転職エージェントを利用する際には、コンサルタント(キャリアアドバイザー)との面談が必須。
面談というと対面で行うイメージもありますが、実は転職エージェントは電話面談のみでも利用できるのです。
でも、
など、転職エージェントと電話面談を行うことを躊躇してしまう方も。
そこで今回は、転職エージェントと電話面談を行うメリット・デメリットと、電話面談を成功させるための5つのポイントを徹底解説します。
転職エージェントの利用は電話面談のみでできる?
転職エージェントでは電話で面談が可能!
転職エージェントは人材紹介サービスで、求人の紹介だけでなく、転職の相談や選考対策などさまざまな転職サポートをコンサルタントから受けることができます。
転職サイトではサイトに登録すればすぐに求人の応募が可能ですが、転職エージェントの場合、求人の紹介などの転職支援を受けるためには、コンサルタントとの面談を行う必要があります。
この面談で転職者の経歴やスキル、希望条件などをコンサルタントが把握することで、適切な求人の紹介や選考対策などのサポートを受けられるようになるのです。
そのため、
というイメージもありますが、実は電話でも面談を行うことができます。
実際に、マイナビエージェントでは、「面談は直接会わないとできないのでしょうか?」という転職者からの質問に対し、電話でも面談可能と回答しています。
出典:マイナビエージェント
転職エージェントと電話面談を行うメリット
と思ってしまう方もいますが、電話面談ならではのメリットもあります。
1.移動時間を考えずに面談ができる
対面面談の場合、各転職エージェントの拠点まで足を運ぶ必要があり、遠方の方や在職中であまり時間が取れない方にとっては、なかなか面談を行いにくいもの。
電話面談であれば、スマートフォンさえ持っていればどこでも電話面談を行うことが可能。
2.スキマ時間にも気軽に相談できる
電話面談は前述したように、スマートフォンさえ持っていれば面談を行うことが可能。
転職エージェント側もちょっとした相談の場合には、電話相談の方がスキマ時間で対応が可能なので、相談に乗ってもらいやすいというメリットも。
3.担当コンサルタントとの相性が事前に確認できる
コンサルタントによって対応の仕方や考え方、転職ノウハウの差などがあるため、転職を成功へと確実に導くためには相性の良いコンサルタントを選ぶことが重要と言えます。
コンサルタントと事前に電話などで話すことで、ある程度の人柄や相性が見えてきます。
という方は前もって電話面談で相性を確かめておくと良いでしょう。
4.休日や夜にも対応してもらえる
電話面談の時間帯については、各転職エージェントや担当コンサルタントによって異なります。
マイナビエージェントでは、平日の夜は20:30まで、土曜日は拠点によって9:30~17:30まで面談対応を行っていると明記されています。
出典:マイナビエージェント
5.どんな求人を扱っているか確認できる
なんていう経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
転職エージェントが扱っている求人は非公開求人も多く、実際に紹介を受けないことにはどんな求人があるかどうか分かりません。
電話面談を行うことによって、直接足を運ばなくても事前にどんな求人があるかどうかを教えてくれる場合もあります。
転職エージェントと電話面談を行うデメリット
転職エージェントと電話面談を行うことにはたくさんのメリットがあります。
1.コンサルタントとの意思疎通が難しい
電話だと、コンサルタントと転職者の声だけでやり取りを行う必要があります。
2.面接指導や履歴書の添削などが受けられない
事前に履歴書や職務経歴書を送ることも可能ですが、添削した内容や具体的なアドバイスはなかなか伝えづらいもの。
という場合は別ですが、選考対策などのために転職エージェントを利用したいという方にとっては電話面談は不向きと言えるでしょう。
3.コンサルタントから手抜きの対応をされる場合がある
そのため、
- あまりにも転職意欲が見られない
- 電話だけの相談で終わらせようとしている
- 転職に対して後ろ向き
