- 上司との相性が悪い
- 待遇や仕事内容に不満がある
など、様々な理由で「仕事をやめたい」と考える人も多くいます。
ですが、
と仕事をやめるかどうか悩む人もまた多いことも事実です。
仕事をやめるかどうかの判断は難しく、やめたいと考えている理由や置かれている状況によっても異なります。
そこで今回は、「仕事をやめたい」と思ったときに、仕事をやめるべきかどうかを判断する方法と、仕事をやめたいと思ったら取るべき6つの行動をご紹介します。
仕事をやめるかどうか悩んでしまい、ずるずると仕事を続けてしまうことでさらに心身に支障をきたしてしまう可能性も考えられます。
- 衝動的に仕事をやめたいと思ってしまう方
- ストレスや人間関係で今の仕事に悩んでいる方
は本記事で、仕事をやめる前にできることをやっていきましょう。
「仕事をやめたい」は甘え?
仕事は絶対に続けなければいけないものではない
仕事は達成感ややりがいなど自分にとってプラスに働くこともありますが、人間関係や昇進など悩みがつきないもの。
自分の能力不足を感じたり、人間関係によるストレスで「仕事をやめたい」と考える方も多くいます。
ですが、たとえば新卒なら、
- 少なくとも3年は仕事を頑張って続けてみるべき
- 最初は誰だって仕事はつらいもの
と言われたり、家族がいる場合には
- ここで仕事をやめてしまったら家族を養うことができない
- 仕事をやめたいのは甘えだ
と仕事をやめたいと思うことに罪悪感を感じ、なかなか仕事をやめる決断をできない方も多いのではないでしょうか。
昔は新卒で入社した会社に長く勤め続けるのが主流であり、給料や待遇、役職も年功序列で、入社年数を重ねれば確実に上がっていくものでした。
転職サイト「type」のアンケート調査によると、「仕事をやめたい」と考えたことがある方は、なんと98.2%。
出典:type
そして、実際に「仕事をやめたい」と思った後の行動を問うアンケートでは、「会社を辞めた・転職した」が56.7%と、約6割の方が実際に仕事をやめたり、転職をしたりという行動を起こしているということが分かりました。
出典:type
仕事をやめたい理由によって仕事をやめるかどうかの判断は異なる
一度仕事をやめてしまうと、元の職場に戻ることはなかなか難しいものです。
と思い、軽い気持ちで転職を重ねてしまうと、職務経歴書に書く経歴も増えてしまい、
と企業の採用担当者から思われてしまい、どんどん転職をすることが難しくなることも考えられます。
逆に、仕事やめる選択肢をとる前に今の会社でとれる改善策がある場合には、仕事をやめるのは一度待つべきと言えます。
仕事をやめたいと思った理由や原因を整理する場合には、紙などに自分の気持ちを書き出してみるのがおすすめです。
仕事をやめても良い人
仕事をやめたいという理由がわかったら、仕事をやめてもいいかどうかのジャッジを行いましょう。
ここでは、仕事をやめたい理由から、今仕事をやめても良い人のパターン5つをご紹介します。
1.心身を壊してしまっている
- 朝なかなか起きられない
- 眠れない日が続いている
- 疲れ切って何もする気力が起きない
など、仕事が原因で心身に支障がある場合には、しっかりと休息をとることが大切です。
特に精神的に疲れてしまっていると、正常な判断がつきにくくなり、休もうという意識がなくなってしまうことも考えられます。
ここで、
と頑張りすぎてしまうと、もっと症状が悪化し、治療にも時間がかかってしまう可能性もあります。
心身の状態が悪いという場合には、長期休暇をとるなどの対処を行い、
- 仕事を休ませてもらえない
- 休んでも良くならない
という場合には、思い切って仕事をやめることをおすすめします。
2.人間関係が上手くいっていない
typeのアンケートでも、仕事をやめたいと思った理由として「人間関係が上手くいかなかった」が32.7%で1位に。
