- 急な発熱や頭痛で仕事を休みたい
- イベントや手続きなどの関係で仕事を休みたい
など、仕事を休みたい理由はさまざまです。
事前に分かっている予定なら調整をつけることも可能ですが、特に体調不良や突然のトラブルなど、前日や当日に休まなければいけない理由もあり、やむを得ず休みをとるという方も多いのではないでしょうか。
仕事を休みたいというときに気になるのが、どう理由を伝えればいいのかということです。
インフルエンザなどの感染病やお葬式など絶対に休まなければ理由であれば伝えやすいですが、ちょっとした体調不良や私的な用事の場合にはなかなか伝えづらく、周りのことを考えてしまい、休めない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、仕事を休むときの最低限のマナーと、仕事を休む理由の上手な伝え方を解説します。
仕事は休んでもいい?
前提として仕事を休むことは悪いことではない
仕事では決められた日数や業務をこなすことで給与をもらっています。
仕事を休む理由は人それぞれで、休む判断も自分で行うため、休む際の基準もその人によって違うもの。
実際に、気にせず休んでしまうという方もいれば、休むかどうかの判断が難しいという声も。
朝起きたら遅刻確定だったから
仕事を休む理由なんてそれだけで十分よ— フルートP@ (@Flute_ch) September 2, 2020
足の爪切ったら深爪し過ぎて歩く時痛いんだけどこれって仕事休む理由になりますか?ならないですか?笑
切り過ぎた私が悪いのは百も承知だが痛いんだもの。りいを— りいちゃんまん🐰👒 (@ri_i_chanman_x) August 31, 2020
たとえ体調不良や特別な事情がなかったとしても、どうしても気持ちがすぐれず、仕事に行きたくないときには誰だってあります。
と思ってしまいがちですが、
- 仕事がどうしても辛い
- 仕事にどうしても行きたくない
と思うのは気持ちが弱ってしまっているということ。
仕事をするにも何をするにも体と心が資本なので、休みたいと思った時には休むことを選択することも自己管理の一環です。
仕事を休む際の最低限のマナー
どうせ休むのであれば、安心した状態でしっかりと休んでおきたいもの。
1.連絡は少なくとも始業の10分前までには入れる
自分の体調不良や子どもの発熱など、当日に突然休まなければいけなくなることもあります。
特にサービス業などの仕事の場合、想定していた役割分担や休憩時間などを変えなければいけないこともあります。
また、就業時間直前になっても出勤してきておらず、連絡がとれないという場合、
と上司や同僚の方から心配されてしまう可能性もあります。
ただし、あまり早い時間に連絡をしすぎてしまうと、逆に会社内に誰もいないということも考えられます。
2.連絡手段は事前に確認しておく
電話での連絡は相手に伝わるというメリットがありますが、確実に誰かに電話に出てもらう必要があるため、連絡ができる時間が限られてしまうというデメリットも・・・。
その点、メールやチャットなどの連絡する場合、どの時間に連絡としたとしても文字として残るため、時間を選ばず連絡することができ、連絡をしたという証拠を残すことができます。
3.仕事を休む理由と復帰の目処を伝えておく
仕事を休む理由にとって、復帰できる時期もバラバラです。
たとえば、ちょっとした発熱や頭痛などの体調不良であれば1日で回復する可能性もありますが、高熱や感染症などが疑われる場合、数日休みを取らなければいけない場合もあります。
また、復帰の目処が分からない場合、
- 病院に行ってからまた連絡します
- 夕方に様子を見て明日以降のことを決めさせてください
など伝えておくと、職場の方も対処しやすくなります。
4.引継ぎはしっかりと行う
体調管理は社会人の一番の仕事だし、休むときに信頼して任せる相手がいる、頼める、と言うのも仕事のうちだし、まあ、なんだな…
きちんと後を引き継ぐというお仕事がなされることを望む
引き継ぎ大事!— ハシビロさん (@HashibirokouSan) August 28, 2020
特に取引先の方との約束や今抱えている業務の締め切りなどについてはきちんと報告しておくことが必要になります。
一番危険なのは、
と思ってしまい、何も引き継ぎや報告をしないことです。
対処してくれると思っていても、誰も予定に気付かずに取引先などに多大な迷惑をかけてしまうこともあります。
また、何も引き継ぐことがない場合にも、
と伝えておくとより親切です。
5.休み明けにはしっかりと挨拶と状況確認を
忘れてしまいがちなのが、仕事を休んだあとのマナーです。
直接的に迷惑がかかっていなかったとしても、少なからず心配や負担はかけてしまっているものです。
日頃の仕事の管理も重要
体調管理は社会人なら当たり前とも言われていますが、元々体質的に病気になりやすい人もいれば、毎日健康的に過ごせる人もいます。
どんなに気を付けていても体調不良になることもあるため、体調不良で仕事を休んでしまうことに関しては気にしすぎてしまう必要はないのです。
いざ休もうと思っても、
「あれ?あの業務の締め切りいつまでだったっけ・・・」
「取引先との約束がいつ何時に入れたか思い出せない・・・」
となってしまうと、自分も困るだけでなく、周りの人にも迷惑をかけてしまうことになります。
おすすめは、前日の就業終わりに明日のTo Doを作ることです。
状況別!仕事を休むときの理由と伝え方
仕事を休む理由は正直に言うべき?