など、今後、転職エージェントを利用して転職活動を積極的に行う可能性がないと判断された場合、コンサルタントから手抜きの対応をされることもあります。
コンサルタントの中にはどうにか面談に来てもらおうと話を進めようとする方も。
対面での面談と電話面談の使い分けが重要
特に履歴書・職務経歴書の添削や面接指導などは対面でないとなかなか利用することが難しく、転職エージェントの一部の機能が制限されることに。
転職エージェントとの電話面談の5つのポイント
電話面談を成功させるためのポイント
せっかく時間をとって電話をしたのにもかかわらず、結局は足を運ばなくてはいけなくなるのでは時間のムダです。
1.通信環境の整った静かな場所で行う
通信環境が悪いと、電話が遠くなってしまったり、途中で電話が切れてしまうこともあります。
電話面談では声の情報が非常に重要です。
最近では新型コロナの影響で企業でもオンライン面接を行っているところも多く、転職活動自体が変化してきています。
2.希望条件や転職の方向性などは事前に答えを決めておく
電話面談では、表情などが読み取れない分、話を円滑に進めるためにはそれなりの準備が必要です。
電話であっても、対面であっても転職エージェントとの面談の内容は同じです。
経歴やスキルなどこれまでの転職者の実績に加え、具体的な転職の希望が聞かれます。
転職エージェントに聞かれた内容はしっかりと答えられるよう、
- 職種・業種
- 最低希望年収と理想年収
- 休日などの待遇
- 勤務地
などの希望条件は事前に決めておくようにしましょう。
これまでの経歴を活かした転職であれば問題ありませんが、未経験の職種・業種に転職したい場合や、自分に向いた仕事が分からないという場合など、転職活動の方向性によって、今後の転職支援の進め方が変わります。
- 自分の向いている仕事が分からないので、転職する職種・業種についても相談に乗ってほしい
- 〇〇という職種に就きたいので、希望条件に合った求人を紹介してほしい
など、コンサルタントにしてもらいたいことを具体的に伝えておくと、転職者の希望が伝わりやすく、求人の紹介や選考対策など今後の転職支援もスムーズに受けることができます。
3.お礼や挨拶はしっかりと行う
対面では実際に顔を見て話しているため転職者の人柄が伝わりやすくなりますが、電話だとなかなか人柄を知ることができません。
そのため、最初の自己紹介などの挨拶や、コンサルタントに時間をとってもらったことに対するお礼などで、転職者の人柄が判断されやすくなります。
4.ネガティブな話は避ける
もちろん嘘の経歴を伝えてしまうのはNGですが、
- 前職を精神的な病気を理由に退職しました
- 実は〇〇という病気を持っていて、転職活動が不安です
など、ネガティブな情報を与えてしまうのは避けましょう。
5.転職意欲を見せる
よく転職エージェントを情報収集などのためだけに利用する方がいます。
もちろん情報収集のために利用することも1つの手ですが、最初から
という態度で面談に臨んでしまうと、
と求人の紹介や企業の詳しい情報の提供などをしてもらえない可能性があります。
と転職意欲を伝えておくと、コンサルタントに条件の良い求人を見せてもらえる可能性がアップします。
顔が見えないからこそ転職意欲とやる気を見せることが大切
電話面談では顔が見えず、声だけでやり取りを行う必要があります。
表情や態度から転職意欲や人柄などを見せることができないため、転職意欲ややる気を言葉で示すことが重要なポイント。
まとめ
転職エージェントを利用する際には対面で面談を行うイメージがありますが、実は電話面談でも利用することができます。
ただし、電話面談では声のやり取りだけになるため、意思疎通が難しく、履歴書の添削や面接指導など、転職支援が一部制限されてしまうことも。
また、電話面談を成功させるためにはポイントがあります。
- 通信環境の整った静かな場所で行う
- 希望条件や転職の方向性などは事前に答えを決めておく
- お礼や挨拶はしっかりと行う
- ネガティブな話は避ける
- 転職意欲を見せる
「内容が薄くなりそう・・・」
「求人の紹介などが受けられないのでは・・・」