転職サイトやハローワークなど、転職に使う手段は多くあります。
転職サイトやハローワークによって、扱っている求人が違ったり、転職サポート体制が異なったりするため、どちらを選択すべきか悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、転職サイトとハローワークのどっちが転職に有利なのか、2つの違いや特徴など徹底解説します。
転職サイトとハローワークはどっちを使うべき?
転職サイトとハローワークはそれぞれ特徴が異なる
転職活動をしている方の多くは、転職サイトやハローワークなどを利用していると思いますが、転職サイトやハローワークをなんとなくで選んでいませんか?
と思ってしまう方も多くいます。
実際に転職者の中でも、「転職サイトを使った方が良い」という意見と「ハローワークを使った方が良い」という意見があります。
個人的には、転職サイト見ても良いけどハローワークに行った方が良いと思う。
入社して数ヶ月で辞めるのって、やっぱりよくは思われないから、プロの意見を聞きながら職場とか面接の対策をする方が良いと思うよ!
— ミスタードーナツ (@panda2525252525) May 13, 2020
自動車整備士の転職って
同業転職が多いのか、他業界の転職が多いのか分からないけど
転職サイトや転職エージェント使うべき。ハローワークでも求人見れるけど、お金かかってる分転職サイトの求人の方がしっかり書いてある。
行くの面倒くさいから転職エージェントで電話面談がこれから強い。
— 整備士転職ナビ@管理人 (@SEIBISHInavi) May 11, 2020
そのため、まずはそれぞれのメリット・デメリットを知ることが大切です。
転職サイトのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・自分のペースで転職活動を進められる ・求人の質が高い ・スキマ時間でも求人に応募できる ・スカウト機能がある ・転職ツールや転職ノウハウなどが豊富 |
・応募者が多く競争率が高い ・自分で求人検索やスケジュール管理などを行う必要がある ・求人を出している地域や業種・職種にばらつきがある ・希望に合った求人が見つけづらい |
求人情報の検索や応募、面接日の調整、選考準備など、基本的には検索から内定獲得まで転職活動を自分で進めることが前提となっています。
パソコンやスマートフォンから手軽に求人を検索できるため、在職中でも通勤時間や休憩時間を利用して、転職活動を進めることも可能です。
また、企業側が求人を掲載し、転職者を獲得するためには、転職サイト側に報酬を支払う必要があります。
転職サイトのデメリットとしては、自分自身の力で求人を検索したり、応募の管理を行う必要があり、労力がかかるということが挙げられます。
さらには、求人を出している業種や職種、地域などに偏りがあることも懸念点の1つです。
転職サイトによっては、
- 地方の求人が少ない
- 事務職や営業職が多く専門職が少ない
など、希望する職種や業種、地域によっては、利用している転職サイトの見直しが必要となります。
転職サイトには
- 総合転職サイト
- 専門型転職サイト
- ハイクラス専門転職サイト
など、さまざまな種類があります。
ハローワークのメリットとデメリット
ハローワークは、正式には公共職業安定所と呼ばれています。
国によって運営されていることが特徴の1つ。ハローワークでは求人を無料で掲載することができるため、大手企業だけでなく、中小企業なども利用しやすいという特徴があります。
場所によっては平日の夜間や土曜日も開いているところもありますが、利用できる時間が限られているため、転職活動をするために、時間を作る必要があります。
また、無料で求人を掲載できるところから、求人の質にばらつきがあるというところも欠点の1つと言えます。
実は、ハローワークではブラック企業が多いと言われています。
その理由として、企業側が無料で求人を掲載できることが挙げられます。
さらには、企業によっては自分のところの求人を良く見せようと、実際の業務内容や残業時間などと異なる求人を出しているところも。
ハローワークでは、転職サイトほど企業情報が提供されておらず、ハローワークだけの情報では不十分であることも多いのです。
そのため、企業のHPを確認したり、口コミ情報サイトなどを確認することが必要となります。
自分の希望に合わせて転職サイトとハローワークを選択することが大切
