という場合、企業に直接応募することを検討する方も多いのではないでしょうか。
実は転職エージェント経由で落ちた場合でも、再応募すれば転職が成功するケースもゼロではありません。
今回は、転職エージェント経由で落ちた企業に直接応募しても良いケース・悪いケースと、再応募の際の5つのポイントを解説します。
転職エージェント経由で落ちた企業に直接応募してもいい?
転職エージェントで落ちた企業に直接応募した方が良いケースと悪いケースがある
転職エージェントでは、自分の経歴やスキル、希望条件などに合った求人を紹介され、応募企業ごとの選考対策も受けられるため、転職成功がしやすいと言われています。
しかし、転職エージェント経由でも書類選考の時点で落とされてしまったり、選考途中で採用見送りとなったりと、応募企業に落ちてしまうことももちろんあります。
その際、
と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、一度は落ちた企業に再度応募するのは勇気がいるもの。
と直接応募することをためらってしまう方も。
実は、転職エージェント経由で落ちた場合、一般的な企業の選考の基準とは違う理由で選考に落ちていることもあり、再応募することで転職成功するケースもあるのです。
直接応募しても良いケース
直接応募しても良いケースは2つあります。
1.社内選考で落ちた場合
転職エージェント経由で求人に応募したとしても、企業の採用担当者まで応募の意思が届かないまま落とされている場合があります。
同じ転職エージェント内で複数の転職者がいた場合、ある程度人数を絞るためにコンサルタントが事前審査を行うのです。
希望者全員の選考を企業の採用担当者だけが行っていたのでは、転職サイトや直接応募同様に採用担当者の負担がかかります。
採用担当者の負担を少しでも減らすためにも、企業が求める人材を熟知したコンサルタントが事前に一次選考を行い、転職者をふるいにかけます。
社内選考を行っていることは事前に説明される場合もありますが、担当者によっては応募を行ったことにして企業側の責任と説明してくる場合もあります。
2.報酬料の関係で落ちた場合
転職エージェントでは、転職者に利用料をとらず、求人を出している企業側の採用報酬をもらうことで成り立っています。
そのため、内定を出す転職者や契約料率によって、企業が支払う報酬が高くなることも。
直接応募すると悪いケース
逆に直接応募したとしても、再度落とされてしまうケースもあります。
1.キャリアやスキルが企業が求める条件に達していない
企業側の採用基準が変わらない限り、応募してもあまり意味がないのです。
2.選考での態度や受け答えが原因で落ちた場合
その場合、再応募しても企業側の記録に残っているため、書類選考の時点で門前払いとなってしまうケースも。
転職エージェント経由で落ちた理由を知ることが大切
落ちた理由が転職者のキャリアやスキルなどの問題ではなく、転職エージェントや企業側の都合の場合、再度応募することで採用されることは十分考えられます。
転職エージェントに落ちた後でも受かるために!応募方法と直接応募する際のポイント
転職エージェントで落ちた場合に応募できる方法は全部で3つ
転職エージェント経由で一度落ちたとしても、企業側や転職エージェント側の都合の場合、再度応募することで採用される可能性も十分あります。
- 直接応募
- 転職サイトからの応募
- 別の転職エージェントからの応募
1.直接応募
直接応募では転職サイトや転職エージェントなどを仲介しないため、掲載料がかかることがありません。
また、直接応募の場合、企業とのやり取りを自分で行う必要があるため、企業に質問をしたり入社意欲をアピールしやすいというメリットもあります。
2.転職サイトからの応募
転職サイトからの応募では、広告掲載料はかかるものの、転職エージェントに比べるとコストをおさえられるため、
という企業の場合、企業が選考を行ってくれる可能性が高くなります。
3.別の転職エージェントからの応募
と思ってしまいがちですが、転職エージェントごとに企業との関係性も異なるため、信頼できる転職エージェントに依頼をすれば、
と思ってもらえる可能性があります。
以上、3つの応募方法があります。
直接応募する際のポイント
とすぐに直接応募してしまおうとする方もいますが、一度その企業の選考に落ちている場合、再応募で内定を勝ち取るのはなかなか難しいものです。
直接応募する際のポイントを5つご紹介します。
1.応募書類を見直す
特に社内審査や書類選考で落ちてしまった場合、これまでと同じ書類ではろくに読まれずに落とされてしまうことも。
書類選考で落とされてしまうということは、採用担当者やエージェントから見て、転職者の経歴やスキルに魅力が感じられなかったということです。
特に再度の応募の場合には、
という熱意を伝えることが大切になります。
そのため、志望動機が重要になるため、
- なぜこの企業に入りたいと思ったのか
- 具体的にこの企業でどんな活躍をしたいのか
など、採用担当者の目に留まるよう、志望動機などの書き方を工夫するようにしましょう。
2.スキルや実績を作る
特に転職エージェントの社内審査では、採用担当者の選考を負担を減らすため、企業に応募できる転職者数を制限していることもあります。
再度応募するまでの期間をスキルや実績を積む期間にあて、再度応募することでより入社意欲も伝わりやすく、採用担当者の目にも留まりやすくなります。
3.熱意を伝える
一般的に一度選考に落ちてしまった企業に再応募して転職を成功させるのはなかなか難しいもの。
転職では新卒採用とは異なり、経歴やスキルなどの経験が重視されやすいですが、どんなにスキルや経歴が素晴らしくても、仕事に対するモチベーションがなければ、なかなか続けられません。
企業に直接問い合わせ、
- どうしても貴社で活躍したく、再度応募したい
など、諦めずに熱意を伝えましょう。
4.同じ企業の別の求人がないか確認する
企業のHPを見ると、1つの職種の求人だけでなく、その企業のさまざまなポジションの求人が載せられている場合があります。
たとえば転職エージェントで
- 経験3年以上
- 年収400万円
の求人に応募して落ちた場合でも
- 経験不問
- 年収350万円
であれば、経験やスキル不足であっても採用されるチャンスがあります。
5.直接応募する際のデメリットを理解する
また、直接応募では、転職エージェントとは違い、企業とのやり取りやスケジュール調整、選考対策などをすべて自力で行う必要があります。
と気軽に応募してしまうと、思わぬところで苦戦する可能性もあります。
再応募する際には念入りに準備を
応募書類がそのままだったり、ろくに準備をせずに選考に臨んでしまうと、企業の採用担当者からの評価を大きく下げてしまうことも。
まとめ
転職エージェント経由で落ちた企業に直接応募などで再度応募することは可能です。
場合によっては、転職エージェントの社内審査の時点で落とされ、そもそも企業に応募していないということも考えられるため、理由を知ることで再度応募する際の対策が変わってきます。
直接応募以外にも再応募できる方法として
- 転職サイトで応募する
- 別の転職エージェントで応募する
という2つの方法がありますが、すべての企業が複数の転職サイトや転職エージェントに求人を出しているわけではありません。
諦めきれない場合には直接応募を行いましょう。
また、直接応募する際には、5つのポイントがあります。
- 応募書類を見直す
- スキルや実績を作る
- 熱意を伝える
- 同じ企業の別の求人がないか確認する
- 直接応募する際のデメリットを理解する
一度落ちてしまったとしても、諦めなければチャンスをつかめることもあります。