生活のために欠かせない仕事。
仕事を楽しくできるのが一番ですが、
- ストレスや疲れで仕事しているのが辛い
- 朝仕事に行くのが億劫
など、仕事が辛いと感じている方も多くいます。
仕事は働く対価としてお金をもらうため、仕事が辛いと思ってもなかなか辞められないもの。
しかし、
とそのまま仕事を続けてしまうことで、心身に大きな悪影響を与えてしまうこともあります。
そこで今回は、心が限界を示しているサインと、転職決断のタイミングについて解説します。
仕事が辛いと感じる場合には心のサインを見逃さずに、辛いと思う原因をなくすことが大切です。
- 最近体調を崩しやすくなった
- 仕事の日になかなか起きられない
など、以前よりも仕事が辛いと感じるようになった方は、本記事で心の状態をいち早くチェックし、早めの対処を心がけましょう。
仕事が辛いは心のサイン?
仕事が辛いと感じている方は多い
日々の生活を送るためにはお金は絶対に必要なもの。
お金を稼ぐ手段として仕事は重要なものであり、時にはお金を稼ぐ手段としてだけでなく、やりがいや達成感など得られることもあります。
エン・ジャパン株式会社が運営する「エン派遣」が行った調査によると、仕事上でストレスを感じていると答えた方は全体で67%、正規雇用者で81%、非正規が64%という結果に。多くの方がストレスを感じているという実態がわかります。
出典:エン・ジャパン株式会社
そして、仕事でのストレスの原因や辛さもさまざま。
漠然と仕事が辛いんだけど、週末出掛けた割に月曜日の調子がそこそこだと辞めたいとは思わないから体の調子は激しく大切なのが分かった
— 🍣のれんちゃん🐯 (@quartettoparty) August 31, 2020
ただ漠然と仕事を辛いと感じても、それはストレスや疲れがたまった一時的なものであり、疲れやストレスを解消することで仕事への辛さが取り除かれるケースも。
仕事が辛い
辞めたいほどきつい
上司にひどくあたられるネガティブなことを覚えているのは当たり前、危険は身体で覚えるから
でもそれを理性が止める
明日ご飯が食べられなくなる恐怖が上回るから
ただお金を稼いで生きるだけなら心が危険だと言っていることからは逃げてもいいと思う
— 橋本暢資@パーソナルコーチ (@hashimoso) August 31, 2020
しかし、一方で、
- 仕事を辞めたい
- 仕事に行きたくない
と感じても、生活のためになかなか仕事を辞める選択ができないという悪循環が、仕事の辛さを引き起こしてしまっている方もいます。
「仕事は辛いのが当たり前」と放置してしまうことで、うつ病などの精神疾患を引き起こしたり、大きく体調を崩してしまう可能性もあるため、いち早く心のサインに気付き、対処を行う必要があります。
仕事が辛いと感じるときは要注意!心が限界を示すサインとは
心の限界がきていても、
と思い、そのまま今の仕事を続けてしまう方もいますが、仕事の辛さは気持ちの面や体に大きな影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
1.朝起きるのが辛い
- 以前に比べてなかなか朝起きられなくなった
- 仕事だと思うと憂鬱でなかなか家を出られない
など、仕事の日の朝に起きるのが辛いという場合、心身が疲れきってしまっている可能性があります。
朝起きるということは、仕事に行かなければいけないということ。
仕事の日の朝は誰だって憂鬱なものですが、
- 目覚ましを鳴らしてもどうしても朝起きられない
- 身体が思うように動かない
という場合には、頭では仕事に行かなきゃと思っていても、無意識に会社に行くことを拒んでしまっているのです。
2.プライベートでも楽しみが持てない
本来の精神状態であれば仕事は仕事、プライベートはプライベートときっちり分けることができますが、仕事でのストレスや疲れが蓄積されることで、心身ともに疲れ切ってしまい、何かを楽しもうという気力が持てなくなってしまうのです。
3.寝付けない・すぐに目が覚める
ストレスや疲れが原因で、
- 寝付けない(入眠障害)
- すぐに目が覚める(中途覚醒)
- 眠れない(不眠症)
- 寝たはずなのに眠った気がしない(熟睡障害)
などの睡眠障害を引き起こしてしまうこともあります。
睡眠は日中の活力を得たり、疲れをリフレッシュしたりするためにも必要なものです。
4.落ち込みやすい
心身が疲れ切ってしまっていると、なかなか前向きな気持ちになれなくなってしまうもの。
自己肯定感が持てなくなってしまい、
と自責の念に駆られ、自分を傷つけてしまったり、精神疾患を患ってしまうこともあります。
5.疲れがとれない
心と体はつながっています。そのため、心の疲労感がたまってしまうことで、体のだるさや重さを感じてしまう場合も。
一時的なものではなくなかなか解消されない場合には要注意
と思う方もいます。
確かに簡単な仕事はなく、時には辛い仕事にあたったり、難しい仕事を任される場合もあります。
しかし、一時的なものではなく、上に挙げた
- 朝起きるのが辛い
- プライベートでも楽しみが持てない
- 寝付けない・すぐに目が覚める
- 落ち込みやすい
- 疲れがとれない
などの状態が続いた場合には、心が限界を示しているサインである可能性が高いです。
仕事が辛いときの転職決断のタイミング
仕事が辛いときには転職すべき?