どっちを使った方が有利というわけではなく、それぞれ特徴が異なるため、
- 転職活動のスタイル
- 希望する職種や業種
- 希望する地域
など、自分の希望に合わせて、転職サイトやハローワークを選択することが大切です。
求人検索方法 | 総求人数 | 地方の求人の多さ | 求人の質 | 情報量 | 転職支援 | 利用がおすすめの転職者 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハローワーク | 訪問 インターネット |
〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | ・地元で働きたい方 ・職歴なしや未経験から転職を目指す方 ・転職サポートを受けたい方 |
転職サイト | インターネット 転職フェアなどのイベント |
△ 転職サイトによる |
△ | 〇 | 〇 | △ | ・自分のペースで転職活動を進めたい方 ・大手企業や中小企業で働きたい方 ・高年収や好条件の求人を目指す方 |
転職成功に導く転職サイトとハローワークの使い分けテクニック
ここからは、転職成功に導くための転職サイトとハローワークの使い分け方をご紹介します。
転職サイトとハローワークのどちらか1つに絞る必要はない
転職サイトとハローワークにはメリットもありますが、それぞれデメリットもあります。
転職サイトとハローワークを上手に使い分けるテクニック
それでは、実際に転職サイトとハローワークを使い分けるテクニックを見ていきましょう。
1.同じ求人を検索して求人の内容を確認する
転職サイトとハローワークの求人を見ていると、同じ企業の求人が見つかることがあります。
転職サイトとハローワークでは、利用している転職者の層が異なるため、利用者にあわせて応募内容や給与などの待遇を変えている場合があります。
企業側からすれば、安いコストで採用ができるならその方が都合が良いのです。
2.転職サイトのスカウト機能を利用する
多くの転職サイトでは、転職者の方から企業に応募できるだけでなく、転職サイトに登録しているプロフィールを公開することで、企業側からスカウトを受けることもできます。
時には、自分が思ってもいなかった職種や業種の求人のスカウトをもらうこともあるなど、自分では見つけられないような求人が見つかるため、自分の転職の幅を広げることができます。
スカウトの種類によっては、「面接確約」や「書類選考なし」などの特典がついていることもあるため、他の転職者よりも有利に選考を進めることも可能です。
スカウトを多くもらうためのポイントは、
- 自己PRや資格などのプロフィール欄をしっかりと埋めること
- 登録情報をこまめに更新すること
の2点です。
特に、登録情報の更新日が古いと、
- 転職活動を行っていない
- やる気がない
とみなされ、スカウトが来なくなってしまう可能性があります。
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3.なるべく多くの求人に応募する
転職サイトとハローワークの両方に同じ企業の求人が掲載されていることもあれば、どちらか一方にしか掲載されていない求人も多くあります。
スポーツにしろ、芸術にしろ、練習をしなくては上達はしません。それは、転職活動にも同じことが言えます。なるべく多くの選考を受け、面接に慣れていくことで、本来持っている魅力を引き出すこともできます。
また、実際に企業に足を運ぶことで、求人情報だけではわからなかった企業の魅力や、適職に気付くこともあります。
4.ハローワークで転職サポートや職業訓練を受ける
さらに、ハローワークでは、職業訓練を受けることもできます。
転職エージェントの利用も有利
転職サイトやハローワークを利用して転職活動を行うことも大切ですが、
- 転職のサポートをしっかりと受けたい
- 自分に合った求人を見つけたい
- 条件の良い求人を探したい
という方は、転職エージェントの利用もおすすめです。
転職エージェントでは、求人紹介や、履歴書や職務経歴書の添削、面接日の調整、給与交渉など様々な転職支援を受けることができます。
また、企業の内部情報を教えてくれるところもあるため、応募前に自分に合った企業かどうかを見極めることも可能です。
まとめ
という方もいれば、
という方もいます。
そのため、メリットとデメリットを理解した上で、
- 転職活動のスタイル
- 希望する職種や業種
- 希望する地域
など、自分の希望に合わせて、転職サイトやハローワークを選ぶことが大切です。