- 仕事中あくびが止まらない
- 眠くて仕事に集中できない
など、仕事中に眠くなってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に週明けや休憩後は眠気を感じやすいものですが、眠気を感じてうっかり居眠りをしてしまったり、あくびをしてしまうことで、周囲からやる気がないと思われてしまう可能性もあります。
そこで今回は、仕事で眠くなってしまう原因と、辛い眠気を吹き飛ばすための対処法をご紹介します。
仕事でどうしても眠いという場合、思わぬ病気の可能性も。
眠気の原因を知り、早めに対処するようにしましょう。
仕事で眠いのはやる気がない?それとも病気?
仕事で眠いのは単にやる気がないことが原因ではない
仕事中、悩まされるのが「眠気」。
休み明けや昼休憩後に眠気がひどくて仕事にならないという方も中にはいるのではないでしょうか。
実際に、dodaが行った調査によると、「仕事中に眠くなることがある?」という質問に対し、「ない」と回答した方はわずか15%程度。全体の85%が仕事中に眠気を感じたことがあるという結果になっています。
出典:doda
体を動かす仕事であれば多少眠気も改善されますが、デスクワークなどだと、なかなか眠気は解消されないもの。
しかし、
と思い、多少眠くても無理に目を覚まそうとしてしまう方もいますが、間違った対処法をしても、眠気は改善されません。
なかなか眠気が解消されないという場合、思わぬ病気を引き起こしてしまっている可能性もあります。
仕事で眠気を感じる主な原因5つ
仕事で眠気を感じる主な原因は5つあります。
1.血糖値の上昇
昼食に炭水化物を多く摂取してしまうことで糖質過多になり、血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると、身体の中で血糖値を下げようとするため、結果的に急激な血糖値の変化が起き、眠気を引き起こしてしまいます。
そのため、
- 昼食にパンやお米ばかりを食べている
- 食事量が多い
など、炭水化物を多く摂取してしまっているという方は、仕事中に眠くなりやすい傾向にあると言えます。
2.二酸化炭素濃度の上昇
オフィスなどの室内では、人も多く、二酸化炭素量が多くなってしまいがち。
最近会社が忙しく、フロアに100人くらいいるんだけど全員朝から晩まで喋ってるから二酸化炭素排出量がたぶんやばいことになってて仕事してる間ずっと眠い。トイレとか行くとしゃきっとする。
— 伊勢靜 (@ShizukaIse) December 23, 2018
3.疲れやストレス
特に不安やイライラなどストレス状態が続くことで、脳が常に緊張状態になり、睡眠を確保しようと思っても、寝付けなくなってしまったり、途中で目が覚めてしまったりと、睡眠障害を引き起こしてしまう可能性も。
また、ストレスが多い環境に置かれてしまうことで、心身の不調をきたし、仕事への拒否反応が出てしまう場合もあります。
眠気が強く、どんなに眠っても眠い状態が続くという場合には、ストレスや疲れなどを感じていないかチェックしましょう。
出典:厚生労働省
簡単な質問に答えるだけでたった5分でチェックできます。
4.生活習慣の乱れ
夜更かしをしたり、徹夜などで睡眠時間が確保できないなど、生活習慣が乱れることによっても、眠気を引き起こす原因となります。
特に休日は、仕事がないと思って、羽目をはずしてしまいがち。
眠れないからアルコールの力を借りて寝ようという人もいますが、アルコールが分解することで生まれる成分が眠りを妨げてしまう効果をもっていることから、一時的に入眠できたとしても、すぐに起きてしまったり、熟睡できなくなってしまいます。
飲酒後は仕事などなどのパフォーマンスが悪くなる…眠い。怠い。モチベが低下。アルコール摂取を当分控えよ🤮
— 平沼 (@Tygnop) August 24, 2020
5.モチベーションの低下
- 仕事への興味や関心がない
- 適性に合わない仕事をしている
- 職場での人間関係が悪い
- 頑張りに見合った給与や待遇が望めない
- 残業や休日出勤などが多い
など、仕事内容や職場環境などに不満を抱いている場合、モチベーションが低下しやすくなります。
モチベーションが多少あれば、眠気があったとしても、集中して仕事に取り組もうと切り替えることができるでしょう。
眠くなってしまうことで、さらに仕事の質も速度も下がってしまい、周りからの評価も下がります。
睡眠障害やうつ病など病気を引き起こしている可能性も
と思われがちですが、ストレスや疲れなどの蓄積や、生活習慣の乱れによっても、睡眠不足に陥り、眠気を引き起こしてしまう場合もあります。
心身の状態が悪化してしまうと、なかなか普段の睡眠や生活習慣の見直しだけでは改善できなくなってしまいます。
辛い眠気を吹き飛ばすための対処法
ポイントは原因が「自分」にあるか「環境」にあるか
原因が分かったら、次は原因にあわせて対処を行うことが大切です。
たとえば、
- 血糖値の上昇
- 生活習慣の乱れ
などの原因は自分で生活習慣や食事内容を見直すことで、ある程度解消されます。
