- 朝起きて仕事に行きたくないと思ってしまう
- 仕事を休みたい
など、仕事に行くのが憂鬱だという方も中にはいるのではないでしょうか。
やる気が出ない日や、仕事にどうしても行きたくないという日は誰にだってあるもの。
しかし、仕事が憂鬱という気持ちが続いてしまうことで、心身の不調を感じたり、仕事でのミスや失敗が増えるなど、仕事を続けていくことに影響が出てしまうことも。
憂鬱な気持ちはできるだけ早く解消した方が、自分の心身にとっても職場にとっても良いと言えます。
そこで、仕事に行くのが憂鬱な原因と憂鬱な気持ちを解消する対策をご紹介します。
仕事が憂鬱になってしまう理由
仕事に行くのが憂鬱なときにまずやるべきことは2つ
という場合には、仕事や心身にも支障がでてしまう前に、早い段階で解消をすることが大切です。
そして、やみくもに解決策を試すのは避けるべきです。
そのため、まずは
- 心身の状態をチェックする
- 仕事が憂鬱な原因を知る
という2つのことを行い、自分の今の状況と原因をしっかりと把握して行動をすることが必要だと言えます。
1.心身の状態をチェックする
「仕事に行くのが憂鬱」と思ってしまうことを「甘え」や「怠けている」と思ってしまう方もいますが、必ずしもそうとは言い切れません。
やばい、明日からまた仕事…憂鬱だ…
多分俺の憂鬱なんて甘えなんだと思う— とうま0128 (@bakatotuboy) June 19, 2016
心身の不調によっても、仕事に行こうとするモチベーションが低下し、何もする気力がわかなくなったり、うつ病などの精神病を引き起こしてしまったりする可能性もあります。
心身が健康でなければ、どんな方法を試してもなかなかうまくはいかないもの。
また、ストレスや疲れのチェックを行うことも重要。今心身に不調を感じていなくても、ストレスや蓄積されている場合もあります。
ストレスチェックは、厚生労働省が作成している「5分でできる職場のストレスセルフチェック」で行うことができます。
出典:厚生労働省
2.仕事が憂鬱な原因を知る
特に、ストレスや疲れが蓄積されているという場合、仕事内容や働き方、労働環境など今の仕事に何かしらの原因があります。
仕事に行くのが憂鬱になってしまう主な理由
ここからは、仕事に行くのが憂鬱になってしまう主な理由を紹介します。
1.通勤が面倒
- 通勤距離が長い(家から職場までが遠い)
- 満員電車が苦痛
- 雨で仕事に行くのがしんどい
など、天候や通勤距離などが原因で、通勤が面倒だと思ってしまい、仕事に行くのが憂鬱になってしまう方も多くいます。
雨で仕事向かうの憂鬱なのに
低気圧で頭痛もして顔がもはや
( 。ω 。)の状態— 様。 (@miipoyo1215) October 8, 2020
つい仕事内容や待遇ばかりに目を向けてしまいがちですが、意外に通勤時間や距離も仕事を続けるためには大切な要素です。
特に最近では新型コロナの影響で、通勤をせずにテレワークで仕事ができるところも増えてきています。
2.今の仕事に合わない・関心が持てない
自分の好きな仕事であれば、仕事をすることへの楽しみやモチベーションを持つことができ、仕事に行こうという意欲も生まれますが、興味のないことや苦手なことは避けてしまいがちです。
- 今の自分の仕事が性格やスキルなどと合っているか
- 仕事に興味を持って取り組めているか
などを確認しましょう。
3.残業や休日出勤などオーバーワークになっている
残業や休日出勤などが多く、オーバーワーク気味になってしまうと、心にゆとりが持てず、ストレスや疲れもたまってしまいやすくなります。
プライベートの時間を楽しめるからこそ仕事が頑張れるものですが、残業や休日出勤が増えると、当然プライベートの時間も削られてしまうもの。
4.人間関係が悪い
職場では上司や同僚、部下などの社内の人間だけでなく、時には取引先の方や顧客などさまざまな年齢や性別、役職の方と関わる機会があります。
