「仕事が遅い」理由は自分のせいだけじゃない!?仕事が遅い原因と仕事を早くするための7つの改善ポイント

スキルや経験、性格などによって、仕事の早さも異なるもの。

要領よくこなす人もいれば、仕事がいつまでたっても終わらないという人もいるでしょう。

仕事が他の人よりも遅いことで、上司や先輩から怒られてしまったり、周りから「仕事ができない」と不名誉なレッテルを貼られてしまうことに悩む方もいますが、仕事が遅く、上手くいかない原因は自分のせいだけとは限りません。

実は仕事内容や職場など、自分ではどうにもできないところで、仕事が上手くいかなくなってしまっている可能性も十分あり得るのです。

そこで今回は、仕事が遅い原因と、仕事を早くするための7つの改善策をご紹介します。

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  • 仕事がなかなか覚えられない
  • 仕事が就業時間内に終わらない

と悩んでいる方は、原因が何かを考え、仕事がやりやすいように改善していくことが大切です。

「仕事が遅い」のはなぜ?

「仕事が遅い」原因は自分にあるとは限らない

仕事では成果や質ももちろん大切ですが、「仕事の早さ」も時として重視されます。

1つの仕事を正確に早くこなすことで、他のことにも時間を割けるようになり、新しい仕事ができるようになったり、残業をなくしプライベートの時間を確保できるようになることもあります。

そのため、「仕事が遅い」ことで悩む方は少なくありません。

任された仕事を期限までに終わらせられないことで、上司や先輩から叱責されてしまったり、仕事上での評価を大きく落としてしまうこともあります。

しかし、仕事が遅い原因を

  • 要領が悪いから
  • スキルが足らないから

など、自分のせいだと捉えてしまい、自分を責めてしまう方もいますが、仕事が遅い原因は必ずしも自分のせいだけとは限りません

仕事内容や労働環境などによって、自分の能力を上手く発揮できず、仕事を要領よくこなすことができなくなってしまう可能性もあるのです。
そのため、仕事が遅いからといって、自分の能力不足だと諦めてしまう前に、まずは原因を探り、できることから改善していくことが大切と言えるでしょう。

仕事が遅い原因が「自分」にある場合

まずは、仕事が遅い原因が「自分」にある場合です。

人は変えることができませんが、自分の仕事への意識は変えることができます。

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考え方を少し変えるだけで仕事がもっと楽にこなせるようになることもあるため、原因がどこにあるのかをチェックしていきましょう。

1.仕事内容をよくわかっていない

新人に多いのが「仕事内容がよく分かっていない」ということです。

事務職やサービス職など、どんな仕事であれ、1つの業務だけをこなせばいいという仕事はなく、1日に複数の仕事をこなす方も多いでしょう。

時には差し込みで急ぎの仕事を任されることもあるなど、常に優先順位を意識して複数の仕事をこなしていく必要があります。

しかし、仕事内容がよく分かっていないことで、何を優先していいのかわからず、やらなくていい作業をしてしまったり、重要な仕事を後回しにしてしまうなど、仕事が遅れる原因となってしまうのです。

また、仕事内容をきちんと把握していないということは、1つの1つの作業をしっかりと覚えられていないということになります。

作業のやり方や内容を思い出すために都度メモやマニュアルを見返していては、その分作業にも時間がかかってしまい、依頼者が想定する時間内におさまらないことも。

たとえばレジ打ちでも、適当にボタンを押せばいいというものではなく、必ず手順があります。

しかし、押すボタンを間違えたり、手順を間違えてしまったりすることで、エラーが起きてしまい、再度バーコードを読んだり、数字を打ち込むなどの作業をやり直さなければいけなくなります。

効率を意識するためには基礎が大切です。

まずは仕事内容や手順などがきちんと覚えられているかどうかを確認しましょう。

2.時間の意識ができていない

スケジュール管理が苦手という方も多いのではないでしょうか。

仕事では複数の案件を同時にこなさなければいけないことも多く、1つの1つの作業を完了させるためにも、時間配分を意識することも必要になります。
そのため、1日にやらなければいけないことが3つあるのに、1つの仕事に半日以上費やしてしまうことで、他の仕事ができる時間もその分少なくなり、どんどんスケジュールが遅れてしまうという事態に陥ってしまいます。

1つの仕事に集中することももちろん大切ですが、ダラダラと仕事をするのではなく、時間を意識して仕事をすることも大切。

やらなければいけない仕事がいつも就業時間内に終わらないという場合には、1つの仕事にどのくらい時間をかけているのかを確認し、時間を意識して仕事ができているかどうか見直しましょう。

3.すべて自分でやろうとしている

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任された仕事はすべて自分でこなさなければいけない!