仕事は休んでもいいとお伝えしましたが、理由によってはなかなか休みを申し出にくくなったり、理由を伝えたくない場合もあります。
と思う方も多いのではないでしょうか。
有給休暇は働く人の権利。本来なら働くべき日を勝手に休んでいるというわけではないため、理由を伝える必要はありません。
その場合、
と周囲から不興を買ってしまうこともあるため、注意が必要です。
そのため、理由はなるべく正直に伝えるべきですが、
- 精神的な不調でどうしても仕事に行きたくない
- 寝坊してしまったことをばれたくない
- 転職の予定や趣味のイベントなど急な予定が入った
という場合には、正直に理由を伝えてしまうことで職場内での上司や同僚との関係性が悪くなってしまう場合もあります。
ただし、あからさまな嘘はバレてしまうもの。
特に身内の不幸は後々嘘がバレた際に印象が悪くなってしまうことも。
身内の不幸(嘘)理由にして仕事休む人嫌いだ。
お前何人殺してんねん。
俺絶対こういう嘘だけはつけない。
本当にそうなったら嫌だから。— 大貫美世子(蒙古ひだびら子🐼 (@flamingooss) August 30, 2020
状況別!仕事を休む理由と上手な伝え方
仕事を休む理由として多いのが
- 自分の体調不良
- 家族の都合
- 冠婚葬祭
- 役所などの公的な手続き
- 業者の立ち合いなどプライベートな用事
の5つです。
1.自分の体調不良
- 発熱
- 頭痛
- 吐き気
など他の人に移してしまう可能性があったり、業務に支障をきてしまう場合には思い切って休んでしまうことも1つの選択肢です。
- 起きたら〇度の発熱があるため、お休みをいただけないでしょうか。
- ひどい頭痛と吐き気があり、本日は出勤できそうにありません。
など、出勤したいけれど、できないということを伝えましょう。
2.家族の都合
特に子どもの世話や親の介護などが必要な方は、家族の体調不良やトラブルで休むことも多くなります。
- 子どもが発熱し、今日は病院受診をするため、お休みをいただけないでしょうか。
- 母が体調が悪く看病したいため、お休みをいただいてもよろしいでしょうか。
3.冠婚葬祭
葬儀などは急に日程が決まることも多いですが、結婚式などは事前に決まっていることも多いため、なるべく早い段階で有給の申請を行うのがマナー。
- 急で申し訳ないのですが祖父が亡くなったため、〇日に〇〇県で葬儀があります。そのため、〇日~〇日の間休ませていただけないでしょうか。
4.役所などの公的な手続き
役所は平日にしか利用できないところも多く、生活のために必要なものです。
- 〇日に役所で住民票の移動の手続きがあるため、お休みをいただけないでしょうか。
- 免許証更新のため〇日にお休みをいただいてもよろしいでしょうか。
など、差支えのない程度で内容まで伝えておくと、会社の上司にも納得してもらいやすくなります。
5.業者の立ち合いなどプライベートな用事
時にはイベントや業者の立ち合いなど私的な都合でやむを得ず休む場合もあります。
- 家の修繕立ち合いがあるため、〇日はお休みさせてください。
- ガス点検の立ち合いが必要なため、お休みをいただけないでしょうか。
など、修繕や点検などの理由を伝えましょう。
どうしても仕事に行きたくない場合には・・・
体調不良や冠婚葬祭など理由があれば休みやすいものですが、中には理由がなく
「どうしても今日仕事に行きたくない・・・」
「仕事に行くのが辛い・・・」
と漠然と仕事を休みたいと思う方も意外に多くいます。
今日も雨です。
今日も仕事に行きたくない…
いつも以上に。
でも休む理由がないし休んだら怒られるので行ってきます。— さくら (@bYqt8OkJqWj7PYm) August 31, 2020
無性に仕事に行きたくない。
けど、休む理由が思いつかない。
・熱?→出勤停止になりそう
この時期ヤバい
・子どもの体調不良?→上記と同じ
あと、バレたとき『これだから子持ちは』ってなりそうで主義に反する。
・電車止まった→止まってない休む理由すら選択肢ないなんて(;つД`)
— 肝試し放課後児童支援員 (@fOMBxSVk7ReU1FJ) September 2, 2020
どうしても辛いけれど、休む理由がないから仕事に行く方も多くいます。
しかし、休める理由がないと思って無理をしてしまいがちですが、
- 仕事を休む理由をいつも探してしまう
- 休みたいくらい仕事をすることが辛くなってしまっている
という場合、心身が弱ってしまっているサインの可能性も。
ただし、その場合、理由をそのまま伝えてしまうと、余計な詮索をされたり、腫物のように扱われたりと、今後の職場での関係性に支障がある場合もあります。
精神的な疲れや体調の悪化が続く場合には転職や休職も検討を
1日から数日休むことで心身の不調がなくなればいいですが、仕事に行くのがそれでも辛いと感じる場合には、心身ともに疲れが限界に達してしまっている可能性もあります。
休職でしっかりと体を休めたり、転職で周りの環境を変えることで、気持ちや体が回復することもあります。
今の仕事が向いていないと感じたらまずは転職サイトに登録し、転職をする準備を進めると良いでしょう。
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まとめ
仕事を休む理由は人それぞれで基準も異なります。
- 連絡は少なくとも始業の10分前までには入れる
- 連絡手段は事前に確認しておく
- 仕事を休む理由と復帰の目処を伝えておく
- 引継ぎはしっかりと行う
- 休み明けにはしっかりと挨拶と状況確認を
仕事を休む際には基本的には理由をしっかりと伝えることが大切ではありますが、どうしても休みたいというときは休む口実を作り、休むことを優先することも重要です。
休んでもどうしても仕事に行きたくないという場合には、ストレスや疲れで心身ともに疲れてしまっている可能性も。
は本記事を参考に、仕事の休みたいときの対応策を学びましょう。