誰とでもうまくやっていければ問題はありませんが、人間だれしも性格や考え方の相違から相性があるものです。
実際に、エン・ジャパン株式会社が「エン転職」で行った調査によると、今までの職場で人間関係に難しさを感じたことがあると回答した人は全体の84%という結果に。
出典:エン・ジャパン株式会社
さらに、同アンケート結果で、人間関係が転職のきっかけになったことがあると回答した方は53%と半数以上。
出典:エン・ジャパン株式会社
このことから、働く人の多くが人間関係に難しさや悩みを抱えており、その悩みが深刻化することで、仕事に行きたくないという気持ちが強くなり、転職をする方が多いということが分かります。
5.仕事でなかなか成果が上げられない
仕事でどんなに頑張っても、それに見合った成果が上げられなかったり、評価してもらえなかったりする場合、仕事へのモチベーションが保てないもの。
6.仕事でミスや失敗をしてしまった
仕事でミスや失敗をしてしまうと
「上司から怒られるのでは?」
「同じミスを繰り返してしまったらどうしよう・・・」
など仕事に対する恐怖心や不安が芽生え、仕事に行こうとする気持ちを低下させてしまうことも。
はぁ…
仕事ミスって色んな人に迷惑かけた…
仕事憂鬱だ…— RunaWhite (@RunaWhite4689) August 12, 2020
すぐに気持ちの切り替えができればいいですが、切り替えできないことで、
と思ってしまい、次第に仕事に行けなくなってしまったり、仕事を辞めてしまう原因にもつながりやすくなります。
7.休み明けで気持ちが乗らない
できることなら、楽しいことや好きなことをして毎日を過ごしたいと考えている方も多いでしょう。
そのため、休み明けや連休明けになると、
- いつまでも休んでいたい
- 仕事をしたくない
という気持ちが強くなり、仕事に行くのが憂鬱になってしまいがち。
特に月曜日の朝や連休明けの朝に仕事に行きたくないと思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
仕事に対する拒否反応が起こってしまっている可能性もあります。
仕事が憂鬱なのは当たり前ではない
誰しも、できることなら仕事をせずに好きなことばかりをして過ごしたいもの。
そのため、仕事に行くのが憂鬱になってしまうのは当たり前と捉えてしまいがちですが、仕事に対する楽しみやモチベーションが持てていれば、仕事をしようという気持ちも自然とわいてくるもの。
憂鬱な気持ちを解消する方法
憂鬱な原因を「自分の問題」「労働環境の問題」「仕事内容の問題」に分ける
仕事に行くのが憂鬱な原因を詳しく見てきましたが、その原因が
- 「自分の問題」
- 「労働環境の問題」
- 「仕事内容の問題」
の3つのうち、どの問題に当てはまるかによって、対処法も異なります。
自分自身の問題なのに、仕事内容や職場を変えても、同じことを繰り返してしまうことになります。逆に、仕事内容や職場の問題は、自分の力だけでは解決できず、部署移動や転職をしなければ解決しない場合もあります。
憂鬱な気持ちを解消する方法7つ
1.休息をとる
- 入浴をする
- マッサージで体をほぐす
- 睡眠時間を確保する
など、休日の使い方を見直し、休息をしっかりととりましょう。
働き方や転職を検討する場合にも、心身が健康でないとなかなか冷静な判断ができず、仕事選びに失敗してしまう可能性もあります。
2.目標やご褒美を設定する
メリハリがないと、仕事をする意味を見出せなくなり、次第に仕事へのモチベーションが低下してしまいがちに。
- 日々のルーティーンワークを30分短縮する
- 取引先〇つに商品の提案依頼をかける
など、数や時間を意識した目標を立てるのがベストです。
目標を達成しても、何も自分にとって得がなければ、仕事へのモチベーションも低いままです。
- この目標を達成したら欲しかった〇〇を買おう!
- 1週間頑張ったご褒美に週末はスパに行こう!