と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

もちろん任された仕事をこなすという意識を持つことは大切ですが、業務量やスキルなどによって、任されている仕事すべてをこなすことが難しい場合もあります。

会社にとっては、仕事は誰がやるかが重要ではなく、スケジュール通りに滞りなく進められることが大切です。
そのため、今自分が受け持っている仕事量をきちんと把握し、できるかどうかの判断をすることも時には必要と言えます。
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すべて自分でやらなきゃと思い込み仕事を抱え込んでしまうことで、ミスや失敗が増えたり締め切りに間に合わないことで、かえって迷惑をかけてしまうこともあります。

4.完璧に何でもこなそうとする

完璧主義や責任感が強い人ほど、

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仕事を完璧にこなさなきゃ!

という意識が強くなるあまり、1つの仕事に時間をかけすぎてしまうことも。

もちろんミスや失敗がなく、完璧な仕事をするにこしたことはありませんが、そこまで完璧を求められない優先度が低い仕事もあるため、すべてを完璧にこなそうとする必要はありません
むしろ時間をかけすぎてしまうことで、他の仕事ができなくなってしまい、自信を失ってしまったり、周りの評価を落としてしまう恐れもあります。

5.常に余裕がない

ミスや失敗を恐れたり、上司や先輩など周りの目を気にしてしまうことで、仕事上で余裕がなくなってしまう方も。

余裕がなくなってしまうことで、必要以上に焦ってしまい、ミスや失敗を引き起こしてしまったり、仕事に集中できなくなり、効率が落ちてしまう可能性もあります。

集中して仕事を確実にこなすためには、心に余裕を持つことも大切です。

落ち着いて仕事をすることで、集中力が上がり、トラブルが起きても冷静に対処ができるようになります。

いつも心にゆとりがないという場合、焦ってしまう原因を探ることも必要と言えます。

仕事が遅い原因が「仕事」にある場合

仕事が遅い原因が「仕事」にある場合、「自分」に問題がある場合とは異なり、原因が分かっても対処法が限られてしまうこともあります。

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特に労働環境などが原因で、仕事の効率が悪くなってしまっている場合には、仕事の見直しを行うことも必要と言えるでしょう。

1.仕事量が多い

  • 残業が多い
  • 任された仕事が終わらない

などによって、仕事が遅いと感じてしまっている場合には、注意が必要です。

任されている仕事が極端に少なく、周りと比べても明らかに仕事が終わらないというようであれば、自分のスキルや仕事のやり方を見直すべきと言えます。

しかし、仕事量が明らかに多いという場合、仕事が遅いのではなく、そもそも任されている仕事量が多いという可能性があります。

その場合、どんなに仕事を頑張っても仕事が終わらないのは当たり前と言えるため、自分の任されている仕事量が適切かどうかを確認しましょう。

2.周りから過度なプレッシャーをかけられている

仕事を効率よく集中して行うためには、仕事をする環境や心の余裕も大切です。

落ち着いてやればできることも、

  • 絶対にミスをしないように
  • 〇日中に必ず仕上げて欲しい

など、過度なプレッシャーをかけられてしまうことで、

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終わらなかったらどうしよう・・・

と不安になってしまい、焦りや緊張感でかえって集中力がなくなり、ミスや失敗が増えたり、仕事が進まなくなってしまう原因にもつながります。

3.人間関係が悪い

仕事上での悩みやストレスの原因となりやすいのが、人間関係です。

人間関係が悪く、上手くコミュニケーションがとれないことで、仕事で何か分からないことがあっても、

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聞きづらいし自分で解決しよう・・・

と思ってしまう傾向に。

自分で頑張って何とかなる問題であればいいですが、すぐに質問して解決できるようなことを自分一人で抱え込んでしまうことで、仕事の進みが遅くなってしまうこともあります。

