仕事は生活のために欠かせないものであり、仕事をすることで疲れないという方はほとんどいないのではないでしょうか。
そのため、多少疲れていても
と割り切っている方も多くいます。
しかし、
- なぜだか分からないけれど仕事に行くだけで心身共に疲れ切ってしまう
- 仕事の疲れがなかなか抜けない
という場合には、心と体が限界を示している可能性も。
仕事に疲れた時には早めに休息をとるなどの対処を行う必要があります。
そこで今回は、仕事に疲れた時の対処法7つと仕事に疲れた時にやってはいけない行動をご紹介します。
疲れの原因や疲れの種類によっては、今の職場環境を変えた方が良い場合もあります。
- 以前に比べて疲れが取れなくなった
- 休息をとっているのにすぐに疲れてしまう
という方は本記事で、疲れの原因を探り、早めに対処することを心がけましょう。
「仕事に疲れた」は心と体のサイン?
「仕事」に疲れたと感じる理由は2種類に分かれる
生活を送るために必要な仕事。
好きで仕事をしている方ももちろんいますが、
- できれば働きたくない
- 行きたくないけど毎日に仕事をしている
という方も多いのではないでしょうか。
仕事では限られた時間の中でさまざまな方と連携をとり業務を進めるため、プライベート以上に集中力や神経を使うもの。
仕事自体では疲れなくても、人間関係を築くだけで疲れてしまうという方も多くいます。
そんな仕事の疲れですが、睡眠や入浴などしっかりと休息をとることで大体の疲れはとれるもの。
しかし、中には
- どんなに休んでも疲れがとれない
- 疲れが溜まりすぎて上手く休息がとれない
という方も多くいます。
実際に日々の疲れで悩んでいる方は多くいます。
しごおわ。最近?遠い現場&体力的にキツい仕事ばかりなんで疲れが全然取れない。寝て起きたらまた仕事。これの繰り返し。たまにはご馳走さま夜勤入れてくれ~(。´Д⊂)
早く洗濯終わらせて寝よう🛌💤— たかし~ (@takashi_dempa) September 1, 2020
疲れ果てた…仕事行きたくねえ…
— 関ヶ原が来る (@ishidafujin) August 31, 2020
実は疲れには、
- 身体的な疲れ
- 精神的な疲れ
の2種類があります。
身体的な疲れ
まずは身体的な疲れについて紹介します。
1.業務が多忙
生活のリズムが崩れてしまい、体がその変化についていけず、疲れやすくなります。
適切な仕事量や残業時間内での業務であれば問題ありませんが、
- あまりにも仕事量が多い
- サービス残業時間が長い
- 持ち帰り仕事が多い
- 休日出勤が多い
など、仕事に関わる時間が長くなってしまっている方は、身体的な疲れが溜まっている可能性があります。
2.睡眠不足や栄養不足
慢性的な睡眠不足や栄養不足が影響で、さらに疲れやすい体になってしまう可能性も十分考えられます。
精神的な疲れ
身体的な疲れは疲れの原因がはっきりとしている場合も多く、比較的改善しやすいもの。
1.人間関係への気疲れ
職場では上司や同僚、部下に加え、さらに取引先企業の担当者や顧客など、さまざまな年齢、性別、立場の方と関わる機会が多くなります。
実際に、人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社が運営している「エン派遣」が行った調査によると、仕事でのストレスを感じる原因の1位が「同僚・後輩との人間関係」、第2位が「上司との人間関係」という結果に。
出典:エン・ジャパン株式会社
そのため、
- ストレスを感じている自覚がある
- 仕事関係の人と関わると疲れる
と感じている方は、精神的な疲労を蓄積してしまっている可能性があります。
2.仕事が合っていない
- 仕事内容が合っていない
- 今の仕事に興味がない
という場合にも、精神的な疲労感を感じやすい状態と言えます。
仕事は生活のためにも必要ではありますが、その中にやりがいや楽しみを見出すことでより成長しようという意欲が生まれ、頑張れるものです。
苦手なことややりたいことからは誰だって逃げたいと感じてしまうもの。
仕事なので多少やりたくないこともやる必要はありますが、
- あまりにもやりたいことからかけ離れている
- 体力や知識などの能力的に難しい仕事を任されてしまっている(努力ではどうにもならないことを任されている)
という場合には、業務内容を含め仕事を見直す必要があると言えます。
3.待遇や給与に不満がある
仕事においてモチベーションは大切です。心の持ちようによって、疲れやすさも左右されてしまうもの。
4.自信の喪失
自分のやっている仕事や仕事の質に自信が持てれば、モチベーションも上がり、仕事の効率もアップしやすくなります。
しかし、ミスや能力不足を指摘され落ち込んでしまったり、自信が持てないまま業務にあたってしまうと、
- この仕事をやっている意味がない
- 向いていないからやめたい
とネガティブな感情が生まれ、精神的に負担がかかってしまいやすくなるのです。
また、
と思うあまり、必要以上に神経を使い、精神的な疲れが溜まりやすくなることもあります。
精神的な疲れが身体的な疲れとなってあらわれることも
身体的な疲れは比較的回復しやすいと説明しましたが、
- 身体的な疲れがなかなかとれない
- だるさや頭痛など体の不調が続いている
という場合、身体的な疲れが直接な原因ではなく、精神的な疲れが体の疲れとなってあらわれてしまっている可能性があります。
体と心はつながっているもの。
そのため、
と楽観視してしまうと、結果なかなか疲れがとれず、仕事にもプライベートにも影響を及ぼす可能性もあるため、「疲れた」と感じるときには原因が何かを意識しましょう。
