- 仕事に対するやる気がない
- 仕事で頑張ろうという意欲が持てない
など仕事へのモチベーションが上がらないことで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、仕事をしていく上でモチベーションの有無は非常に重要です。
仕事のモチベーションが上がらないことで、仕事の結果に影響を及ぼしてしまったり、周りの人との関係性の悪化につながってしまったりする可能性もあります。
そのため、モチベーションが上がらない原因を突き止め、モチベーションを保つことが必要となります。
そこで今回は、仕事でモチベーションが上がらない理由とモチベーションが下がってしまった時の6つの対処法をご紹介します。
仕事でモチベーションはなぜ重要?
仕事にはモチベーションが大切
と思う方もいると思いますが、モチベーションとは、
を指しています。
そして、仕事のモチベーションとは、仕事へのやる気を出すための動機付けのこと。仕事内容にやりがいを求めたり、誰かから評価されたいと思うことで、仕事でのモチベーションが上がり、頑張って仕事をしようというやる気につながります。
仕事でモチベーションが上がらない理由
仕事は生活のために欠かせないものではありますが、仕事に求めるものは人それぞれです。
単純にお金という人もいれば、お金以外のものを挙げる方もいるなど、モチベーションを構成する要素はさまざまです。
総合人材サービスを手掛けるパーソルキャリア株式会社が行った20代・30代の「はたらく価値観」の調査によると、仕事をする上で大事なものを問う質問に対し、「やりがい」「成長」「稼ぎ」のそれぞれの項目で、「そう思う」と回答した人は60%以上という結果に。
出典:パーソルキャリア株式会社
さらに、「やりがい」「成長」「稼ぎ」のうち、「やりがい」を一番優先すると答えた方はなんと全体の46.5%。
出典:パーソルキャリア株式会社
1.仕事内容に魅力や興味が感じられない
嫌いなものや向いていない仕事をやり続けてしまうと、だんだん仕事が苦痛でしかなくなってしまい、モチベーションが下がり、作業効率が下がったり、仕事の質が下がってしまうことも。
やはり、私には物を売る仕事は向いていない。利益のためならどんな非道もやってのける人間を思い浮かべてしまって、モチベーションが保てない。
— Real B.Bulldog Mania (@RealBulldogfrk) July 19, 2016
「好きこそものの上手なれ」ということわざもあるように、好きなことや興味のあることだからこそ一生懸命取り組むことができ、
- もっと成果をあげよう
- もっと極めよう
と思い、工夫したり努力をしたりすることができます。
2.給与や待遇に不満がある
頑張った成果は誰かに認められたいもの。親や先生から褒められたくてテスト勉強を頑張った経験がある方も多いのではないでしょうか。
仕事を頑張った分だけ給与が上がればもっと頑張ろうという気持ちが沸きます。
やる仕事の分量はそこまで変わってないむしろ体制変更で求められてる部分が強くなったような感じなのに実際の給与は10万以上下がってモチベーションがヤバい。
— まむ指のユリユリ@1y4m👶 (@solochiechan) August 27, 2020
特にお金は生活にも直結してしまうもの。
3.職場の人間関係が悪い
仕事では年齢や性別、立場などさまざまな方と関わりがあり、1人で仕事を進めることももちろんありますが、チームや会社一丸となって取り組む仕事も出てきます。
と不満に思うことで、職場の人と関わることが億劫になり、仕事自体が苦痛に感じるようになってしまうのです。
一時的に退職を考えたとしても、周りに支えられて乗り切れることもあります。
仕事のモチベーションを安定して保てている人は、結局 人間関係が上手くいっている人。
ミスした時も上手くいっている時も
信頼でき気さくに話せる仲間がいるから精神的に支えられる。人に無理に合わせる必要はないが
良い人間関係を築く努力は大事だよ。— ちゃんねるBLACK(公式) (@tiger_mentor) August 27, 2020
そのため、
- 人間関係が苦痛
- 上司や同僚が嫌い
など、職場の人間関係によっても、仕事のモチベーションは左右されやすいのです。
4.残業やノルマなど労働環境が悪い
仕事へのモチベーションには自分の心や体も大きく影響するもの。心や体が疲れてしまっていると、ネガティブな思想にも陥りやすく、不満も感じやすくなります。
同じ給料をもらっているAとBの2人がいたとして、
- Aは圧倒的に仕事量が多く、残業時間も月40時間を超えている
- Bは仕事量が少なく、ほとんど定時上がり
だとすると、Aの方に負担がかかっている状態になり、当然Aは不満に感じ、
と仕事へ一生懸命取り組む気力を失ってしまいます。
5.仕事での評価が上がらない
出典:マイナビ転職
マイナビ転職が行った調査によると、20代の若手ビジネスパーソンが仕事へのモチベーションが最も上がる瞬間をいつかを問う質問に対し、「誰かに褒められた時」と回答した23~26歳は28.8%、27~29差は22.0%とあわせて全体の約半数以上と最多。「誰かに感謝された時」と答えたのは23~26歳は19.7%、27~29歳は22.9%と約40%という結果になっています。
そのため、
- 仕事でなかなか評価してもらえない
- 上司に理由もなく怒られる
といった場合には、仕事のモチベーションが下がりやすいと言えるでしょう。
モチベーションの低下で仕事の質や結果に大きな影響を及ぼすことも
仕事のモチベーションが下がる理由はさまざまです。
よく、
という方もいますが、仕事を苦痛に感じているまま続けてしまうことで、ストレスや疲労の原因となり、時には重大なミスを引き起こしてしまう可能性も。
仕事でモチベーションが下がってしまった時の対処法とは?