出典:type
実際に仕事関係で悩んでいる方は多くいます。
もう最悪だ。
私の上司、なんでこんなに高圧的なんだろう。
仕事やめたい。— 倉田はるか (@wasurejina) August 27, 2020
仕事のミス怒られて、すみませんって謝ったけど、どうにも思い当たる節がなくて確認したら、怒ってきた人のミスだった。
もにょもにょ言い訳しながら、ぁ、ごめん。って小声で済まされた。#それあなたのミスです#仕事辞めたい#仕事やめたい#上司がいや
— ねくらのまくら (@bBvBdbzpkcuvtAq) August 26, 2020
と思ってしまう方もいますが、スキルや仕事内容は変えられる余地はありますが、他人の性格を変えることはできません。
- 上司が理不尽な指示を出してくる
- 同僚から嫌がらせを受けている
など、人間関係の改善の余地がない場合には部署異動や転職を行い、環境を変えることが大切です。
ただし、
- 単に嫌いな同僚がいる
- 正当な理由で注意されることが多い
- 過去にも人間関係を理由に退職をしている
という場合には、周りの方の問題ではなく、自分の捉え方や考え方に問題がある場合もあるため、過去の経験と重ねた上で自分を見つめなおすことも大切です。
3.仕事が合っていない
と続けてしまうと、仕事に対するストレスも増え、ちょっとしたことでも不満に感じやすくなってしまいます。
ただし、
とすぐにやめてしまうのはNGです。
4.今後のスキルアップや年収アップが見込めない
誰もが入社当初の年収・待遇で勤め続けたくはないもの。
また、特にスキルアップが臨めない場合、その職種・業種に関わった経験年数は長くても、他社では使いものにならない可能性もあります。
- 同じような仕事ばかりでスキルアップできない
- 給料が上がる条件が明確ではない
- 管理職などの役職につける見込みがない
などの場合には、転職して自分の能力を発揮できる環境を整えましょう。
5.他にやりたい仕事ができた場合
ただ仕事を突発的にやめるのではなく、今の会社に勤めている中に必要なスキルをとったり情報収集を行ったりと、仕事をやめる準備を進めましょう。
仕事を今やめるべきではない人
仕事をやめたいと思ったタイミングでやめるべき人もいますが、仕事をやめたい理由や自分の置かれている状況によっては、仕事をやめるべきではない方もいます。
1.現段階の待遇が不満でやめたい場合
- 今もらっている給与が低い
- なかなか職場の人となじめない
など、現段階での待遇が不満という場合には、すぐに仕事をやめてしまうのは避けましょう。
現段階での待遇が悪くても、交渉や今後の自分の働き次第で改善される可能性もあります。
また、
- 部署などが変わったばかりでなじめない
- 頻繁に社員の異動がある
という場合、環境が変わったことで一時的に起こっている問題である可能性も高いです。
2.介護や結婚などライフスタイルの変化が理由の場合
親の介護や結婚、出産などライフスタイルの変化によって、仕事と生活が両立できないと感じ、仕事をやめたいと考える方も多くいます。
今ではテレワークや時短勤務などさまざまな働き方を導入している企業も多く、上司や管理職にかけあうことで、一時的な休暇や、働き方の選択ができる場合もあります。
3.やめるべきか迷っている場合
仕事をやめたいと思う方の中には、
「給与条件はいいし辞めないべきかも・・・」
「仕事やめてもやることないし今やめるべきなのかな・・・」
など、やめたいという気持ちが一定ではなく、迷いがある方も。
迷っている段階で仕事を辞め新しい仕事に就いても
- やっぱり前の会社の方が良かった・・・
- 急いで転職しすぎてしまった・・・
と後悔してしまう可能性もあります。
仕事をやめたいと思ったら取るべき行動
仕事をやめたい人がとるべき行動6つ