また、人間関係が悪化していると、職場の雰囲気も悪くなり、職場の士気も下がってしまいやすくなります。

ストレスやモチベーションの低下の原因となってしまう恐れもあるため、人間関係をよりよくすることも、自分の能力を最大限発揮するためには大切と言えるでしょう。

4.昇給や昇格などが期待できない

モチベーションの低下も、仕事の進みに悪影響を与えてしまいがちに。

昇給や昇格など、仕事の頑張りが正当に評価されれば、仕事を頑張ろうとする意欲も向上しますが、どんなに頑張っても昇給や昇格が見込めないという場合、モチベーションはなかなか上がらないものです。

「仕事が遅い」と悩むことで心身に影響を及ぼすことも

仕事が遅いことは、仕事だけの問題ではありません。

「仕事が遅い」と悩み、自分を責めてしまうことで、ストレスや不安が蓄積され、心身に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるのです。

仕事がうまくいかなかったり、上司や先輩から仕事が遅いことを注意されたりすることで、自信が失われてしまい、

man

「自分はダメな人間だ・・・」

「社会人失格だ・・・」

と考えてしまう方も。

心身的に疲労感が溜まることで、うつ病などの精神病を引き起こしてしまう恐れもあるため、心身に影響を及ぼしてしまう前に、仕事が遅い原因を突き止める必要があると言えます。

仕事が合わない場合には仕事の見直しを!仕事を早くするための改善方法

仕事が遅い場合の改善方法7つ

仕事が遅い原因が分かったら、原因を改善していく必要があります。

やみくもに仕事に打ち込んでも、仕事のやり方や周りの環境を変えないことには、なかなか仕事は早くならないもの。

原因を突き止めたからといって、すぐに仕事が早くできるようになるわけではありません。
まずはできることから少しずつ始めることが大切です。
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仕事が遅い場合の改善方法を7つご紹介します。

1.仕事の優先順位を決める

前述したように仕事が遅い方の中には仕事内容がよくわかっておらず、やらなくてもいい仕事に時間を割いてしまい、優先度が高い仕事を後回しにしてしまうという方もいます。

そのため、まずは仕事の優先順位を決めるところから始めましょう。

自分が今持っている仕事をすべて書き出し、締め切りがあるものやその日にやらなければ困ることに印をつけ、優先度の高いものから対応を行いましょう。

また、優先順位が分からないという場合には上司や先輩から指示を仰ぐことも大切です。

特に入社1年目の方は、仕事の全体像が上手くつかめていないことも多いです。

自分で思っている優先度の高い業務と、実際の優先順位が異なる場合もあるため、最優先事項などを確認しましょう。

これは差し込みで仕事が入った場合にも有効です。

仕事を任されたタイミングで、今の自分の業務を一度整理し、もし差し込み業務を優先することで、他の業務が滞ってしまう場合には、

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「〇〇の仕事は明日でも大丈夫ですか?」

「どちらの仕事を優先してやるべきですか?」

など、確認をしておきましょう。

上司や先輩であっても、すべての仕事を把握しているとは限りません。

そのため、

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これくらい任せても大丈夫だろう

と軽い気持ちで依頼をしている場合もあります。

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任された仕事は絶対!

と無理してしまうことで、大きなミスを引き起こしてしまう可能性もあります。

自分の業務を把握した上できちんと相談するということも、仕事を一人で抱えないためのポイントと言えます。

2.スケジュール管理をする

優先順位が決まったら、スケジュールを設定して管理を行いましょう。

仕事では複数の業務を同時進行することもあります。

1日で終わる仕事ばかりではないため、締め切り日を意識し、期日までに間に合わせようという意識をすることが大切です。

たとえば、8時間かかる仕事を後回しにしてしまい、締め切り日当日に焦っても、その日の業務中に終わらせることはできません。

仕事量を把握した上で、

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5日後が締め切りだから、2時間ずつ時間をとって当日は最終確認しよう

と計画を立てるようにしましょう。

3.自分のキャパシティやスキルを正しく把握する

仕事が遅い方の中には、自分のスキルやキャパシティを正しく把握できていない方も多くいます。

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これぐらい余裕でできる!