「疲れ」の原因を断つことが大切
疲れは休めば治ると思っている方も多いですが、
- いつも残業ばかりしている
- 精神的ストレスが常にある
と慢性的な疲れやストレスがある場合、なかなか休息をとっても回復せず、疲れが知らず知らずのうちに蓄積されてしまうことも考えられます。
仕事に疲れた時の対処法とやってはいけない行動
仕事に疲れたときの対処法
できるだけ疲れたと感じるタイミングでしっかりと、できることをやっておきましょう。
1.休暇をとる
特に
- 身体的な疲れが溜まっている
- ストレスで体に不調を感じる
という場合には、通常の休日だけでなく、有給休暇などを使い、休息をとることが大切です。
特に入浴は疲労回復効果のある入浴剤を使ったり、アロマ効果のある入浴剤を用いてリラックス効果を高めるなど、一工夫することで疲れをより取ることができます。
きき湯は良い。
ぐっすり眠れる作用も相まって、めっちゃキツい疲れがあっても翌日は何とか仕事ができるレベルまで回復している。炭酸カルシウム恐るべし。
— ごまもふ (@GomaMofu_gamer) September 1, 2020
2.一人で仕事を溜め込みすぎず力を抜く習慣を作る
- 仕事量が多い
- 残業が多い
など、明らかに仕事量が多いことで疲れてしまっているという場合、たとえ休日にしっかりと休息をとれたとしても、置かれている状況が変わらなければすぐにまた疲れが蓄積されてしまいます。
また、常に100%の力で長時間仕事をし続けることは誰にもできません。
そのため、
という意識を捨てることも大切です。
常に仕事に向かっていると、そのうち集中力が途切れてしまうもの。
3.ご褒美や楽しみを作る
ご褒美や楽しみの内容はなんだってOKです。
「週末に好きなアーティストのライブに行くために頑張ろう!」
「次の給与が入ったらご褒美に欲しかった〇〇を買っちゃおう!」
など、仕事を頑張る理由を作るようにしましょう。
仕事の為に起きた朝、まずは帰ってきたら何をするかを考えている。
何を食べるか、何して遊ぶか。
仕事で100%の体力を使い果たしてしまってそれが叶わない日も多々あるけど、終わった後のささやかな楽しみを自分で用意してあげる。
スーパーの特売の刺身でも冷たいコーラでもなんでもいい。— メンヘラSE(システムエンジニア) (@menheraSE) September 1, 2020
楽しみを作ることで、それまでに感じたストレスや苦痛も吹っ飛びやすくなるもの。
4.誰かに相談したり友達と出かける時間を作る
一人で悩んでしまうと、ちょっとした不満やストレスももやもやと残ってしまいがち。
5.自己分析を行い自分の魅力を知る
特に自信が持てないという場合には、なにをしても自分を責めてしまいがち。
しかし、今の職場ではなく、別の職場や新しい仕事をすることで能力が活かせることもあります。
たとえば、転職サイトではさまざまな自己分析ツールを利用できます。
出典:リクナビNEXT
リクナビNEXTではグッドポイント診断で自分の強みを見つけることが可能。
と思う方もいますが、転職をまだ考えていなくても、今の自分を見つめなおしたり、市場価値を知るために利用することもできます。
こちらの「【2020年】おすすめ転職サイト!転職5回全て年収アップの転職のプロが「絶対」におすすめしたい転職サイト比較ランキング」も参考にして、自分に合った転職サイトを見つけましょう。
6.適度な運動を行う
疲れが溜まりやすいという方の中には、運動不足が原因で体力が落ち、疲れやすい体になってしまっている方もいます。
特にデスクワークなどの方の場合、座っている時間も長く、血流が悪くなってしまいがち。
7.転職を検討する
転職することで、周りの環境が変わり、仕事がやりやすくなることもあります。
転職してすぐは慣れない環境の中で仕事をすることになるため疲れも溜まりやすくなりますが、人間関係や仕事内容で悩んでいる方の場合、なかなか自分では対処できないもの。
仕事に疲れた時にやってはいけない行動
1.衝動的に仕事を辞めてしまう
確かに精神的や身体的に疲れが蓄積し、限界がきてしまっている場合にはゆっくり休んで回復を待つことも大切ではありますが、次の転職先が見つかっていない状態で辞めてしまうことで、今度は先が見えない不安やストレスに悩んでしまう可能性もあります。
仕事に疲れ切ってしまっている状態では、なかなか正常な判断ができなくなってしまうもの。
2.暴飲・暴食をする
かえって体調が悪くなり、疲れやすい体になってしまう可能性もあります。
3.一人で考えすぎる
特に一人暮らしの場合、休みの日や仕事終わりに一人で過ごすことも多くなります。
もちろん自分を見つめる時間は大切です。
仕事に疲れた時は無理せず転職も視野に
仕事に疲れた時には休息や気持ちのリフレッシュを行うのが一番です。
仕事に疲れたり仕事を辞めたいと思ってしまうことに対して、
と思ってしまう方もいますが、仕事は自分だけではどうにもならないことも多く、どうしても現状を変えられない場合もあります。
まとめ
そして、仕事に疲れた対処法として、
- 休暇をとる
- 一人で仕事を溜め込みすぎず力を抜く習慣を作る
- ご褒美や楽しみを作る
- 誰かに相談したり友達と出かける時間を作る
- 自己分析を行い自分の魅力を知る
- 適度な運動を行う
- 転職を検討する
の7つを紹介しました。
一番大切なポイントは休息とリフレッシュを行うことにあります。
どんなに仕事を頑張っても、心身ともに疲れてしまっては意味がありません。