次の行動を決めるなど、仕事をやめることに向けた計画を立てることが大切です。
と後悔する前にできることをやっておきましょう。
1.長期休暇をとる
特に、ストレスや疲れを感じているという場合、仕事をやめるだけで精一杯で先のことをなかなか考えられないものです。
仕事をやめるという決断は人生の中でも大きな決断です。
「休暇をとるなんて他の人に悪い・・・」
「休暇をとらせてもらえない・・・」
という理由で休暇をとることを躊躇してしまう方もいますが、有給休暇などを取得するのは労働者の当然の権利です。
2.上司や同僚、親しい友人に相談する
- 人間関係で悩んでいる
- 仕事内容がきつい
などの悩みは、自分だけで抱えてしまいがち。
職場ではなかなか本音で話せないと思う方は、親しい友人や家族に相談するのもおすすめです。
仕事をやめたいと考えている方の多くは
となかなか人に打ち明けられない方も多くいます。
しかし、打ち明けることでもやもやがなくなり、仕事がやりやすくなったり、新しい仕事をに就くことを後押ししてもらえたりするなどのメリットも大きいです。
仕事やめる気持ちを後押ししてくれる上司に
感謝ァ☆— 日暮・月乃@転転転職 (@pdl_runa) February 7, 2020
3.部署の異動や年収などの条件を交渉する
部署が変わることで周りの人も変わるため、人間関係の問題が解消されることもあります。
また、仕事をやめることを覚悟で条件の交渉を行うことも重要。交渉次第で年収アップや待遇改善に動いてくれる場合もあります。
4.転職サイトに登録してみる
限界を迎え、退職を余儀なくされる前に転職を検討しましょう。
転職成功に導くためには、さまざまな企業の求人を見て、自分に合った求人を見つけることが重要。
出典:リクナビNEXT
特にストレスや疲れが原因で仕事をやめたいと考えている場合、なかなか転職しようという前向きな気持ちが起こらず、自分の価値を見失ってしまいがち。
自分に合う転職サイトを知りたい方はこちらの記事もチェック!
5.自分の市場価値を知る
どうしても今の会社での給与水準や待遇が基準となってしまいがちですが、経験やスキルに応じた市場価値を知ることで、もっと年収などの条件が良いところに転職できるかどうかが決まります。
逆に、市場価値よりも今の会社での年収や待遇が良いということに気付くこともあります。
たとえば転職サイト「doda」では、自己分析に役立つツールが充実しており、年収査定のツールで自分の市場価値を知ることができます。
出典:doda
6.キャリアプランを考える
転職して今と状況が変わらなかったり、待遇や条件が悪くなってしまったら元も子もありません。
- 職種・業種
- 年収や待遇などの希望条件
- そのために必要なスキルや資格
などを考え、希望の職種・業種に転職するための準備を行うようにしましょう。
仕事をやめたい現状を打破するためには転職を考えるのが一番
仕事をやめたいと考える方の多くは、
と捉えてしまい、とりあえず今の職場で頑張ろうとしてしまう傾向に。
転職サイトなどを上手く活用して、自分の市場価値を知ったりさまざまな求人を見ることで、今の悩みから抜け出せることもあります。
まとめ
仕事をやめたいと思う方は多いものの、なかなか仕事をやめる踏ん切りをつけられないもの。
ただし、仕事をやめたいと思う理由によっては、すぐに仕事をやめた方が良い場合と仕事を今すぐやめるべきではない場合があります。
また、仕事をやめたいと思ったら取るべき6つの行動があります。
- 長期休暇をとる
- 上司や同僚、親しい友人に相談する
- 部署の異動や年収などの条件を交渉する
- 転職サイトや転職エージェントに登録してみる
- 自分の市場価値を知る
- キャリアプランを考える
仕事をやめたいと考える理由の多くは、人間関係の悪化や労働条件などの不満によるもの。