辛い眠気を吹き飛ばすための簡単な対処法
まずは自分でできる対処法を見ていきましょう。
1.カフェインやガムなどを摂取する
辛い眠気を吹き飛ばすための一番簡単な手段がカフェインを摂取したり、ガムをかんだりすることです。
また、ガムを噛むことも効果的です。噛むことで脳が活性化され、覚醒効果を高めてくれます。
2.適度に運動する
ずっと同じ姿勢で動かずに仕事をしていると刺激がなく、集中力も落ちてしまいがちになります。
眠気を感じた際には、体を適度に動かすということも大切です。
特にテレワークなどで陽の光を浴びずに暗い室内で仕事をしていると、体のリズムもくるってしまい、夜の睡眠を妨げ、昼間に強い眠気が出てしまう可能性もあるのです。
3.ツボを刺激する
体全体のツボを刺激するのは難しいですが、手や顔など仕事中でも簡単にできるツボ押しを知っておきましょう。
- 中衝(ちゅうしょう)・・・中指の人差し指側、詰めの付け根あたりにあるツボ。15秒から60秒程度、少し痛みを感じる程度に揉みましょう。
- 合谷(ごうこく)・・・人差し指と親指の骨が合流するあたりにあるツボ。強めに2~3秒程度指圧し、ジーンとするような痛みを瞬間的に感じたらOKです。
- 印堂(いんどう)・・・眉間の真ん中にあるツボ。少し痛みを感じる程度に押しましょう。
- 晴明(せいめい)・・・目頭のやや上あたりにあるツボ。押すというよりも、つまんで引っ張るようなイメージで優しく刺激しましょう。
このほかにも、眠気を抑えることができるツボはたくさんあります。
4.15分間仮眠をとる
眠気が強い場合、我慢して仕事を続けても効率は上がりません。
🐔仕事や勉強やってて眠い時の、最高の対処法!
それは、
寝ることです(:3_ヽ)_
ツボ押してみたり、エナジードリンク飲んでみたりと色々方法はありますが、
『思い切って寝る』というのが、いちばん有効的で効率的な対処法です。
正直、眠らまいと努力するのは労力の無駄だと思ってます😵
— すぐる@吃音(きつおん) (@suguru_sugu_log) March 24, 2019
また、30分以上仮眠をとってしまうと、深い眠りについてしまい、逆に覚醒しにくくなってしまうため、深く入眠する前に起きることもポイントです。
5.生活習慣を整える
生活リズムが崩れ、睡眠不足に陥っているという場合、生活習慣を整えることが大切です。
一般的に、平日と休日の起床時間に2時間以上の差が出てしまうと、生活リズムが崩れやすくなります。
6.顔や首を冷やす
眠気を吹き飛ばす方法として、顔や首などを冷やして刺激を与えるのもおすすめです。
7.メリハリをつける
仕事中眠くなってしまう原因に
- 単調な作業で飽きてしまう
- 仕事内容に興味を持てない
など、仕事に飽きてしまうということも挙げられます。
そのため、メリハリをつけるよう、努力することも大切です。
- 1日の目標を設定する
- 時間を区切る
- 1時間に1回は離席してリフレッシュする
など、仕事をだらだらと続けるのではなく、メリハリをつけることを意識しましょう。
朝苦手過ぎて毎日11時起床笑
2度寝したい〜
ベッドからでれないーあぁ今日も午前中無駄にした…
と思う時多いけど、全く問題ない!
眠い状態でダラダラ仕事するより、
シャキッとして夜まで仕事した方が
生産性高い。メリハリ大事^_^
— けーさん🍋@21歳でも月収400万 (@k_san_eng55) August 10, 2020
と責任感の強い人ほど、メリハリをつけにくくなってしまいますが、仕事をだらだらと続けることでかえって能率が下がり、仕事の質が落ちてしまう可能性も。
それでも改善できない場合は仕事内容や職場の見直しを
前述したように、仕事中に眠いと感じる原因が「自分」にあるのか「環境」にあるのかによっても、対処の仕方が変わります。
特に仕事での給与や待遇、人間関係の悪化などは、自分では対処できないことも。
原因を放置したまま同じ仕事を続けてしまうことで、ストレスや疲れが蓄積され、心身の状態が悪化してしまうことも考えられます。
まずは自分のキャリアプランを考え、今の仕事を続けていくべきかを検討しましょう。
と思う方もいますが、興味のない仕事をしたり、ストレスや疲れが溜まったまま今の仕事を続けても、自分にとってプラスにはなりません。
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転職サイトによって、扱っている求人やサービスも異なります。まずは使ってみて、自分に合った転職サイトを見つけるということも、転職成功のカギと言えます。
まとめ
仕事で眠いと感じるのはやる気がないからと思われがちですが、眠気を感じる原因はさまざまです。
- 血糖値の上昇
- 二酸化炭素濃度の上昇
- 疲れやストレス
- 生活習慣の乱れ
- モチベーションの低下
たかが眠気と思わずに、眠くなってしまう原因を知り、適切に対処する必要があります。
また、眠気を感じる原因は、「自分」と「環境」に分かれ、自分だけでは対処できない場合もあります。