やりたいことを仕事にできたという方もいれば、仕方なく今の仕事を続けているという方もいるでしょう。
また、求人情報と実際の職場環境や仕事内容が異なることもあり、中には適性と合わない仕事に就いているという方も少なくありません。
仕事が合わないと感じると、仕事を辞めたり転職を検討したりする方も多いと思いますが、仕事が合わないといってすぐに辞めてしまうのはNG。
仕事が合わないと思う原因を突き止め、慎重に仕事の見直しを行うことが大切と言えます。
そこで今回は、仕事が合わないと思う原因と、仕事が合わないと感じた時にやるべき7つの行動について解説します。
「仕事が合わない」と感じる原因とは?
「仕事が合わない」のは甘え?
仕事は遊びとは異なり、責任もあるもの。
- お金を稼ぐため
- 生活のため
と割り切って仕事をしている方も多く、家族や自分のために合わない仕事を続けざるを得ないという方も少なくないでしょう。
そのため、
仕事が合わないからってすぐに辞めるのは甘え!
仕事があるだけありがたいと思わなきゃ!
と、合わないからと言ってすぐに仕事を辞めてしまうことを良く思わない方もいます。
しかし、仕事にしろ、趣味のことにしろ、性格やスキルなどによって、向き・不向きはあるものです。
昔は適性なんてものは甘えで、たとえば仕事がデキるようにならないのはその人の努力不足の問題だと思ってた。
でも、この考え方は大きな間違いだったわ。
向いてる、向いてないって絶対ある。
「もっと適性があることに一生懸命になれ」と昔の自分にとにかく言いたい。
— 滝川 徹 大手金融で「残業ゼロ」×自分ビジネス (@dream4luck) October 6, 2020
仕事が合わないと感じてしまう原因
仕事が合わないと感じる原因も様々です。
そのため、仕事が合わないと感じてしまう原因をまずは知っておきましょう。
1.人間関係が悪い
- 上司からパワハラを受けている
- 同僚とのコミュニケーションが上手くいかない
- 職場の雰囲気がぎすぎすしている
など、職場の人間関係が良くないことで、ストレスを感じやすく、仕事に向き合う万全の状態を保つことができません。
何か悩みごとがあるときに、仕事が上手く進まなくなってしまうという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
仕事に身が入らなくなってしまうことで、
と感じてしまいやすくなるのです。
仕事で最も心の負担になるのは、人間関係。
仕事量が多い、残業ばかりで帰れないなども突き詰めればパワハラ上司が原因だったりする。
合わない人はとことん合わない。
それを無理に合わせようとするのは、あまりメリットない。
毎日行くのが嫌になるような人ばかりいるなら、辞めた方が良いかも。
— るろうに@臨床心理士のメンタル回復bot (@rurounibot777) November 14, 2020
また、仕事は1人だけでこなすものではなく、多くの仕事では、誰かと連携して仕事を行うことも多いでしょう。
しかし、人間関係が悪化してしまっていることで、上手く連携がとれなくなってしまがちに。
自分1人では到底できないような仕事量を任されていても、1人で仕事を抱えてしまい、結果的に会社や上司に迷惑をかけてしまうことも考えられます。
2.苦手な仕事を任されている
誰にだって向き・不向きはあり、得意なことがあれば苦手なこともあります。
仕事はスペックより適性よ。本人のスペックが高かろうと、合わない仕事は合わない
— XHRIST社長 (@XHRIST009) June 21, 2016
また、苦手意識を持つことで、
と、仕事のモチベーションも低下してしまうもの。
仕事には意欲も重要です。
3.仕事内容に興味が持てない
- 単調な仕事を任されている
- 何の役に立つか分からない仕事をしている
- 仕事の面白さが分からない
など、仕事内容が単調で飽きてしまったり、興味を持てないという場合も、仕事のモチベーションの低下につながります。
面白さが分からないということは、それだけ仕事に対して打ち込めていないということです。
4.どれだけ頑張っても成果が出ない
達成感を得られることで自信にもつながり、新しい仕事をどんどんこなそうという意欲にもつながります。
そのため、どれだけ仕事を頑張っても成果が出ないと、自信を失ってしまい、
とネガティブな気持ちになってしまう原因となります。
5.成長しているという実感がない
スポーツや勉強でも、最初から完璧にこなせるという人は少ないでしょう。
練習をしたり経験を積むことでどんどん成長していくことで、成功へと近づくことができます。
しかし、
- 毎日同じような仕事を任されている
- 新規プロジェクトなど、新しい仕事を任されない
- 今やっている仕事の成果を認めてもらえない
など、成長しているという実感を得られないことで、仕事が合っていないと感じやすくなります。
6.将来のビジョンが描けない
仕事では、いきなり責任のある仕事ややりたい仕事を任されるわけではなく、雑用や簡単な仕事から徐々に責任のある仕事を任されるものです。
しかし、将来の自分のキャリアとは関係ない仕事であったり、会社の将来性が見えないことで、
と疑ってしまい、今の仕事に不満を持ちやすくなってしまいます。
将来性とか自分の体力面と精神的にしんどい時にこの場所は合わないって思ったらすぐ行動してるから、自分に合う場所を探すのは苦労するけど見つけたら仕事頑張れるから転職考えてる人は気力と元気ある内に行動に移した方がいい💦あと貯金がある内にやるのがいいかな…親の協力ないと衣食住がヤバい😭
— 琴音(右) (@skyrabbit0826) July 3, 2019
7.給与などの待遇が悪い
「仕事が合わない」ということは単に仕事内容だけの問題ではありません。
仕事をする目的に合わないことで、仕事への不満を感じやすくなります。
8.他にやりたいことがある