「仕事が辛い」というときには、まず仕事を辞めることを考える方も多いのではないでしょうか。
確かに仕事を辞めることで仕事でのストレスや疲れから解放されますが、ストレスや疲れがたまり、精神的に気持ちが参ってしまっている状態になっていると、自分に自信が持てず、
「転職先が見つからなかったらどうしよう・・・」
「仕事を続けられる自信がない・・・」
と生活に対する不安が増えてしまい、心や体が休まらなくなってしまう可能性も十分あり得ます。
仕事でのストレスや疲れの原因は、上司や同僚、後輩などとの人間関係やお客様からのクレームなど「他人」に原因があることも多い傾向にあります。
出典:エン・ジャパン株式会社
転職を焦って決断してしまうことで、前職よりも悪い環境で働かざるを得ないこともあります。
転職を決断する前にやっておきたいこと
転職を決断する前にやっておきたいことは全部で7つあります。
1.休暇をとる
まず、
- 仕事が辛い
- 仕事を辞めたい
と、精神的にきついと感じている場合、冷静に判断ができず、焦って転職を決めてしまったり、衝動的に仕事を休んだり辞めてしまったりすることも考えられます。
有給休暇が余っているようであれば、思い切ってしばらくの間休みをとり、心身ともに安らげる時間を確保しましょう。
2.原因が「自分」か「他者」にあるかをはっきりさせる
- 人間関係が悪化している
- お客様からのクレームが多い
- 任される仕事量が多い
- 労働環境や待遇が悪い
など、会社や職場の人、顧客などの「他者」にある場合には、転職を検討しましょう。
環境や労働条件がもっと良い転職先を見つけることで、今感じているストレスや疲れを解消させれらる可能性も十分あります。
しかし、
- 仕事でなかなか目標に達成できない
- 仕事内容が合わない
- 仕事でのミスが多い
という場合には、原因が「自分」にあり、改善できる余地があります。
3.周りの人に相談をする
仕事は他の人と連携して行うことが多く、自分だけの力ではどうにもならない場合もあります。
職場の人であれば悩みを打ち明けることで、業務の振り分けなどを変更したり、待遇を見直してくれたりと、今の職場でできる限りの改善案を提示してくれる可能性もあります。
自分一人で悩んでしまうとどうしても視野が狭くなり、自分を責めてしまいがちになります。
4.プライベートの時間を大切にする
仕事での疲れやストレスが溜まっていると、どうしても仕事のことばかりを考えてしまい、憂鬱になってしまうもの。
好きなことをしたり、人と話すことで気持ちも上がりやすく、リフレッシュになります。趣味の時間をとったり、友達と会う時間を作ったりと、プライベートの時間の使い方を考えましょう。
ただし、
- 休日出勤が多い
- 休日も仕事関係の作業をしている(持ち帰り仕事をしている)
- 休日はぐったりしてしまい、なにもする気が起きない
という場合には、仕事と休日のバランスが上手く取れていない可能性もあります。
5.働き方や部署異動を検討する
条件や内容次第では異動や給与などの条件を検討してもらえる可能性もあります。
希望を聞き入れてもらえないということは、今後働く上で何か問題があったとしても、なにも対処してもらえない可能性が高いということです。
6.自己分析や情報収集など転職準備を行う
自己分析や情報収集を行うのにも便利なのが転職サイトです。
たとえば、リクナビNEXTでは「グッドポイント診断」で自分の強みを見つけることが可能。
出典:リクナビNEXT
今の経歴やスキルから客観的に見た強みや企業へのアピールポイントを教えてくれるため、新しい仕事を見つけるためのきっかけになるだけでなく、実際の選考にも役立ちます。
また、エン転職では、転職ノウハウが充実。
出典:エン転職
転職活動を行う際に準備しておくことや、転職活動を進める際の悩みや不安などを解決できる情報がたっぷりつまっているため、初めての転職の方にもおすすめです。
仕事が辛く、心が疲れ切ってしまっている時には、前に踏み出す勇気がなかなか持てないもの。
他にも転職サイトにはさまざまなコンテンツやツールがあり、各転職サイトごとに扱っている求人も異なります。
転職サイトに登録しておくことで、自分の可能性を広げることができるため、こちらの記事を参考に自分に合った転職サイトを選択しましょう。
7.資格取得や他の仕事に目を向ける
自己分析などを行うことで
- 自分は今の職種に向いていない
- 仕事をこなすためのスキルが不足している
と自分自身の能力や適性などの欠点に気付くこともあります。
自分の適性が分からないまま転職しても、また同じことを繰り返してしまう可能性も。
目標ができることで今まで漠然と辛いと感じていた仕事が楽になる場合もあります。
まずは気持ちの安定を優先して転職の決断を
どうしても焦って早く転職を考えてしまいがちですが、「仕事が辛い」と感じている方の中には、ストレスなどで心身ともに疲れ切ってしまっている方も多くいます。
仕事がどうしても辛い場合には仕事を先に辞めることも1つの手段
基本的にはすぐに仕事を辞めてしまうのではなく、転職先を決めてから退職を行う方が、仕事を失うリスクはありません。
仕事ももちろん大切ですが、体を壊してしまっては元も子もありません。
まとめ
と思ってしまいがちですが、仕事が辛いと感じる状態が続くことで、心身ともに大きな影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
- 朝起きるのが辛い
- プライベートでも楽しみが持てない
- 寝付けない・すぐに目が覚める
- 落ち込みやすい
- 疲れがとれない
などの心身の状態が続いていないかどうかチェックしましょう。
転職を決断する前に
- 休暇をとる
- 原因が「自分」か「他者」にあるかをはっきりさせる
- 周りの人に相談をする
- プライベートの時間を大切にする
- 働き方や部署異動を検討する
- 自己分析や情報収集など転職準備を行う
- 資格取得や他の仕事に目を向ける
などのことを行い、しっかりと自分の心や精神状態を整え、転職に向けた準備を行いましょう。
心身ともに限界を感じている場合には転職する前に仕事を辞めることも大切です。