モチベーションが下がってしまった時の対処法6つ
仕事でモチベーションが下がってしまった時には、早めに対処し、仕事へ向き合える状態を作るということが大切です。
1.目標を作る
仕事をする上で大切なことは達成感です。達成感を持つことで、次も頑張ろうという意欲が持てます。
たとえば、
- データ入力の作業で今まで2時間かかっていたものを、今日は10分縮めて1時間50分で取り組んでみる
- 1週間の契約数を今週は1件増やす
など、達成しやすい目標を立てることで、時間や成果も意識しつつ、ある程度緊張感や刺激がある状態で仕事に臨むことができます。
- 営業成績を上げるために、契約数を月20件に増やす
- 半年後にある昇級試験合格のために、1日30分勉強時間を確保する
など、数字などを入れて具体的に目標設定をしておくと、仕事の目的が明確になり、モチベーションがアップします。
短期目標と長期目標を設定した場合、目に見える形で頑張った成果を残しておくことも重要なポイントです。
2.ToDoリストを作る
仕事で達成感を得られない原因の1つが、自分の頑張りが目に見えないことにあります。
そのため、自分で1日ごとにToDoリストを作成し、その日の成果を可視化することで、
- こんなに仕事をしてたんだ!
- 今日はToDoリスト以外のこともできたぞ!
と自信につながりやすくなります。
仕事量が少ないのに時間がかかってしまうという場合には、仕事の効率を見直したり時間がかかってしまう原因を探ることが大切です。
3.ご褒美を作る
目標を達成しても何も起こらないのではあれば、仕事をしている意味を見出せない方も多いでしょう。
- 今日1日頑張ったご褒美に高いアイスを買う
- 大きなプロジェクトが1つ終わったらずっと欲しかった靴を買う
など、好きなものや欲しかったものなどをご褒美として設定し、自分で自分を褒めてあげることがポイントです。
4.上司や同僚とコミュニケーションをとる
人間関係が悪化していると、信頼関係も築くことができず、仕事へ行くのも苦痛になってしまいがち。
コーヒーを飲んでから働くか。
いまが頑張りどころ。
マネージャーもリーダーも後輩も頑張ってる。僕のような中堅ヒラ社員がムードメーカーをやって人間関係を円滑にして効率を上げる。みんな疲れてるけどモチベーション高いしで頑張ろうと言い合いながら仕事をやれてるのは幸せだ。— ド・ロイド (@leapbe4ulookG4) September 4, 2020
- 上司から評価されていないと思っていても実は細かい仕事まで見てもらえていた
- 困ったときに助けてもらいやすくなった
など、相手からの意外な評価を知れたり、業務上での連携がしやすくなったりと、人間関係を築くことで仕事のやりやすさも大きく変わるため、積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。
5.休息をとる
仕事へのモチベーションが上がらないという場合、人間関係や残業などの労働環境などによって、疲れやストレスが溜まっていることも考えられます。
少し休んで心身をリフレッシュすることで頭がクリアになり、仕事の効率も上がり、モチベーションを保てるようになることもあります。
- 睡眠をしっかりとる
- 入浴する
- 旅行に行く
- マッサージに行く
など休日を利用してリフレッシュしたり、心身ともに疲れ切ってしまっている場合には思い切って休みをとることも必要です。
6.目標となる人物やライバルを設定する
- 相手に勝ちたい
- あの人のようになりたい
など、憧れやライバル心を強く持つことで刺激になり、モチベーションを上げることができます。
相手のことを考えるあまり、劣等感を抱いたり、不満が募ってしまう可能性もあります。
それでもどうしてもモチベーションが上がらない場合は?
ここまでモチベーションが下がってしまった時の対処法を解説しましたが、モチベーションの低下が労働環境や人間関係、仕事内容など、自分ではどうにもならないことが原因となっている場合、なかなかモチベーションを上げることが難しいこともあります。
どうしても仕事が辛いという場合には、
- 部署異動や仕事分担の変更を相談する
- 転職を検討する
の2つの方法を検討しましょう。
1.部署異動や仕事分担の変更を相談する
直属の上司や人事担当など、信頼できる人にまずは相談してみましょう。
2.転職を検討する
職場や周りの人は変えられないもの。
そのため、ずっと合わないところにとどまり続けるよりは、合っているところを見つけた方が自分の成長にもつながります。
また、
- どんな仕事が向いているのか分からない
- 未経験から新しい仕事を始めたい
という場合には、転職サイトの診断ツールを利用するのもおすすめです。
出典:マイナビ転職
たとえば、マイナビ転職では「ジョブリシャス診断」という診断ツールがあり、簡単な20の質問に答えるだけで、自分の本領発揮できる適職や仕事での強みなどを知ることができます。
転職のプロがおすすめする転職サイトランキングも必見です。こちらもぜひ参考にしてみてください。
モチベーションのコントロールが何よりも重要
どうモチベーションを維持するかによって、仕事での結果にも大きな影響を与えます。
また、必ず今の仕事を続けなければいけないというわけではなく、どうしてもモチベーションが上がらない場合には、部署異動や転職を検討することも1つの選択肢です。
まとめ
仕事のモチベーションとは仕事へのやる気を出すための動機付けのことで、目標ややりがいを持つことでモチベーションが上がり、成果を上げることができます。
原因を見極めた上で早めの対処が必要となるため、
- 目標を作る
- ToDoリストを作る
- ご褒美を作る
- 上司や同僚とコミュニケーションをとる
- 休息をとる
- 目標となる人物やライバルを設定する
6つの対処法をおさえておきましょう。
また、どうしてもモチベーションが上がらないという場合には、そもそも仕事が合っていなかったり、職場環境が悪いということも考えられます。
モチベーションを上げるための対処法として転職をすることも1つの手段と言えます。
という方は本記事でモチベーションについて知り、仕事のやる気が持てる方法を学びましょう。