他にやりたい仕事があることで、今の仕事との落差を感じやすく、
- 仕事を変えたい
- 今の仕事を辞めたい
と考える原因に。
合わないと仕事を続けるとストレスや不満の原因に
という方もいますが、合わない仕事を続けてしまうことで、仕事への不満やストレスをためてしまいがちに。
また、ストレスなどを溜め込んでしまうことで、心身の不調を引き起こしてしまう可能性も。
仕事が合わないと感じた時にやるべき行動
仕事が合わないからと言ってすぐに仕事を辞めるのは危険
仕事を辞めたり転職をしてから、
と思っても、元の仕事に戻れる可能性は低いと言えるでしょう。
仕事を続けるかどうかの判断基準
仕事を続けるべきか、転職かを判断するためには、3つのポイントがあります。
- 自分で改善できることがあるか
- 自分の将来につながるかどうか
- 一時的なものか長期的なものか
1.自分で改善できることがあるか
と思い続けていても、何もしなければ問題は解決しません。
今仕事で感じている原因に対して、自分が動くことで変えられるかどうかを考えてみましょう。
たとえば、苦手な仕事を任されているという場合、
- どこが苦手なのか問題点を洗い出す
- 上司や先輩に仕事の進め方のアドバイスをもらう
- 仕事をこなすために必要なスキルや資格を習得する
など、仕事での課題を解決できるよう努力することで、苦手だと思っていた仕事が上手く進められるようになる可能性もあります。
2.自分の将来につながるかどうか
将来のキャリアと今の仕事がまったく関係ないという場合、今の仕事をどんなに頑張っても、将来の自分のためにはなりません。
3.一時的なものか長期的なものか
たとえば、雑用や事務作業など、今一時的に嫌な仕事が任されていても、「入社〇年目の方がやる業務」と決められているのであれば、役職が上がったり、年数を重ねることで、苦手な仕事から解放される可能性があります。
仕事が合わないときにやるべき行動
自分で改善できる余地がある場合には、転職を考える前に、今の仕事でやれることをやっていきましょう。
1.仕事が合わない原因を分析する
漠然と仕事が合わないと思っていても、自分でも明確な原因が分かっていないのなら対処のしようがありません。
仕事が合わないと感じるなら、その原因を深堀りすることが必要となります。
- その仕事をやる目的が分からないからつまらない
- 上司と合わないから、仕事がやりづらい
- いつも同じ仕事ばかりやっていて飽きてしまうから、別の仕事がやりたい
など、原因を明確にしていきましょう。
そうすることで、
- 仕事の一連の流れと意味を今一度考える
- 信頼できる人に相談してみる
- やる気をアピールして、自分から仕事をもらいに行く
など、原因への対処法を考えることができます。
2.休息をとる
仕事という重大な選択をする際には、心身が落ち着いた状態で考えることが必須。
不安定な状態で考えてしまうと、気持ちが消極的になり、衝動的に仕事を辞めてしまう可能性もあります。
休息をとり、心身の状態を戻すことを優先させましょう。
3.思いっきり仕事に打ち込んでみる
- 仕事に興味がわかない
- 苦手な仕事を任されている
という場合、最初に「苦手」・「つまらなさそう」などの先入観を持ってしまうことで、仕事に真剣に取り組むことができず、結果として仕事が上手くいかなくなっている可能性もあり得ます。
やっている仕事が自分に向いているか分からない人は、まず目の前の仕事を全力で取り組み続けることをおすすめします。
全力で取り組んだ後に初めて自分に合うか合わないかを判断できるかなと思ってます。
— Julie|採用育成×マネジメント (@Julie_training1) September 4, 2020
4.目標を定める
仕事をやる目的や目標がないと、仕事へのモチベーションも低下し、仕事が合っていないと感じやすくなるもの。
たとえば、
- 営業先を今月は5件多くリストアップしよう
- 今日は1つでも多く商品を売り上げられるよう頑張ろう
など、具体的な数などを挙げて目標を定めると良いでしょう。
5.周囲の人に相談する
と自分一人で思い悩んでしまうと、気持ちも消極的になり、衝動的に仕事を辞めてしまう原因にもなってしまいます。
悩んだときには、早めに周囲の人に相談し、助けを求めることも必要です。
特に人間関係で悩んでいる場合、自分一人でなんとかできる問題ではなく、周囲の人の協力が不可欠と言えます。
6.部署異動や待遇改善を求める
待遇や労働環境の問題は、自分一人の問題ではなく、会社全体が関わることです。
環境や給与制度の見直しを行ってもらうことで、仕事のやりづらさが解消される可能性が十分あります。
7.楽しみややりがいを見つける
仕事に楽しみややりがいを見出せないと、仕事がどんどんつまらなくなってしまい、退職や転職を考えることも多くなります。
たとえば、仕事内容は合わなくても、人間関係が良好で、職場の人と話すことが楽しみで仕事に行くという人もいます。
仕事がどうしても合わない場合には転職を
改善を試みても、どうしても仕事が合わないという場合には、今の職場や仕事自体を見直す必要があります。
転職活動を効率よく進めるコツは、
- 複数の転職サイトに登録する
- 転職サイトのスカウト機能を利用する
- 複数の求人を比較する
ということです。
まとめ
仕事は生活のために欠かせないものであるため、
という方もいますが、合わない仕事を続けることでストレスや不満が蓄積され、心身の不調を引き起こしてしまう恐れもあります。
そのため、仕事が合わないと感じる場合には、仕事の見直しを行うことが大切と言えます。
今の仕事を続けるべきかどうかは、
- 自分で改善できることがあるか
- 自分の将来につながるかどうか
- 一時的なものか長期的なものか
の3つの判断基準を参考にして、転職する前にできることがないかを確認しましょう。
という方は、本記事を参考に、今の仕事を見つめなおしてみましょう。