。転職者にいくら求人を紹介したとしても、どこかの企業に転職が決まらなければ意味がないのです。

したがって、コンサルタントは転職者の経歴や職務内容、目指すキャリアの方向性、希望条件などを細かくヒアリングすることで、より正確に転職者の能力や希望を把握し、企業とのマッチングをはかることが大切となります。
転職者にとっても、通常60分から90分程度しか面談時間が設定されていないため、いかにスムーズに話を進め、求人の紹介や転職アドバイスまで話を持っていけるかが重要と言えます。

最初の面談内容でエージェント側の優先度が変わる!

転職エージェントでは前述したとおり、企業からの採用報酬で成り立っています。

そのため、最初の面談の内容で、

  • 転職意欲があるかどうか
  • 求人を紹介してすぐに転職先が決まるかどうか
  • 他の転職エージェントにとられてしまわないか

という点を見極めています。

良い求人を紹介したとしても転職意欲が低く、結果的に内定辞退をされてしまっては紹介した意味がないのです。

最初の面談で転職意欲を見せたり印象を良くしておくことで、より条件の良い求人や非公開求人などを紹介されるようになります。

最初の面談の印象次第でコンサルタントの本気度も変わるため、たかが面談と思わず、面談のための準備をしておく必要があると言えます。

転職成功率を上げる!転職エージェントでの面談術

転職エージェントからの評価を上げる面談術

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面談次第で紹介される求人も変わるなんて・・・。だんだん面談が不安になってきた・・・。
teacher
面談を成功におさめるには5つのポイントがあります。1つずつ見ていきましょう。

1.自然体でいることを心がける

転職エージェントとの面談では自然体でいることが大切です。

面談で自分を良く見せようと変に構えてしまう方もいます。

しかし、印象を意識するあまり、自分の言いたいことや疑問点などを言えずにそのままにしてしまっては面談をしている意味がありません
今後、求人の紹介や転職サポートを行うためにも、転職者の本音を伝えることが大切です。
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「年収が下がってしまわないか心配・・・」

「自分に合っている仕事がわからない・・・」

など最初に転職に関する不安や悩みを打ち明けておくことで、コンサルタントも今後のサポートの流れを決めやすくなります

自然体でいることを心がけ、面談には自分らしい言葉で臨むようにしましょう。
その際、清潔感のある服装や挨拶など基本的なマナーは忘れずに。
teacher
基本さえしっかりとおさえておけば、コンサルタントからの第一印象は問題なくクリアできます。

2.希望条件は明確に伝える

転職エージェントとの面談では、求人紹介や転職サポートを受けるためにも、年収や待遇、仕事内容、勤務地などの希望条件を決めておくことがもっとも重要です。

希望条件を伝えておかないと、コンサルタントもどんな求人を紹介していいのかわからず、転職支援を上手く進めることができません

そればかりか、自分の希望や経歴とはまったく合わない求人を紹介されるケースも。
ミスマッチを防ぐためにも、可能な限り希望条件を明確に決めておき、コンサルタントに伝えることが大切です。
また、希望条件に優先順位をつけておくことも大切です。
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年収800万円で残業もなく、フレックスが使える職場が良い!

と希望条件が多くなればなるほど、希望に合った求人は限定されてしまうもの。

場合によっては紹介できる求人がないということも考えられます。
  • 年収
  • 勤務地
  • 待遇

など希望条件を挙げた上で、絶対に外せない条件と妥協できる条件を分けておきましょう。

3.事前にスキルや経歴の棚卸をしておく

面談では、自分の強みや仕事上での実績、所持している資格など細かく聞かれます。

コンサルタントが詳細に転職者の情報を聞く理由は、

  • 紹介できる求人があるかどうか
  • 実際に選考でアピールするための強みや実績があるかどうか

など、企業とのマッチングをはかり、確実に内定へとつなげるためのサポートを行うためです。

そのため、スキルや実績について棚卸をしておくことで、コンサルタントとの面談もスムーズに進むようになり、求人の紹介や転職支援をすぐに行ってもらえるというメリットがあります。

もちろん、

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自分ではスキルや強みが分からない・・・

という場合にはコンサルタントに転職相談をすることも可能ですが、企業との選考を行うまでに時間がかかる可能性もあります。

すぐに転職したいという方はあらかじめスキルや経歴を棚卸して準備しておくと良いでしょう。

4.転職活動の状況や他社エージェントの利用などについて伝える

コンサルタントから転職活動の状況や他社のエージェントの利用状況について尋ねられることがあります。

この時、

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他社を利用していることは伏せておこう・・・

と選考状況や他社の利用について伏せてしまう方もいますが、むしろ他社を利用していると話した方がコンサルタントからの転職支援を優先して受けられる場合もあります。

転職エージェントでは、転職者の採用が決まることで報酬がもらえる仕組みになっています。

他社で採用が決まってしまうと、当然その転職エージェントの利益にはなりません
他社にとられるリスクを回避するために、良い求人を紹介してもらえる場合も多いため、転職活動の状況や他社エージェントの利用状況などは隠さず伝えると良いでしょう。
複数利用を検討している方にもおすすめの転職エージェントはこちらをチェック!