と思って油断してしまっていると、差し込み仕事などで時間をとられてしまい、締め切り日に焦ってしまう・・・なんてこともあり得ます。

仕事量や仕事の難易度などを確認し、自分だけで対応可能かどうかを判断することも社会人として必要なスキルと言えます。

もし自分一人で対応できない場合には、早めに上司や先輩に相談し、協力を仰ぐようにしましょう。

4.周りの人とコミュニケーションをとる

仕事を早くするためには、周りの環境も大切です。
人間関係が悪く、コミュニケーションがとれないと、仕事の相談もしづらく、集中して仕事に臨むことができません。

そのため、周りの人とコミュニケーションをとって、いつでも協力できるような関係を築くことも重要。

苦手な人や嫌いな人ももちろんいるとは思いますが、仕事上で関わりを持たなければいけないこともあります。

挨拶など最低限のコミュニケーションをとり、人間関係を良好に築けるよう努めましょう。

5.完璧を求めすぎない

仕事では時に妥協をすることも大切です。

完璧に仕上げたいと思うあまり、時間を取りすぎてしまうことで、他の業務がおろそかになってしまう恐れもあります。

ミスや失敗をしないことももちろん大切ですが、時間内に終わらせるということも時には必要です。

取引先企業に、

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3日後に必ず納品します!

と言っていたのに、納品ができないということがあれば、取引先にも迷惑をかけてしまうということになります。

完璧主義は長所でもありますが、時として短所にもなります。

完璧を求めすぎるのではなく、まず仕事を覚え、自分の仕事を終らわせるということを意識しましょう。

6.待遇や仕事量などについて上司に相談する

自分の問題は、自分が少し仕事のやり方や捉え方を変えるだけで改善できます。

しかし、職場での待遇や仕事量に問題がある場合、自分で解決しようにもなかなか解決できないのが実情です。

そのため、待遇や仕事量が問題で、仕事が進まないという場合には、上司に待遇改善などを求めることも大切です。

自分の今の仕事を整理した上で、自分のスキルや経験と照らしあわせ、明らかに仕事量が多かったり、自分のスキルと見合わない難しい仕事が任されているという場合には、業務の振り分けを変更してもらえるよう打診しましょう。

7.転職をする

人間関係の悪化や過度なプレッシャーなど労働環境が悪く、自分では対処できないという場合には、転職をして環境を変えることも1つの方法と言えます。

自分は変わることができますが、人は変えることができません。

そのため、将来性がなく、今の職場にいることで仕事が上手くいかないという場合には、自分から働きやすい環境に移動するということが重要です。

特に、仕事が遅いことで自分を責めてしまい、心身の不調を引き起こしてしまっているという場合には、なるべく早く原因から離れるということが必要となります。
転職活動をして、自分に合った仕事を見つけるようにしましょう。

転職活動を効率よく進めるためには、複数の転職サイトを登録し、転職サイトを使いこなすことがポイント。

転職サイトによって、スカウトサービスや自己診断ツールなど利用できるサービスや扱っている求人も異なります。

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特定の転職サイトにしか掲載していない独占求人もあるため、自分の希望に合った求人を隈なくチェックするためにも、転職サイトは3~5社登録しておくとよいでしょう。

転職サイトの選び方のポイントやおすすめ転職サイトランキングはこちらからチェック。

できることからコツコツこなすことが大切

やみくもに仕事をしても、原因をなくさない限りは、なかなか仕事は早くはなりません。

むしろ焦って仕事をしてしまうことで、ストレスや疲れが溜まり、心身に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

仕事を早くこなせるようになるためには、自分や仕事のことをしっかりと把握し、落ち着いて仕事をすることです。

まずは仕事の整理やスケジュール管理などできることからコツコツ始め、もしそれでも改善しない場合には転職を検討するようにしましょう。

まとめ

仕事が遅いことで、上司や先輩から怒られてしまい、自分を責めてしまう方もいます。

しかし、仕事が遅いことには原因があり、必ずしも自分が悪いとは限りません

そのため、まずは仕事が遅い原因を探ることが大切です。

仕事が遅い原因が「自分」にあるのか、「仕事」にあるのかを突き止め、できることからやっていきましょう。

そして、仕事が遅い場合の改善方法は7つあります。

  1. 仕事の優先順位を決める
  2. スケジュール管理をする
  3. 自分のキャパシティやスキルを正しく把握する
  4. 周りの人とコミュニケーションをとる
  5. 完璧を求めすぎない
  6. 待遇や仕事量などについて上司に相談する
  7. 転職をする
自分が今持っている仕事を整理したり、周りの人とコミュニケーションをとりつつ、仕事を進めるようにしましょう。

それでも状況が変わらない場合には、転職をすることも1つの手段と言えます。

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自分の能力が最大限発揮できるところで仕事を行えるよう、転職して周りの環境を変えるようにしましょう。

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