など、目標に対してご褒美を作ることで、目標を達成する楽しみができておすすめです。
このアカウント、久しぶりに覗いたんだけど、相変わらず平和ですね
仕事頑張ったご褒美に韓ドラ観よう!みたいな毎日だったけど、今月入ってから忙しすぎて、気づいたら寝てて
早く忙しさから開放されたい〜〜— kia. (@ll25l5) October 8, 2020
3.プライベートの時間を楽しみにする
仕事を長く続けるためには、プライベートの充実も欠かせません。
- 友達と旅行に行く
- 映画鑑賞を行う
- 好きな歌手のライブに行く
など、仕事以外の時間の使い方を見直してみましょう。
プライベートを充実させることで、
という仕事をする目的にもつながります。
4.生活習慣を見直す
また、休日だからといって
- 起きるのが遅い、または夜更かしをしてしまう
- 暴飲・暴食を繰り返す
- 食事を抜く
- 無理なダイエットをする
など、不規則な生活をしてしまうことで、体のリズムが崩れてしまい、仕事の日の朝のしんどさにもつながりやすくなります。
自分が何に弱っているかを要素分解する。
日曜の夜に憂鬱になる人はただただ土日に生活リズム乱しているだけの可能性が高い。平日毎日憂鬱じゃない人は特にそう。
仕事に弱っているんじゃなくて、体調管理ができてないだけなので、金晩〜日朝の生活習慣改善すれば、仕事楽しいんだなって思えるよ。
— ただあき (@swa03291) May 28, 2020
特に休日は遅くまで寝てしまうという方も多いと思いますが、平日と休日の睡眠時間に差が出てしまうことで、体内時計が狂ってしまい、「時差ボケ」のような状態になってしまいます。
週明け起きるのが特につらいという方はこの時差ボケを解消することが大切。
2時間以上差が出てしまうことで、体内時計は狂いやすくなります。
5.職場の人や親しい友人とコミュニケーションをとる
そのため、職場の人や親しい友人など、周りの方とコミュニケーションをとることが大切です。
時には、自分では見えていなかった問題点や、自分の心身の状態や考えに気づける場合もあります。
という方も多いと思いますが、避けてしまうことで、より関係が悪化してしまう可能性も。
6.資格やスキルを習得する
- 仕事で成果が上げられない
- ミスや失敗をしてしまう
など、仕事内容に悩みがある場合、経験やスキルが不足している可能性も。
営業や事務など特別な資格が必要としない職種の場合、パソコンスキルを身につけるのが一番おすすめです。
7.転職をする
自分自身の問題であれば、意識ややり方を少し変えるだけでも改善に向かいやすくなります。
- 他の解決策を試しても改善されない
- 仕事に行くのが辛い
という場合には、周りの環境や仕事内容を変えるために、転職を検討することも1つの手段と言えます。
転職にはリスクが伴うものですが、今の仕事を続けても、将来的に自分のためになるとは限りません。
企業HPには載っていない求人を閲覧できたり、企業の方からスカウトされる場合もあります。
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仕事とプライベートのバランスをとることが大切
仕事に行き詰ってしまうと、仕事のことばかり考えるようになってしまい、仕事に行くのがさらに憂鬱になってしまいがちになります。
仕事がうまくいかないと自分を責めてしまいがちになりますが、今の仕事だけがすべてではありません。
どうしても仕事に行くのが憂鬱に感じてしまう場合には、環境を変えることも大切です。
まとめ
仕事に行きたくないのは甘えだと思わず、まずは冷静に
- 心身の状態をチェックする
- 仕事が憂鬱な原因を知る
の2つのことを行いましょう。
- 休息をとる
- 目標やご褒美を設定する
- プライベートの時間を楽しみにする
- 生活習慣を見直す
- 職場の人や親しい友人とコミュニケーションをとる
- 資格やスキルを習得する
- 転職をする
以上の7つの方法を試してみましょう。
特に仕事内容や労働環境の問題は自分1人ではできることが限られてきます。