5.具体的な相談を行う

面談ではついついコンサルタントのペースに乗せられてしまいがちですが、転職エージェントを利用するからには、自分に有利に働くよう面談を進めることが大切です。

具体的に就きたい職種・業種や希望条件などが決まっている場合には希望を明確に伝えた上で、

  • 年収○○万円以上の企業の求人に応募したい
  • 〇〇という職種での転職を考えているので、履歴書の添削をしてもらいたい

など、コンサルタントに相談したい内容を具体的に伝えることが大切です。

面談でやりがちなNG行動

面談を行った後に

  • なかなか良い求人がもらえない
  • コンサルタントから連絡がない

という場合には、面談での行動でコンサルタントからの評価を落としてしまっている可能性があります。

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面談の際に気を付けたいポイントを確認しておきましょう。

1.連絡をせずに面談に遅刻する

転職エージェントに連絡せずに面談に遅刻するのは論外です。
社会人としてのマナーを疑われてしまい、求人の紹介を受けられない場合があります。

連絡せずに面談に遅刻してしまうような転職者は、実際に企業への採用が決まったとしても、ミスが多かったり、仕事にも遅刻してしまったりと何らかのトラブルを引き起こしてしまうのではと懸念されます。

仕事の都合や電車遅延などで面談に遅れてしまいそうな場合にはきちんと連絡を行いましょう

2.不平・不満ばかりを話す

自然体でいることが大切だからと退職理由を職場のせいにしたり、同僚への不満を口にしたりしてしまうのは避けた方が良いでしょう。

不満や不平ばかりになってしまうと、

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転職先でもすぐに辞めてしまうのでは?

と懸念されてしまいます。

今後の企業との関係に悪影響を及ぼすことも考えられるため、転職エージェントの利用を断られてしまうケースもあるため注意しましょう。

3.スキルや経歴で嘘をつく

面談では自分をより良く見せて、好条件の求人の紹介を受けたいものですが、スキルや経歴で嘘をつくのは絶対にやめましょう。

コンサルタントとの最初の面談での内容はずっと記録して残り、当然応募先の企業にも共有されます。

後々嘘が発覚してしまうと、内定の取り消しとなる可能性もあるため、スキルや経歴については正直に話すよう心がけましょう。

4.転職意欲がないことを伝えてしまう

転職エージェントでは担当者が得た企業の細かい情報などが得られるため、情報収集のために利用する転職者も多くいます。

しかし、あからさまに

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とりあえず話だけ聞きに来ました

などと伝えてしまうのはやめましょう。

転職意欲がないと判断されると、良い求人を紹介されなくなったり、サポートを行う優先順位を下げられてしまうこともあります。

今すぐ転職したいと思っていなかったとしても、

  • 良い条件の求人があればすぐにでも転職したい

などと伝えておくとコンサルタントの持つ企業情報や求人を引き出しやすくなります。

5.転職への前向きな姿勢が見られない

  • 仕事をしたくない
  • 自分に自信がない

など、転職に対して後ろ向きな姿勢でいると、求人の紹介をしても無駄だと判断されてしまう可能性もあります。

man
今の職場が嫌だから転職したい・・・

と思っていたとしても、それをそのまま伝えてしまうのはやめておきましょう。

本当の転職理由はどうであれ、どんな仕事に就くのにも前向きな姿勢でいることは転職成功のカギと言えます。

コンサルタントのやる気を引き出すことが重要

転職を成功させるためには、コンサルタントから紹介される求人の質や、履歴書の添削や面接対策など、選考対策などをしっかりと受けられることが必須となります。

コンサルタントからの転職支援の質を上げるためにも、コンサルタントのやる気を引き出すことが一番重要です。

転職する気がないのが分かってしまったり、希望条件が曖昧だと、まともに転職支援を受けられずにあしらわれてしまう場合もあります。

コンサルタントのやる気を引き出すためにも、経歴やスキル、希望条件などを細かく伝えた上で、転職意欲を示すようにしましょう。

まとめ

転職エージェントの転職支援を受けるためには面談が必須です。

コンサルタントは

  • 転職意欲があるかどうか
  • 求人を紹介してすぐに転職先が決まるかどうか
  • 他の転職エージェントにとられてしまわないか

という点を見極めた上で、転職者の経歴やスキル、希望条件などを踏まえて求人の紹介などを行います。

そのため、最初の面談の内容次第で転職成功率が変わると言っても過言ではありません。
  1. 自然体でいることを心がける
  2. 希望条件は明確に伝える
  3. 事前にスキルや経歴の棚卸をしておく
  4. 転職活動の状況や他社エージェントの利用などについて伝える
  5. 具体的な相談を行う
面談ではこの5つのポイントをおさえ、コンサルタントのやる気を引き出しましょう

転職エージェントでは、求人の紹介や選考対策など手厚いサポートが受けられるため、転職サイトよりも転職が上手くいきやすいというメリットがあります。

teacher
より良い求人を紹介してもらうためにも、最初の面談での印象に注意して、転職エージェントを上手く利用しましょう。

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